38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

また雨、大豆は播けず。

2012年07月11日 | 農と暮らしの日記
春播きの人参はそろそろ終盤。
人参は玉葱やじゃが芋と同じように年中ある野菜のように思われるけれど、常温保存・長期保存が利かないから、畑にある間、つまり春作の6~7月と秋作の10~3月以外にスーパーなどに並ぶのは冷涼地産のもの。うちのこの人参も7月いっぱいか、せいぜい8月の第1週まで。今年は雨が多いからか、それも待てずに少しずつ畑で腐り始めているものもある。



水曜、予報は曇りのち雨。
昨日まで二日晴れて畑がようやく乾き、本来ならここから種を播いたり植えたり、芋を掘ったりというところなのだけれど、もう傘マークで本当にこの梅雨には泣かされる。大豆は播けなかった。

朝:5時に畑へ。
管理機で畝立てし、つるむらさきを定植、隣に空芯菜と次の作のつるむらさきの種を播く。さらに、いんげんなど豆類も2列。というところで本降りになり、この梅雨の晴れ間を縫っての作付けはここまでで打ち止め。帰宅して7時頃から朝ごはん。

午前:机仕事のあと、昨日故障したトラクタの様子を農機具屋さんが見に来てくれて、他の農機も含めてあれこれ相談など。
午後:トラクタの掃除、整備。収穫済みのじゃが芋の整理(出荷中のいくつかの箱の芋をまとめて箱数を減らすなど)、倉庫・作業場の整理。
夕方:明日出荷分のうち人参、ズッキーニ、胡瓜の収穫、ついでにホームセンターで買い物。



今朝のラジオで原子力発電所と電力会社の経営についての話題あり。
電力会社が原発を廃止せず再稼働を急ぎたいのは電力不足のせいというより、原発を廃止した途端に赤字経営に転落するからだという話で(火力の燃料費の増加、廃炉費用の発生、発電施設の資産価値の反転など)、だから、脱原発の議論はそれに伴う電力会社の破綻を国民がどう引き受けるのかという議論なしにはあり得ないと。

その通りだと思う。
脱原発に限らず、これまで作り上げてきた巨大なシステムや巨大な構造物は将来的に莫大な処理費用を国民に発生させる(というかそもそもそれを伴って生まれてきている)。悪いものだからやめる、というところで万事めでたしとはいかない。
そのことから目をそらしてはいけない。
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