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リラハープ工房

古代ギリシャ以来の弦鳴楽器を現代楽器に進化させたリラハープを製作している工房でのできごとをご紹介しています。

新しい弦

2018-09-19 18:31:14 | 調整

この連休から、新しい弦のリラを弾いています。

張ったばかりの弦は、良く響くのですが、音程が下がりやすく、音色もビビったりで、力ある美しい音になるまでは、繰り返し弾きこみ、チューニングも繰り返す必要があります。

これは、弾き手が好む音色に近づけるという作業でもあるので、人任せにはできません。

毎日弾いていると言う、ベテランのリラ(ライアー)奏者も言ってました。

「本当に気に入った音になるまで、ひと月は弾き続けます」

これは、楽器(リラ)にもよるし、個人差もありますが、自分のリラがマイ・リラとなる道のりかもしれません。 


チューニングの頻度

2018-06-06 20:08:27 | 調整

弦を張り替えたリラや、新しいリラは、すべての弦で音程が下がり気味なので、弾く前に音程を確認し音合わせすると、気持ちよく弾けると思います。

たとえ、10分でも20分でも、毎日弾いていると、音程も音色も安定してきます。

そして、ある日、チューニングしなくても、音程の狂いがないことに気づきます。

その後は、微調整で済むようになります。 


リラ再開の前に

2018-06-05 18:01:10 | 調整

たて琴リラを持っていても、いろんな事情で「今は弾いていない」方も、おられます。

電話でお話しすると、ほとんどの人は、「また再開したい」と言われます。

そんな時は遠慮なくリラ工房に連絡をして頂けたら、嬉しいです。

弦楽器・リラは弦の劣化もあります。

また、調整や修理が必要なリラもあります。

バージョンアップをおすすめすることもあります。

かけがえのないmyリラで、myミュージックを奏でましょう。  

(写真は、asaeさん)

 

 

 

 


リラのバージョンアップ

2018-04-17 17:50:23 | 調整

たて琴リラも長く使うと弦の交換や、駒やネックの調整などリペアが必要になり、今、工房でお預かりしている25弦リラもあります。

このリペアは、単に再調整するだけでなく、パーツの交換などでバージョンアップしている部分も、この機会に最新の状態に近づけるよう取り組んでいます。

きっと喜んで頂けると思いますが、お待たせすることもありますので、時間の余裕を見てくださいませ。

どうぞよろしくお願いします。 

 


ピンの回り方

2018-02-21 20:23:43 | 調整

リラをチューニングする際には、弦が巻かれたチューニングピンをキーを使って回します。

日本国内のネジ山は、ほとんど時計回りで進むようになっています。

リラ工房のリラもピンは時計回りに回すと進み、音程が上がるようになっています。

これが輸入のリラ(ライアー)の場合、逆のことも珍しくはないです。

そのため、弦交換などの場合、まずは購入元に相談することをおすすめします。 

 


弦の交換

2017-12-10 20:52:53 | 調整

25弦リラを数年間、同じ弦で弾き続けている人も多くおられますが、時々弦交換について、お問い合わせがあります。

たて琴リラ(ライアー)の弦交換は、リラ工房でもお引き受けいたしますが、チューニングができるようになったら、演奏者自身で行うことがベストだと思います。

リラの弦は切れにくいですが、弾き続ければ弦は劣化するし、突然切れたりします。

リラの弦はホームページで購入できます。

また、詳しくは電話やメールでもお応えさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。 (写真は金沢でのスナップです)

 

 


音程は安定

2017-10-06 20:12:08 | 調整

昨日と今日の気温に大きな差はなかったようで、リラの各音程はほとんど変わりはありませんでした。

新しい弦が張られた新しいリラでは、このようには行かず、音程はが下がることが多いですが、それをチューニングピンを回すことだけで、音程を合わせるのではなく、各弦をしっかり響かすことと一緒に行いましょう。

音程の安定と並行してリラの扱いも上手になると思います。

(写真は上高地のかっぱ橋前でリラを奏でるMさんです)

 


音程が下がる

2017-10-05 17:47:29 | 調整

午後4時ころリラを弾いたら、昨晩からの急な冷え込みの影響か、全体的に音程が下がっていました。

数日前までの高い気温の頃は、少し上がり気味でした。

この現象はチューニングされているリラを毎日点検した場合に気づきます。

スチール弦を使用しているので、逆かなと思いますが、別の要因もあるようです。

これからは寒さも厳しくなります。

お互い「体調管理とリラの調整を忘れずに」ですね。

(写真は12月、会津若松の飯盛山から鶴ヶ城を望みました)


チューニングピンは1ミリ

2017-09-04 18:57:36 | 調整

リラ工房からお届けするリラは、チューニングされた楽器です。

弦も楽器も新しく、輸送での時間差もあり、わずかな音程のズレが可能性としはあります。

演奏を始める前に、チューニングをして頂きますが、その際のチューニングピンの回しは、わずか1ミリ程度が普通です。

もちろん、1ミリではすまないこともありますが、1回転することはまず無いと思った方が良いと思います。

音程を下げる分には楽器へのダメージはありませんが、音程を上げすぎると、弦か切れるか、木部を痛めることもあります。

「チューニングピンは1ミリ」とイメージしましょう。 


リラの響き

2017-04-21 20:42:06 | 調整

竪琴リラ(ライアー)はギターなどに見られるフレットがなく、すべて解放弦を響かせて奏でる仕組みになっています。

解放弦は大きく振幅して豊かな響きが得られます。

さらに、一つの弦の響きが同音・倍音に共振することで、リラ独特の広がりと残響が得られます。

でもそれには、それぞれの弦の音程が正確に調律されていることが必要です。

なんとなく、響きに美しさがないと思ったら、まず、チューニングしてみましょう。