38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

まんばの香り、冬到来。

2009年12月18日 | 農と暮らしの日記
まんば(萬葉)。
高菜の一種で、種袋には「三池高菜」と書いてある。「まんば」は西条、あるいは愛媛、香川あたりでの呼称らしく、しかし、その「まんば」といっても写真のように緑が強いもののほかに、赤みというか紫色が強く出ているものもある。このあたりの家庭菜園では、毎年こぼれ種から芽を出したものを苗にして移植栽培する人が多いのではないだろうか。うちはトラクタで耕耘してしまうせいもあるのだろう、こぼれ種から苗をとるという機会に恵まれず、毎年、種屋さんで種を買っている。

野菜セットにはまだほとんど入らない。
今日、畑で刈り取っていたら(まんばは株どりではなく、チマサンチュと同じように適当な大きさに育った外葉を順にかきとって春まで次々に収穫する)、もうあの独特の香りがした。ああ、冬が来たな、という香りだ。あくが強いので、茹でこぼしてあく抜きしてから煮物にする。油にも合うので、漬けて刻んで高菜炒飯にしたりするのは全国区だけれど、まんばといえば揚げと炊いたの、という人が西条には多いはず。お隣の香川では「まんばのけんちゃん」というらしい。



金曜。ほぼ終日の曇り空、そして冷たい強風。
朝:6時過ぎから荷造り、ごはん。
午前:8時過ぎに市街に出て保育園納品とスーパー出荷。戻って野菜セットづくり。ごはん。
午後:明日のJA感謝祭でまた石焼き芋をするので、ドラム缶など道具一式の搬出を事務局のみなさんと。現地での準備はお任せして、明朝出荷ぶんの収穫など。戻って調製、荷作り、17時にあがって机しごと。渚がバレーから帰って20時頃から晩ごはん。



それにしても、ようやくのこの寒さ。
師走なら当たり前の気温かもしれないけれど、さすがに日中も5℃前後、しかも風が強いのと日差しがないのとで、冬の到来を実感させられる。

土日はJA西条の本所(西条高校近く、水都市のあるところ)で感謝祭。
僕は今年も青年農業者協議会で石焼き芋出店です。両日とも9~15時。水都市ではなく、道路を渡ってすぐ、JAのレンガ色の建物のそばにテント張って焼いてます。今季最後の焼き芋なので、芋はとにかく焼いて焼いて売ってしまわなければならない。ということは……かなりお買い得になるはず。ぜひぜひお立ち寄りください! 他にも、人気のほうれん草うどん、しし鍋などあったかい食べ物、なんやかんやの詰め放題など出店や催事いっぱいのイベントです。

<本日の野菜セット>例
人参・金時人参・黄金人参・紫人参、里芋、さつま芋、秋じゃが芋、葉つき大根、抜き大根、大蕪、白菜、キャベツ、水菜、サニーレタス、サラダ菜、チーマ・ディ・ラパ、茎ブロッコリィ、など。「おまけ」で、今回の寒気入りでたぶん今年最後になる辛とうがらし、またはピーマン。
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