音楽を聴いて癒されるのも良いですが、自分で音楽を作り届ける幸せもあります。
それを聴いた人が明日への希望を膨らませてくれたら、その喜びは倍増します。
そして音楽がきっかけで笑顔になり、友好の輪が広がり、悲惨な対立や犯罪の抑止につながってくれる。
これは、夢想家の老騎士の話ではなくみんなの夢です。
二十歳前後は下宿で一人暮らしをしてました。
その頃米軍基地内でコンボバンドのベーシストとして働いていましたが、バンドマスターからヴォーカルもやるようにと言われ、にわか勉強を始め、その下宿の部屋で発声練習をしたところ、たちまち叱られやめさせられました。
今考えれば当たり前ですね。そして、その後もピアノの練習にも苦労しました。
今、家でリラを弾いていますが、まったく問題ありません。
リラの音は控えめですが、練習すると音色に芯ができ、音量が足りないと感じることはありません。
今日は「ハチャトゥリアン・仮面舞踏会よりワルツ」が狭い工房にあふれるように流れました。(NHKFM)
ハチャトゥリアンの名前は剣の舞で知っていましたが、このワルツを聴いたのは初めてかもしれません。
とにかく出だしから終わりまで聴く人の心を引きつけ離さない情念を感じます。
市民オーケストラなどにも人気らしく、近くのホールでの演奏も動画で見られます。
ロシアの作曲家ハチャトゥリアンは日本人の感覚にも近いようにも感じました。
今朝のNHKTV「チコちゃんに叱られる」で大阪のおばちゃんの秘密を勉強しました。
答えは、将軍様への反骨精神から「下着など派手な柄で庶民の心意気を表した」でした。
それにしても街なかでのアニマル柄のおばちゃんのおしゃべりは最高です。
どのおばちゃんも気取らず皆を笑わせ元気にしてくれます。
そのパワーに勇気づけられる人もいると思うし、とにかくその場をパッと明るくしてくれます。
ありがとう。アリガトウ。
私の生まれは新潟県の魚沼市(中越地方)ですが、小学生時代は山形県で過ごし、中高時代はまた中越地方で過ごしました。
美味しいコシヒカリの産地で同級生にも農家の友人もいましたが、私は農業の経験もなく音楽人生を選びました。
そして今楽器作りをしていて、農家さんの仕事に共通することがあるように感じています。
それは、自然からの恵みの木材を選び削るところから始まり、多くの工程を経て楽器が出来上がり、人々に奏でて頂き、音楽が生み出され、人々の幸せのために使って頂くこと。
農家さんは大地で美味しいお米を1年かけて育て、人々の食卓に送り、それが命の源になっている。
どうでしょうか?
工房には窓がなく玄関ドアがあるだけです。
窓をつけることも考えましたが、木を切ったり削ったりするさいに木ボコりと騒音が発生するのでやめました。
床下はなく、地面にコンクリート敷きなので寒い時期は暖房が欠かせません。
が、昨日暖房、今日はエアコンの清掃をし冷房スタートさせました。
明日のレッスンはダイジョウブです。しっかり冷えます。