tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「一花天下春」を掛けて・・・

2015-03-13 18:21:59 | 茶の湯
3月13日(金)
朝から時々吹き抜ける風は冷たく感じますが、春らしい陽気になって参りました。
今日は自宅でのお稽古でした。

      

   床の間

お稽古に見えた方々に季節の移ろいを感じいただきたいと、お稽古の前になると、床の間の軸を何にしようといつも考えてしまいます。
禅語ですから、色々な解釈もありますが、やはり季節感を第一にと考えております。

今年に入って「笠重呉天雪」から「梅花眠雪裡」、そして「池塘春草生」などを掛けて、少しずつ春の訪れを感じてくれればと思っておりましたが、果たして・・・。

   

   軸

今日の軸は、「一花天下春」です。

待ちに待った春の訪れを、開花したひとつの花に感じ取り、うちに秘めた喜びを思い切り表わしたような語句です。
待っていた春を感じずにはおられません。

   

   花

今日の床の間の花です。

知人が山から採って来てくれたアブラチャンに藪椿を添えて生けました。
我が家の藪椿も大きな木に成長しまして、上の方は、高枝挟みという道具を使わないと切る事が出来なくなりました。

そして、この時季になりますと、一時にワ~と咲き出しますので、丁度良い枝ぶりを探すのも、また一苦労になっております。
来週には、殆ど咲き切ってしまうかも知れません。






コメント
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