38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

よくやった、西条野球部。

2009年08月16日 | 農と暮らしの日記
里芋の現在。
僕の背丈くらいに育っている。子どもたちなら楽々、トンネル遊びができる(してないけど。飽きたかも)。水が大好きな里芋だからと、いつでも水を入れられるように稲作の田んぼの隣、同じポンプで水を流しこめるところに植えたのだが、7月の多雨でその必要もなく、雨水だけでここまで成長してくれた。

4月植えの早生種だから、9月に入れば試し掘りができる。
里芋は寒さにも強く、当地では春まで畑においておき、好きなときに好きなだけ掘ればいい。春夏秋冬と綱渡りのような「野菜セット農家」にとっては非常に心強い存在。困ったときの里芋。それが今年は少なくとも地上部はこのように順調なので、この姿を見るたびにちょっと安心し、「よーし、ほかもがんばろ」と思えるのだ。



日曜、世間一般的にはお盆休みも今日で終わり。
天気は明け方に雨、日中は曇り時々晴れ、一時雨と忙しい。
朝:今日はゆっくり7時から収穫。先に市街出荷、9時ごろから朝ごはん。
午前:山裾のほうの畑の水路際の畦の草刈り(というか木を刈る感じ)。石垣の間に草を生やしてしまい、それが固い枝を伸ばしてしまっているので、本当はお盆前にやっておきたかったのだけれど時間がとれず、やむをえずお盆の最中に。
午後:収穫中の野菜のまわりの草刈り。薫も別のところを同時並行で。つるむらさき、空芯菜、など。夏の野菜が比較的順調なので、少しでも長く元気でいてほしいので。調子の悪いものは放っておきがち、調子がよければ世話をしたくなる。いやな感じでしょ? でも、どうしてもそうなってしまう。

夕方、渚と真と一緒に市街の僕の実家へ。
甲子園の高校野球、地元・西条高校の2回戦をテレビで見るため(うちにはテレビがないので)。できれば3回戦くらいまでは仕事しながらラジオで聴いてというつもりだったのだけれど、相手が明豊(大分)ということもあるし(つまり3回戦なんて言っていられるだろうかということ)、子どもたちがなぜか野球を見たがっていたので。

渚には打者ごとの記録表、真には得点板を鉛筆書きで用意させる。
結果は0-4の完封負け。秋山投手は2本塁打を浴びた。だけれど、ここまでよくやったなぁというのが実感。いや、このチームの1年生のときからのこととかすべて知っているわけじゃ全然ないけど、少なくとも去年の春頃からだけ見ても、すごく成長したと思う。市内の選手が7割ほど、隣接市を含めて9割がたが地元の中学から集まったチームでここまで全国レベルで戦えるのだ。飯岡のヒーロー、司馬選手も大きなファウルを打って、いい笑顔を見せていた。こういうチームなら、次につながっていくと思う。西条の小中学生にこれだけエネルギーを伝える仕事って、大人が知恵をしぼり、お金と時間を使っても、なかなかできない気がする。



さて、明日からは夏休みも終盤に入る。
渚たちもバレーボールが始まり、しだいに日常へと戻っていく。
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