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リラハープ工房

古代ギリシャ以来の弦鳴楽器を現代楽器に進化させたリラハープを製作している工房でのできごとをご紹介しています。

リラの調律・整調

2021-06-02 18:52:32 | 調整

リラハープは多くの弦を使って音程を作っています。

そのため、一本一本の弦がきちんと張られ、正確な音程と音質で、それぞれバランス良く響いていることが大事です。

ピアノの場合は専門の調律師さんが、調整しますが、リラハープは演奏者自身にゆだねられているのが実情だったと思います。

リラ工房松浦楽器ではリラハープが多弦であることから、ピアノのように定期的な調律・整調・修理も承っています。

今日は、25弦リラ・やすらぎ、28弦リラ・情熱、それぞれの演奏者から、調律・整調後の声が寄せられ、良い音になったとの感想も頂きました。

リラ奏者に末永くご利用頂ける楽器工房でありたいと願っています。


リラハープの修理

2021-05-23 18:56:36 | 調整

リラ工房松浦楽器では、製作初期から25弦リラを長く使って頂ける手作りの楽器として製作し、今もその基本は変わることはありません。

おかげさまで購入後、弦交換や修理・調整の依頼もあります。

ただ、2006年からの製作で、木製パーツや金属部品など進化した部分もあり、初期のリラの中には、修理よりも下取りでの買い替えをおすすめすることもあります。

現在の「25弦リラ・やすらぎ」「28弦リラ・情熱」は、弦交換、調律・整調、修理をして、長くご愛用頂けると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


弦交換と調律

2021-05-14 20:39:30 | 調整

リラハープが手元に届き、レッスンを受けて練習を始めたら、なるべく早い時期に、調律(チューニング)と切れた弦の交換方法を習っておくと安心です。

それが演奏家としての第一歩だと思います。

なぜなら、演奏会で自分の番が近づいてステージに上がる直前であっても、まれに弦が切れたり、チューニングが必要になることがあります。

なので演奏家は自分で行います。

やってみると思ったより簡単ですよ。

 


リラハープの調整

2021-03-17 19:59:08 | 調整

正しい音程で美しい音色を奏でるためには、楽器の調律・整調が必要です。

楽器経験のある方は、ご自身で行って頂くことがほとんどですが、初めての方は、1年以内にリラ工房で見させて頂ければ幸いです。

25弦リラ・やすらぎ、28弦リラ・情熱、共に音の色合いと強弱に幅があります。

そのため、弾き続けると、マイ・リラは、やがて演奏者自身に一番好まれる音色を響かせるようになります。

工房での調律・整調は、その手助けになると思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

 


名演奏家への道

2021-02-04 19:45:05 | 調整

新しいリラハープは弾きこんではいないので音程も音色も安定してません。

そのためチューニングは弾く前に必ず行います。

音色も指が弦に触れる位置と角度と強さによって変わります。

透明感のある澄んだ音を響かせるにはある程度の弾きこみも必要です。

安定してくるとチューニングせずに弾いても違和感なしに弾けるようになりますが、演奏動画を撮る場合などは音合わせをしておいた方が安心です。

そして一番大事なことは、マイ・リラハープを毎日少しでも弾くこと。

これが名演奏家への近道です。

 

 


弦の消耗

2020-09-17 20:16:59 | 調整

弦楽器の中で特に弦の多い楽器はハープです。

その中でリラ工房で製作しているのは7弦、25弦と28弦のリラハープです。

6弦のギター、4弦のベースなどは一つの弦で多くの音程を響かせるので、弦の消耗に気づきやすく、よく弾く人は弦の交換を日常的に行っています。

多弦のリラハープは弾く人によっと、ほとんど響かせない弦もあり、フレットがないこともあり、弦交換もそれほど頻繁ではなく、年単位で同じ弦を使っている人も多いです。

そのため、弦の消耗に気づかないで弾いていることもあります。

弦の消耗は音色と音の伸びに現れます。できれば定期的な弦の交換をおススメします。

 

 

 


里帰りのリラ

2020-02-27 20:01:10 | 調整

先日到着した25弦リラのメンテナンスの日でした。

2年以上前から弾いて頂いてるリラですが、故障などの不具合は見当たりません。でも、日常的に弾いておられるようで、弦の劣化が目立ちます。

最初にすべての弦を取り外し、駒とネックの状態を診て、今回はネックの気になるピンを調整しました。

そして新しい弦を張り、時間をおいてチューニングをし、少し弾きこみます。

その後改めて、一音一音の響きを聴き、響きにムラがある場合はそれを修正し、最後に音全体の響きを診てバランス良く響いていたら、これで完成となります。

工房に里帰りしたリラの元気な姿を見てホッとしました。 

 


音合わせ

2020-02-12 19:55:04 | 調整

たて琴リラの弦は全て解放弦(ギターなどのにある指板がない)なので倍音も含めて豊かな音色が響きます。

そのため音合わせで使うチューナー機器も基音の他に複数の倍音にも反応します。

初めてリラを弾く方は音合わせ(チューニング)の際には、そのやり方のレッスンを受けると安心です。

そして慣れてくると耳で音程の違いも分かるようになります。

近くに先輩や先生がおられない方はリラ工房でもご紹介できます。

コツを学べば簡単ですよ。


調整依頼のリラ

2019-12-11 20:23:15 | 調整

今日調整依頼の25弦リラが届きました。

さっそく拝見すると外見は問題なさそうですが、弾いてみると3弦ほど荒い音質となっていたので、これは調整し解決しました。

弦はまだ使えそうですが、切れそうな弦が1弦あったので取り替えました。

チューニングも正確でよく弾いて頂いてようなので、今日だけで調整が完了しました。

明日、工房から演奏者のもとへお送りさせて頂きます。

これからも楽しく弾いてくださいませ。


リラの定期健診

2019-12-08 19:16:04 | 調整

今日のレッスンは昨年からレッスンを始めたFさんです。

毎回オンラインのレッスンですが教則本を使って日々練習を続けておられる様子が良く分かります。

今日は初めに音階練習で指の角度やリラの抱え方など再確認しましたが、音色にバラツキがあり、工房で点検させて頂くことにしました。

弾き始めから1年半経過しているので、このあたりで一度状態を診させて頂くことも必要と判断いたしました。

楽器、特に弦楽器は毎日少しでも弾くことが大事で、ある程度の月日が経過したら、異常があってもなくても工房での調整の時間を取って頂くことが楽器のためにも演奏者のためにも必要だと思います。

どうぞよろしくお願い致します。