38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

1月は行く、最後の週末。

2012年01月28日 | 農と暮らしの日記
踏み込み温床の中でキャベツの発芽が進んでいる。
播種から今日で6日。理想はすべての種がほぼ同じ日に発芽し、同じ速度で生育してくれること。写真のように発芽時点ですでにばらつきがあると、その後は生育の早いものが常に有利な立場で育っていく。発芽が遅れた種は周囲に埋もれるように育つから、さらに遅れる。ある程度の割合で定植適期になれば植えてしまうので、そのとき苗の数に余裕があれば生育の遅いものは捨てる。だけれどたいていはそんな余裕はなく、というのは発芽そのものが不良だったり、肥え切れして老化してしまっている苗もあるので、生育の遅いものはそのままセルトレイに残し、後日に植えることになる。

温度計は最低最高温度計を使っている。
いまの温度は水銀が表示していて25℃前後。左の青いのが最低温度で、10℃を下回らないのが理想。今朝は8℃くらいまででなんとか踏みとどまった。右の青いのは日中の最高温度で、これが35℃を超えないように温室のドアやサイド、温床のトンネルフィルムを開け閉めしている。

別の温度計では温床の地温を図っていて、今日は40℃前後。
キャベツはこれくらいでちょうどよいようだけれど、もうすぐ夏の果菜類を播き始めるので、その時にはもう少し温度が欲しい。場合によっては温床の上層のほうをもう一度切り返すように混ぜて、発酵を促してやるほうがよいかもしれない。



土曜、曇り時々晴れ。一時小雨。
子どもたちは今日ももちろんバレーボール。

午前:机しごと。温室のあれこれ。
午後:温室内でブロッコリィの種播き。夕方、ご近所さんちの新しい家、その現地見学会におじゃまする。木をふんだんに使った気持ちのよい空間、そしてあちこちに細かい工夫が見られる楽しい家。早く引越して「住まい」になったところに遊びに行きたい。

夕方:そのまま畑へ。
麦踏みとその条間中耕除草、別の畑でほうれん草の中耕除草。収穫少し。

渚は部活から帰って来て、真はまだ練習。
薫は真たちのバレーボールの話し合い。20時頃に薫と真はそろって帰宅、晩ごはん。ミニミニレタスとリーフレタスのちぎったスープ、ゆるゆる巻き(ほとんど巻いてない)白菜と揚げのたいたん、キムチと豆腐の炒めたの。



例年になく畑の野菜がぎりぎりで、出荷も青息吐息。
スーパーの直売コーナーに出す余裕もなく休んだままなので、そこで売れ残って帰ってくる野菜もない。これまでの冬なら、白菜が売れ残り、大根が売れ残り、リーフレタスが売れ残り、人参や里芋などもたまには売れ行きが滞って持ち帰り、そんなのが冷蔵庫や台所の隅に山積みになるのを片っ端から食べていくのだけれど、この冬は本当にうちの畑から来る食べものが少ない。

セットのお客さんも、食べにくい野菜ばかりで大変だと思う。
なんとか少しずつ、春に向けて充実させていきたいと思いますので、しばらくお付き合いいただければ幸いです。
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