昨日、リラ工房の新しいリラ・28弦リラを発表させて頂きました。
このリラは2年前から構想に入り、設計図を作り、制作に必要な冶具を作り、今年の8月に完成しました。
そして、この2か月間毎日弾いて、響きを確認し、ようやく、昨日の発表の日を迎えることができました。
25弦リラと同じコンセプトで作られていて、写真では同じように見えるかもしれませんが、弾いてみると、25弦リラの兄であり姉であるかのように感じます。
25弦リラの姉妹、兄弟として、多くの音楽愛好家に弾いて楽しんで頂けたら幸いです。
先ほど改訂されたホームページをオープンさせて頂きました。
2007年にスタートしたリラ工房ですが、今回新しく制作した28弦リラの発表とオンライン・レッスンのご案内もさせて頂きました。
そして、これからもリラ奏者の活動や演奏動画なども掲載し、リラの音を愛するすべての皆さんに喜んで頂けるリラ工房をめざして頑張ります。
これまでホームページをご覧頂いた皆様に感謝し、これからのリラ工房も引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。 (新しいリラ工房のホームページ)
突然で大変申し訳ございません。
リラ工房のホームページは今メンテナンス作業中です。
明日の午後までかかる予定です。
今回は保守点検作業も行いますが、新しいお知らせもございます。
これまで以上に、楽器と音楽を楽しんで頂けるホームページを目指しています。
紀伊国屋サザンシアターで、休憩も入れて3時間弱、密度の高い演劇を堪能させて頂きました。
日常的に、音楽が言葉以上に語るBGM付きのドラマに慣れてしまい、演技者の表現のすべてを受け止めてはいなかったことに気が付きました。
文学座の「女の一生」は一部効果音的な音色は聞こえますが、ほぼすべて、演技者の表現でした。
演劇の底力に触れることができました。
明日午後、文学座の芝居「女の一生」を観に行きます。
演劇の鑑賞は、何年ぶりか思い出せないほと久しぶりです。
毎日、家と工房を往復する日々が続いているので、本格的な演劇に触れる時間に、期待がふくらみます。
これまで一番印象に残っているのは、小学生の時観た演劇は初めてだったので、その時の舞台と演じる人のシーンが今も記憶に残っています。
感想は、後日です。
今日、千葉県からレッスンに来てくれたTさんのリラは2年前に制作されたものでした。
中ほどのg音が、どの角度でならしても雑音が混じります。
最初のレッスンから、だいぶ日にちが過ぎていたので、原因が分かりませんが、ネックと駒を調整し、弦も新しいのに取り替えたら、ビビリが消え、本来の美しい音になりました。
もし、毎日弾いているリラの音に違和感があったら、リラ工房をに調整依頼をお願いします。
25弦リラの最低音Fから中間のf音までは、弦を良く見て頂くと、弦が巻かれていることが分かると思います。
そして、中間のf♯音から、最高音fまでは、ストレートの単線となっています。
これは、弦を響かせて、音程を作るには必要な構造です。
新しいリラの弾き始めは、この巻き線と単線の音色が少し違って聴こえます。
特に、弦の切り替わる、fとf♯・gの響きにそれを感じます。
でも、音階練習や、メロディーなど多く弾いて頂くと、全ての弦が違和感なく響くようになります。
毎日少しでも練習しましょうね。
今年の猛暑は、リラにとっても辛いものでした。
弦それぞれが引っ張られた状態なので、いつもリラのボディーには負荷がかかっています。
人に辛い暑さはリラも辛いです。
何かの事情で、長く弾かないリラは弦をゆるめて保管してください。
実りの秋が深まると、厳しい寒さの冬がやってきます。
寒さに強いリラちゃんでも、なるべく温かい室内で弾いてあげてください。
就寝前の30分、数冊の本を平行に読むのが日課となって久しいです。
「がんにならない30の習慣・近藤誠」「解いて身につく英文法・栗本孝子」「どくとるマンボウ医局記・北杜夫」「中年だって生きている・酒井順子」、、、などなど
どの作家も、当たり前ですが、文章に力を感じます。
楽器リラを日々弾いていても、自分の演奏が充実し進化する感覚は、ゼロとは言いませんが、ほぼ、ありません。
が、たまに、録音して聴くと、弾いた年月に比例した少しの重みを感じます。
これがひそかな楽しみです。