リラハープは、25弦28弦も、全て開放弦を鳴らし響かせます。
その弦は、1本1本強い張力で張られているので、それを支える楽器本体は、他の弦楽器に比べても、厚さも重さも格段に、厚く重いです。
ピアノの場合も、弦とそれを支えるフレームの強化の歴史があったと聞いています。
リラ工房の28弦、25弦リラハープも、その研究の17年でした。
そして今、その楽器リラハープを本格的に弾き奏でる演奏家が生まれつつあります。
楽器職人として、出来る限りの応援をさせて頂きます。
リラハープは、25弦28弦も、全て開放弦を鳴らし響かせます。
その弦は、1本1本強い張力で張られているので、それを支える楽器本体は、他の弦楽器に比べても、厚さも重さも格段に、厚く重いです。
ピアノの場合も、弦とそれを支えるフレームの強化の歴史があったと聞いています。
リラ工房の28弦、25弦リラハープも、その研究の17年でした。
そして今、その楽器リラハープを本格的に弾き奏でる演奏家が生まれつつあります。
楽器職人として、出来る限りの応援をさせて頂きます。
これまで多くの人に愛された楽器が、多数、いつのまにか製作されなくなり、演奏者も見かけなくなっています。
本格派の楽器は、長く弾き続けることで、その力が発揮され、素敵な演奏も生まれます。
リラハープは、そんな演奏者のパートナーであり続けたいと願っています。
楽器本体は木ですが、原木から製材された集成材を使っています。
昔は新潟県内でも、原木を切って集荷する現場を見ることもありましたが、今は昔の風景となりました。
リラハープ一台で使用する木は、建築用などと比べれば、とても小さいです。
なんとか、100%の国内産を使ってみたいです。
リラハープは、楽器の響板などで使われる天然樹脂のニスを、リラ本体に塗り、表面の保護と美しい音の響きを生み出していますが、リラ製作初期から、ニスの塗り方は試行錯誤の連続でした。
館林の工房に来てからもいろんな方にアドヴァイス頂き、今は格段に良くなったと思います。
そして天然樹脂のニスは、時間の経過と共に、木になじみ、美しく変化します。
経年による輝きも期待できると思います。
楽器リラハープは、ニスを4回重ね塗りをしてるので、害虫被害はないと思いますが、念のため、
朝から、シロアリ駆除の専門業者に来て頂き、床下を診て頂きました。
結果、今のところ、床下のシロアリ食害は無いようですが、時期を診て湿気対策をしたいと思います。
リラハープは椅子に座り、ひざに乗せて弾くのが基本ですが、
できれば、立っても座っても、弾けるストラップを考案したいと考えています。
ただ、楽器リラの重さから、首に下げるのは難しく、肩からつるすストラップを設計中で、試作を繰り返していますが、まだ、試行錯誤の日々です。
リラ工房の毎日は、午前中が木を削ったり、穴を開けたりで騒音が出る作業です。
そして、午後からは楽器調整や事務作業などですが、今日は楽器リラを弾きやすくするための、新しい「ひざ当て」とリラを抱える「ストラップ」の設計を始めました。
今日はその試作品ができ、テストしています。
(写真は、以前使用したものです)
以前から、リラをひざに乗せる時使用する「ひざ当て」を作っていましたが、足台を高くすることで、使わない人が多くなりました。
その後、また、使いたいとの要望があり、現在、新しい「ひざ当て」を作っています。
リラの厚さも全て36ミリとなったことで、それに合ったものにします。
出来上がったら、ご紹介いたします。
(写真は、以前のタイプ)
個人事業主の私は、リラ工房のモットーを、時々、つぶやきながら作業を続けています。
それは「製作の手を止めるな」ですが、数年前から「急がずゆっくり」が加わりました。
受注生産でご注文頂いた、その人のために作る「ただ一つのリラハープ」だからです。