角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

驚異のジブリ人気。

2008年09月20日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズMグループ23cm土踏まず付き〔4000円〕
エンジ基調の和柄プリントをベースに、合わせは藍色基調の井桁プリントです。エンジと紺の相性はバッチリですし、和柄同志の組み合わせも良く合っていると思います。

連日好天が続く角館、お祭り宵宮の夕方に少し雨が落ちて以来、二週間近くも晴れが続いている気がします。日中の最高気温も30℃に届こうかという暑さ、今年の角館には間違いなく残暑があります。

いよいよ始まりました、「男鹿和雄展」です。始まる前はどのくらいの人が来てくれるのか、そんな雰囲気がどうしてもあったと思います。市職員に訊いても、『来てくれればイイんしどもなぁ…』とやや不安気味でした。
そして開けた初日の今日、まずは予想を超える滑り出しだったようです。

西宮家米蔵スタッフのひとりも、展示会場に応援スタッフとして出掛けました。臨時売店でのグッズ販売コーナーの手伝いです。昼過ぎ米蔵へ戻るなり、『もう売り切れたアイテムもあるよぉ』。人気グッズはオープンから二時間で完売、入館者も長い行列とまでは言わないにしても、間断なく入り続けている様子。さすがはジブリ人気と感心します。

併せて始まった「角館・町めぐりスタンプラリー」、実演席の目前にあるスタンプコーナーへの一番乗りは午前9時38分、西宮家開店前の出来事でした。それからも続々スタンプへと人々が訪れます。まず数えるのは不可能ですねぇ。
展示会場の平福記念美術館へ入場する中で、スタンプラリーに参加するのは何割かでしょうから、ほんとに今日の入館者数ってどれくらいなんでしょうね。

実演席にお客様がいない時間、何組かのラリー参加者とおしゃべりしました。男鹿和雄展はみなさん大満足の様子ですよ。中には『もう一生観られないと思いますよぉ』とまでおっしゃる方もいて、この企画の貴重性をあらためて感じた次第です。

『どちらからお出でです?』の質問には、東北各県からというお応えが多いです。中でもやはり秋田県内が最も多く、『角館をこんなに歩いたのは初めてですよっ』のお声もありましたね。
秋田市から子ども連れでお越しのご夫婦、お父さんが『今度ゆっくり来ますよ、子どもが一緒だととても観てられなくて…』。様子が見えますねぇ。

大館市からお越しのご家族は、『男鹿和雄展を観るために初めて角館へ来たんですけど、見て回るところが多いんですねぇ』。『大館の人が角館に初めてなんて、ダメじゃないですかっ!?』なんて大笑いしましたが、この企画は秋田県内に暮らす方々の“角館発見”に寄与するところがとても大きいんじゃないかと思いました。

明日は男鹿和雄展に加え田沢湖マラソンがあります。今日一足早く着いた男性ランナーが草履を試し履きされ、『明日マラソンが終わってからゆっくり来ますぅ』。
また新たな出逢いがありそうです。

コメント
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