角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

「面白い」は祭りの基本。

2008年09月06日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ23cm土踏まず付き〔4000円〕
白黒のマス目プリントをベースに、合わせはクリーム基調のおかめ・ひょっとこプリントです。どんな雰囲気になるのか私も楽しみに編んだのですが、ときおり見えるおかめ・ひょっとこの顔がなかなか面白い草履になりました。
楽しかったおかめさんとひょっとこさんの生地も、こちらの草履で最終です。

いよいよ明日から角館のお祭りが始まります。時刻は間もなく19時、どの曳山も前夜祭がはじまる時刻ですね。今年わが家の娘たちは前夜祭の踊りがスケジュールにありませんでしたから、ひとまず今晩はゆっくりです。
祭りと限らず楽しみにしていることって、待つ時間が一番活き活きしていますよね。はじまってしまえばたったの三日間、それこそあっという間に終わってしまいます。

埼玉県北本市からお越しのおばさまグループ、みなさん登山姿でお越しでした。こうしたスタイルは案外珍しくなく、首都圏から秋田の山を目指す方とよく出逢います。明日からのお祭りは知らずにお越しで、散策中に飾られた曳山を見てはじめて知ったとのことでした。実はこうしたお客様がことのほか多いんです。

『明日が雨だったら登山は中止なんだけどねぇ』と言うので、明日の昼時間は予報が雨をお伝えしました。それにしても夕刻には帰り足とのこと、明日のお祭りは午後4時からなのでやはりご覧いただけないようです。今晩の前夜祭をお教えすると、『じゃあそれを観に行ってみるわっ』。
お帰り際、『ヤマを愉しんでくださいねっ』と言うと、『うんっ、今晩が楽しみっ!』。
私は明日の登山の「山」を言ったつもりなんですが、まぁどっちの「ヤマ」も楽しんでいただければ嬉しいですね。

実演席をお祭りバージョンで米蔵玄関に引っ越しました。少し手狭ですが、ほぼ道路に面しているのでお祭りが目の当たりです。これで今年も多くの方々に実演をご覧いただけるでしょう。お祭り見物の行き帰り、ぜひ西宮家にも立ち寄って欲しいですね。

お祭り期間の閉店時刻は、7日が午後9時、8日と9日は午後10時を目途にするようです。米蔵玄関前に設置する屋台コーナーでは、生ビールや手作りつまみを販売します。毎年恒例の「お祭りコロッケ」は大人気の逸品で、価格が一個50円というのも嬉しいですね。

とにもかくにも、祭りは面白いものです。思いっきり楽しむつもりで、どうぞお出でくださいませっ!

コメント (2)
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