遊び人親子の日記

親子で綴る気まぐれ日記です。

サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼路を辿る⑴(母娘旅・2023年秋)

2023年11月13日 12時02分29秒 | サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼道を辿るツアー 2023年秋

 3年間のコロナ禍から、ようやく脱し、4年ぶりに、母の念願だった北スペインの

 サンチャゴ・デ・コンポステーラへ巡礼路の一つ「フランスの道」を東から西へと

 辿るツアーに(娘に付き添いを懇願し)2023年10月26日(木)〜11月4日(土)

 (10日間)参加してきました。  ↓巡礼者が目指すサンチャゴの大聖堂

    

 割と余裕あるツアーかなと思い参加しましたが、案外ハードでした。

 巡礼路に点在するガイド本などにはあまり載らない山の中の小さな村の小さな教会や

 修道院のロマネスク建築などを見学しながらの旅で、とても興味深く貴重な体験でした。

 詳しくは徐々に記録していくとして、まずは、ざっと大まかな行程を・・・

 1日目 10月26日昼前 羽田発→フランクフルト(ロシア上空飛べず遠回りし、14時間)

 フランクフルト乗り換え→スペイン・バスク地方の「ビルバオ」のホテルに深夜着(時差7時間)

      

 2日目 10月27日(金)午前、バスク地方、ピカソの絵画で有名な「ゲルニカ」の町へ(バス)

   

   ↑ 有名なピカソの「ゲルニカ」の壁画版(レプリカです)

   本物の「ゲルニカ」は10年前にマドリッドの美術館で鑑賞済みなので、サラッと・・・

         

        ↑ ゲルニカの議事堂 ・・・など見学後、サンセバスチャンへ向かう。

    

   今人気沸騰中の美食の街「サンセバスチャン」に到着後、バス駐車場から歩き

   橋を渡った場所にあるレストランでランチ♪

   名物ゲタリア産 チャコリーを飲みながら↓

         

      サンセバスチャン市街、バル通りなどを通りながら東から西へ向かい歩く

       bar街

   バル街が予想より空いていて静かでちょっと期待外れ、寂しかった。

   シーズンオフなので、お休みの店も多かったかな〜

   町外れまで歩き、フニクラに乗って「モンテイゲルド展望台」に登り、街を眺める

  

  ああ〜、コンチャ湾だ〜、、、母の長年の憧れの地「サンセバスチャン」の景色を

  バックに写真撮影。 でもこれでサンセバスチャンとはお別れ(涙)。

  バスでビルバオのホテルへ戻り、この夜は3件のバル巡り(飲み放題)の予定。

  でも、ランチですっかり満足したお腹に余裕がなくて、、、母娘ともに無念なり。

 1件目、ビルバオのバル案内にも乗っている「エル・ピンチート」で羊の串焼きと

     巨大なマッシュール焼き、満腹でも美味しかった。ビール、白ワイン

 2件目、名前は不明  既にお腹は限界だけど、仕方なく鱈の一皿とサラダを注文 白ワイン

 3件目、こちらも名前が不明(チーズとワインがウリのバルのようでした)

     凄い人気店、店内超小さく、ぎゅーぎゅーで息苦しいから、外のテーブルの

     小さな隙間を見つけ、バスク産イディアサバルチーズと赤ワインをいただく。

  (男性に人気のお店のようで、若いおじさんが内外に溢れ楽しげにワインを飲んでます)

   ここでついに母娘はギブアップ、酔い覚ましの散歩をしながらホテルに帰りました。

   気持ちのいい月夜でした。

3日目 10月28日(土)ビルバオ郊外の世界遺産「ビスカヤ橋(人、自転車、車の運搬橋)」

    川をを往復する体験 ↓     車や自転車と一緒に景色眺めながら川を渡る体験は面白い♪

      

  この後、再び、ビルバオ市内に戻り(バス移動)、「グッケンハイム美術館」見学 ↓

  

      

        

    解説付き鑑賞の後、自由時間もあり、館内を二人で楽しみ、お土産など買い物も。

   美術館の後は、バスで110km(1時間30分ほど)「サント・ドミンゴ・デ・カルサダ」の村へ

       

   村をそぞろ歩き、ランチはパラドール内レストランにて(美味)

  (隣の部屋には別の巡礼目的の陽気な団体さん、美味と美酒で盛り上がってました)

   ランチの後、歩いてすぐ近くにある目的の教会へ 

    

   鶏が奇跡を起こした逸話があり、現在も↓2羽の鶏が飼われているのが有名

        

   我々も白い鶏2羽を見上げてきました。↑

  小さなカルサダの村を後に、今夜の宿泊地ブルゴスへ向かう。

  夕刻、ブルゴスのホテル着。

  宿泊ホテルから、母娘で散歩がてら大聖堂外観を見たり街歩きをして、3日目終了。

 ※ ブルゴスは、11世紀にはフェルナンド1世の元、カスティーリャ王国の首都となる。

  カテドラル(ブルゴス大聖堂)↓ 1221年着工、仏・独ゴシックの影響受け16世紀完成。

    

 (セビーリャ、トレドのカテトラルに次いで第三の規模を誇り、スペインの三大カテドラルの一つ)

 4日目 10月29日(日)  ホテルから全員で歩いて、ブルゴス大聖堂に入場

             (現地ガイド、カルロッタさんの丁寧な解説が素晴らしかった) 

     ブルゴスの大聖堂内 ↓

      

       教会内はとても広く見どころは沢山ありましたが 省略します

       大聖堂横のサン・フェルナンド王広場↓  疲れ果てた巡礼者の像と共に

             

  サンタ・マリア門↓(14世紀に造られたアルランソン川沿いの城下町に入る門の一つ)

           

       ↑ マリア像と英雄6人の像(街の英雄「エル・シッド」も 右上)

 ブルゴス市内からバスで「サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院」へ。(58km 約1時間)

     (母がとても楽しみに期待していた回廊のある修道院)

     ・ロマネスクの傑作と言われるレリーフが残る回廊、博物館

     ・ミサでのグレゴリオス聖歌鑑賞   

     ↓手前が教会(ミサ)で、奥の建物に修道院回廊見学入り口あり

        

   ロマネスクの回廊

    

       

   「エマオへの旅」と呼ばれる像 ↓ ロマネスク彫刻の傑作とも・・・

           

        

        

          ↑  キリスト降下像(キリストの足の下にアダムの石棺とアダムの手?)

    見学始めた時は、とても混雑していたが、ランチタイムが近くなるにつれ

    見学者が徐々に減って、ゆっくり鑑賞出来て幸いでした。回廊のあとは

    説明を受けながら博物館を見学し、一旦自由行動。

    TDさん推薦の村の小さなお店で素早くお土産を物色し、教会に戻りミサへ。

    グレゴリオ・チャントは、修道士さんの高齢化と少数化が否めず、期待外れ、

    CDとの差が。。。

   (でも、ミサでのチョッと笑える状況が、後に皆さんと共有し合う話のネタに・・・)

    ミサの後、徒歩3分、村にあるレストラン↓で地元名物料理のランチを

        

   母が、ツアー中のランチで唯一完食出来たメニューで、美味しかった🎵

    (メニューや料理の写真など、詳しくはまたあらためて記録する予定)

  ランチの後、バスでブルゴスのホテルに戻る。

   (4日目の夕食は自由、なので母娘はホテルの部屋でゆっくり絵葉書を書いたりし、

   娘持参の味噌汁やおにぎりで胃腸を休ませるも、強者メンバーはTDさんと

   ブルゴスの夜の街に繰り出し、バル巡りをし、美味なる生ハムやワインを

   堪能したとのこと。)

 5日目 10月30日(月)ブルゴスからレオンへ バスで移動(180km 約2時間)

   レオン観光 ・大聖堂(ステンドグラスの美しさで有名)

         ・サン・イシドロ教会(ロマネスクのフレスコ画)

    レオンでは、この2カ所が見どころで「サン・イシドロ教会」の天井のフレスコ画

    を特に楽しみにしていたが、休館日とのことで鑑賞できず。かわりに  

    ガウディ建築の「カサ・ボティネス」を見学。

   「カサ・ボティネス」↓ 元々は織物業で成功した事業家兄弟が若きガウディに建築を発注し

   出来た建物。その後、色々変遷あり、最近まで銀行として利用されていたが、近年

   ガウディ建築の博物館として、リノベされ公開された。

   北スペインでは数少ないガウディ建築の一つ。

   

  後年のガウディのバルセロナにある建築に較べると真面目で面白味が少ないかな。

  ここから、レオンの街を歩いて、大聖堂→サン・イシドロ教会外観→街を横切り→ランチへ

      

   レオンはブルゴスより都会でオシャレな店もチラホラ、飲食店も沢山あります。

      

  レオンまで来ると巡礼路も残り1/3くらいかなあ、あちらこちらに巡礼路の印が・・・

  巡礼さんの姿もよく見かけるようになります。

    レオンの大聖堂↓ (13世紀半ば〜14世紀に建造、ゴシック様式の大聖堂)

          

  外観、建物自体に特別感はないが、正面の門中央の「純白のサンタ・マリア像」が有名

        

   巡礼者たちが、キスしたり帆立貝を擦り付けたりして傷ついてしまったそうで、

   現在、本体は美術館にあり ↑こちらはレプリカとのこと。

   レオン大聖堂は、なんといってもステンドグラス🎶で、色と数とが凄い。

           

      

          

    よくフランスのシャルトルと較べられるようだが、母は20歳代に見たシャルトルの

    ステンドグラスも、キレイだったという記憶しかなくて、、、較べようがない。

    レオン大聖堂のものは量的にも圧倒され、細かい細工も素晴らしく、

    日差しの動きと共に変化する彩りを、午前と午後とじっくり眺め較べてみたかった。

   (古い時期のガラスと比較的新しい時期のものとでは、細かさや色の深みが違います)

    現在、コツコツ修復を続けているそうで、小さな一枚一枚を丁寧に外し掃除するそうで、

    全て綺麗にするにはどれほどの時間と労力と費用がかかるのか、、、、気が遠くなります。

     レオン後編に つづく

 

   

  

  

   

     

   

  

  

 

 

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