今日はTさんの25弦リラの弦交換と調整とニスの上塗りが終わり仕上げにチューニング(音程合わせ)をしました。
全て手作業なので厳密には同じ仕上がりではありませんが、フレッシュなリラを可愛がっていただけたら幸いです。
そして、リラのリペアはこれで終わりではありません。
myリラを心行くまで奏でて頂き、また必要な時期に工房に里帰りし、リペア補修など受けて頂く機会を楽しみにお待ちしております。
今日、千葉県からレッスンに来てくれたTさんのリラは2年前に制作されたものでした。
中ほどのg音が、どの角度でならしても雑音が混じります。
最初のレッスンから、だいぶ日にちが過ぎていたので、原因が分かりませんが、ネックと駒を調整し、弦も新しいのに取り替えたら、ビビリが消え、本来の美しい音になりました。
もし、毎日弾いているリラの音に違和感があったら、リラ工房をに調整依頼をお願いします。
今日の工房は、ニス塗の日でした。
帰宅してから、新しい弦のリラで、いつもの練習をしてみました。
新しい弦特有の、バラついた音と、鋭い響きがまじりあった、荒削りの音がします。
が、弾きこんでいくと、雑な響きがなくなり、それぞれの弦が落ち着いた音になり、全ての弦に統一感が出ます。
そして、長く弾いていると、音の伸びが少し短くなりますが、それを好む人もいて、弦交換は人それぞれで、数年同じ弦で弾くこともあります。
(写真は、新宿バスタの庭です)