38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

やっと雨、玉葱発芽。

2009年09月29日 | 農と暮らしの日記
玉葱の芽が出始めた。
ちょうど1週間前に地床に種を播き、それでとにかくこの乾燥極まった状況なので、燻炭を振ったり稲藁を被せたり、さらにその上から寒冷紗をべた掛けしたりして、連日たっぷり水やりもして。なんとか芽が出てきたけれど、まだまだ「揃った」とは言い難い。で、草もうれしそうに出てきたし。

苗床は今年初めて写真のような「横播き」のスタイル。
例年は人参や直播きの葱のように、畝の方向に4条か5条、20mとか40mとか一直線に播いていたのだけれど、今年は畝の方向に対して垂直に播いた。ここは約25mの畝で、1mほどの播き溝が約10cm間隔で畝の端から端まで並んでいる。手播きなので播くときの手間は余計にかかるけれど、計算してみたら、このほうが同じ本数の苗を立てるのに小さい面積で済むから。「バラ播き」が最も小面積だろうけど、草とりがどんなふうになるのか心配なので。




この玉葱は5~6月どりの中晩生のもの、何種類か。
種の会社の説明ではそれぞれ、貯蔵期間は「10月まで」「年内いっぱい」「3月まで」とあるけれど、うちではこれまでそんなにしっかり貯蔵できる状態に仕上げることができた試しがなく、どのみち貯蔵はあまり考えず、夏のうちにどんどん出していくことになる見込み。

なお、早生の玉葱(早春どりの葉つき玉葱)は今年初めて、苗を買うことにした。
葱類の苗は就農以来一度も購入したことはなく(葱に限らず、うちでは苗を買うということはほとんどない。たまに「これ余ってるんだけど…」というようなのを、予備として格安でもらってきたことはある)、すべて種を播いて苗を立ててきたのだけれど、この秋は乾ききった畑の面倒をみるのにこれまでになく時間と手間がかかり(主に朝夕の水やり)、それでなくても発芽に水の必要な玉葱は、種を播いてもどれだけ世話してやれるか今年は自信がなかった。9月上旬に思いきって種屋さんに電話、ちょうどいま播いているからということで、本数を言って予約した。



火曜、セットの最も多い曜日。小学校は今日も運動会振り替えの休み。
昨日は結局雨が降らず、「夜遅くに雨」と変更された予報もまた外れて朝まで雨のないまま。そんなのは織り込み済みで水やりはひと通りしてあるから、まあ焦ることはないが。
朝:6時すぎから昨日時間切れになっていたところの水やり、収穫、朝ごはん。
午前:10時まで水やりと収穫で2時間、セットづくりして11時半に新居浜方面の配達に真と一緒に出発。13時前に戻って昼ごはん。渚はひと足先に食べて友達と遊びに出かけた。

午後:3番目の人参の草ひき1時間。芽が出そろい、本葉がちらほら見える段階。
この月・火は小学校が休みで予報でも雨模様だというので、1時間ほどでも真とペーパークラフトしようと思っていたのに全然降らなくて、だけどちょっとくらい時間とろうと、家に戻って初めた蒸気機関車、これが難易度が高く苦戦。そうこうしているうちに真も友達が遊びに来たので、再び畑に出て人参の除草1時間。

17時頃から雨がしっとりと降り始め、畑も黒く湿ってきたので帰宅。
いよいよ秋雨前線が停滞しているらしい。予報ほどの雨は降っていないけれど、しばらくは曇りがちになるそうなので(あくまでも予報ですが)、この雨が秋の畑のベースになってくれるといいけど。土が乾ききっているから、あす少しでも日が差してくるともう元の黙阿弥になりそう。ま、とりあえず明朝の水やりは休んでもいいかな。照ってきたら、育苗床だけでも午前中に行ってこなきゃ。
(19時現在、まだしとしとと降ってます。とりあえず水やりは明日夕方以降かな)



<本日の野菜セット>例
茄子、緑茄子、長茄子、ピーマン、辛い唐辛子、オクラ、ゴーヤ、つるむらさき、空芯菜、人参まびき菜(8月播き)、里芋試し掘り、さつま芋試し掘り、などから。

<本日の配達BGM>
憂歌団「生聞59分」(Rec.1976)
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