角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

スタンプラリーは急ぎ旅。

2008年09月22日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ23cm土踏まず付き〔4000円〕
グレー基調の和柄プリントをベースに、合わせは赤の唐草です。ちょうど昨日の「今日の草履」と合わせの色違いですね。こちらも「和」が十分活かされたと思います。

今日で三日目を数える「男鹿和雄展」、開始から初の日曜となった昨日、最大で30分ほどの入場制限があったようです。会場自体そう大きくありませんし、ある程度ゆっくり観られる人数とすれば、一度にあまり多くは入れられないんでしょう。東京開催では最大三時間待ちなんて話もありましたから、角館はまだイイほうかも知れませんね。
それにしても、平福記念美術館に30分も待たなければ入られないなんてこと、これまで一度でもあったんでしょうかね。

記念事業の「角館・町めぐりスタンプラリー」も活況を見せています。私の目前にある西宮家スタンプコーナーには、朝から夕方まで間断なく人の出入りがあります。ただみなさん慌しいですね、『あった、あった』と言いながらスタンプを押して、また急ぎ次のポイントへと向かいます。振り向けば目の前が草履コーナーなのに、まったく気づかない人もいますよ(苦笑)。

夕方近く、やはりスタンプ目的で訪れた女子高生ふたり、私に『こんにちわ~』と挨拶しながら急ぎスタンプを押しています。
『何年生ですか?』と訊ねると、『三年生ですぅ』。スタンプを押し終わったところで『進路は決まったの?』と訊ねると、『進路わぁ…』で一旦間が開き、苦笑いしながら『頑張る進路ですぅ』。どんな進路であれ頑張ることに違いはないでしょうが、おそらく進学と感じました。女子高生は続けて、『頑張るんですけどぉ、今日は勉強しないでこんなことしてますぅ』。

男鹿和雄展を観るのもひとつの勉強ですね、誰にはばかることもありませんよ。私も少し落ち着いた頃に観にいってみます。

コメント
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