10月8日(火)町内のバス旅行で、京都・美山茅葺の里、丹波・篠山大書院と
三田・兵庫県立人と自然の博物館に行ってきました。
美山は二度目なんですが、他の場所は初めてですので、参加しました。美山に
は「花いっぱいの会」から2008年にいったので、早5年もたっていました。
この茅葺の屋根は1棟葺きかえるのに、800万円掛かるそうです。国からの
補助が8割あるので、何とか維持しているとか。茅も少なくなり、また葺き替
える職人さんも減っているそうです。
昔は囲炉裏で火をたいていたので、其の煙で茅が長持ちして、50年ぐらいは
持ったので、屋根の葺き替えは、(寿命が短かったこともあり)一生一度の大
仕事でしたが、今は囲炉裏が無くなったので、茅の痛みが早く20年ぐらいし
か持たなくなり、寿命が延びたこともあり、一生の内に、なんども葺き替えな
くてはならなくなりましたと、苦笑しながら話されました。
前回には、気がつかなかったのですが、やねの側面に「家紋」が入れてあるの
に気がつきました。美里ではこのように木彫りですが、村に行きますと、漆喰
の白をバックに黒で家紋が描かれていました。
都会にはない、田舎の風情を切り取ってみました。
ここだけ、小雨に見舞われました。見るのは部屋の中でしたが、面白いことに
出会いました。時代劇の撮影中に雨が降ったものですから、裃姿の侍さんたち
が、雨宿りをしていました。やっぱり、元の城跡、お侍さんが溶け込んでいて、
違和感が在りません。雨はすぐ止んだようですが、ちゃんと撮影できたのでし
ょうか?
最後の「人と自然の博物館」に来ました。ここはテレビで時々見るので、いっ
てみたい場所でした。しかし、不便な所ですから、二人とも運転免許を返納し
てしまっているので、中々いけませんでした。とても楽しみにしていました。
入ってすぐ「コウノトリの巣」の大きいことに驚きました。テレビで見ると高
い木の上にあるので、普通の鳥の巣を想像していました。「コウノトリ」自体
が2mほどと大きな鳥ですから、考えてみれば当たり前のことなんですが…。
剥製なのですが、生きているように綺麗でした。こんな綺麗な剥製は始めてみ
たように思います。
化石標本は沢山在ったのですが、何しろ、広い館内1時間しか在りませんので、
小走りに観て回ったというのが、実感です。
やっぱり「蝶」の標本が一番綺麗でした。もう圧倒されるほどあったのですが、
少しだけ撮って来ましたが、また次の機会に…。
年に一度のバス旅行ですが、毎年参加されていた、あの人もこの人も参加され
ず、名前も知らない若い(と言っても50代60代)方達に世代交代しているように
思いました。一寸寂しさも感じましたが、幸いなことに私たちのグループの方たち
はみな参加されました。是はうれしいことでした。また元気で、来年も皆で、参加
したいな~。
(2200回)