ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

フェスティバルのコンサート終わったよ!

2013年10月01日 | 今日この頃

   ↑   正面入り口     ↓   玄関を入った正面     この写真は 前回来たとき撮ったものです


90月30日(月)9月最後の日、フェスティバルホールでのコンサートに参加しま
した。

11時半集合で、一番初めにすることは、階段状の自分の位置につくことです。
楽屋裏で集合し、整列して、上段(私たち7段目)から登り始めます。

次が1部のリハーサルで、下に下りて、会場の椅子席から見せていただきまし
た。なぜなら、本番の時は控え室で待機しているので、観ることが出来ないか
らです。

次に私たちのリハーサルが行われました。皆さん落ち着いておられるようでし
た。時間は刻々と過ぎて、3時前になりました。「お腹空いたな~!」と誰とな
くいいながら…。

やっと、昼食です。私たちのテーブルは全員「おにぎり」です。圧倒的に市販
のおにぎりです。私とあと一人だけが、手作りでした。デザートはチョコレー
トをお2人の方から頂きました。今度は私も持ってきてお配りしないと、いた
だいてばかりはいけないかな~と思いました。

集合が掛かり、舞台裏へ…。いよいよ登場です。「落ち着いて、ゆっくり行こ
うね」と声をかけながら表舞台に。


    
                          「パンフレット」
    

決められた席について、落ち着いて、客席に目を向けました。「信じられない
!」3階まで人で埋まっています。のり子先生が「ほぼ満席」と仰っていた通
りです。満席と言っても2800人収容の客席です、3階はガラガラの満席と
思っていました。

ところが、3階席まで満席とは! お客様に満足していただくために、「頑張
らなければ!」という思いがフツフツと沸いて来ました。

稽古の成果といいますか、本番に強いといいますか、其の上に、ソロシンガー
の上手な方々とご一緒ですと、なんだか自分も上達したような気持ちになり、
思う存分歌うことが出来ました。

舞台は大成功! という確信が沸きました。何はともあれ、楽しみでもあり、
気鬱でも在った、コンサートは無事幕(緞帳はなかったけれど)は下りました。


ここからは裏話。7段目怖かったですよ。背もたれはあると聞いていた椅子に、
背もたれはありませんでした。其の上に足元に5センチほどの角材がストッパ
ーについているだけで、椅子は固定されていませんし、椅子の幅は30cmもな
かったと思います。

思わず後ろを覗き込みますと、係りの男性が「見ない方がいいですよ!」と…。
「モット早く、下にいるときに言うて~」椅子の後ろは、体がすっぽり抜け落ちる
真っ暗な空間がありました。壁と階段の間がそれだけ空いているということです。

幅の狭い椅子(1枚の板に足を付けただけのもの)体勢は前かがみです。それ
を観ていた前列の人が「そんな腰掛け方をしていると椅子が傾いて危ないから、
深く掛けたほうが良いよ」と言いました。「でも深くは掛けられないわ、怖いよ」
と顔は笑顔で答えましたが、心のうちでは「何も知らんと知った様に言うな! 
あんたがこの席だったらやっぱり半分腰掛けるよ!」と毒ずく私がいました。

私は昨晩2時間しか眠れていません、コンサートのせいではなく、眠れない夜
の順番だったようです。だから、もし睡魔が襲ったら、後ろにコックリしたら後ろ
の闇にドサリと落ちること間違い無しです。そう考えると怖くて、つい前かがみ
になります。無事に終わってホッとしました。

良いこともありましたよ。お友達を見つけることが出来ました。この度は席番
がわかっていましたから、4人並んでおられるのが、首を伸ばしてですが、し
っかりと見えました。嬉しかったですよ。

しかし、お友達の方からは、私がわからなかったそうです。それは大体予想し
ていました。私の前の席のお二人が、大きい方で見る方向に寄れば、すっぽ
り隠れてしまうだろうと思っていました。歌うときだけは自分で位置をずらして、
校長先生の指揮棒の見える位置に体をひねりました。

「フェスティバルホール」という名を聞けば、この階段の事を思い出すでしょ
うね。得がたい経験をした「ホール」でした。

良い冥土の土産が出来ました!   当分、店晒しだけどね~!!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする