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ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

NHKの勘三郎アーカイブス

2012年12月10日 | 思い出話

          「ミニ・グラジオラス」   来年は芽が出るか心配です        (12-4-30)


寒かったですね。今日一日、動くのも嫌で、ただひたすらストーブの守りをして
おりました。本を読んだり、ビデオを見たり、その間につなぎは居眠りです。
本当に、「おばあさんの鑑」と言う感じです。

NHKが「アーカイブ」(保管する)と言う事で「勘三郎さんの追悼番組」を放映し
ました。ところが3時間番組です。NHKは民法と違って、コマーシャルが在り
ませんから、飛ばしたり、気を抜いたりする時間がありません。3時間も続けて
見れませんので、録画しておいたのです。区切りのいい所で3回に分けて見る
つもりで、2回見ました。

1回目は「俊寛」です。四国の金丸座でのものでした。「俊寛」は先代17代目
の当たり役で、最後の舞台も「俊寛」だったそうです。舞台のすそでお医者さん
が待機しながらの公演だったそうです。

前にも書きましたが、17代目のファンだったので、小さい時からカンクロウチ
ャン(亡くなった18代目)を見ていたわけです。しかし17代目が亡くなってから
は、テレビでしか知りませんでした。勘太郎(今の勘九郎)、七之助兄弟が大き
くなって、「若手歌舞伎」を見るようになって、18代目勘三郎を見に行くように
なったと思います。

一時は「歌舞伎ファン」から離れておりましたが、小さいときから親に連れら
れて、桟敷の歌舞伎を見ておりましたから、演目も、小さくとも、数を見てい
たからでしょう、何となく分かっていましたから、「歌舞伎ファン」に戻るのはす
んなりいったように思います。

映像で、勘三郎さんを見て、あまりに17代目に似ているのに驚きました。口
跡も似ていますし「俊寛」なんて、生き写しと思いました。今までも感じてはい
たのですが、これには驚きましたよ。

2回目は「元禄 繚乱」NHKドラマの「忠臣蔵」の「大石内蔵助」役です。私は
「忠臣蔵」が大好きですから、見ていたと思うのですが、すっかり忘れていまし
た。最終の討ち入りの場面でした。

いろいろな義士の話はあるのですが、今日も出てきた場面では吉良邸討ち入
った時、隣の土屋邸に向かって「主君の無念を晴らさんため」の討ち入りであ
る事を語り、しばしの騒ぎの許しを請うのです。それを聞いた土屋邸からは、
暗がりを照らす「高張提灯」を塀際に立てて、応援の意思を表してくれる。これ
ぞ「武士の情け」と涙する、大好きな場面です。

他にも「南部坂 雪の別れ」「赤垣源蔵 徳利の別れ」等好きですね。討ち入り
を秘して、それゆえに相手の誤解に涙を呑む別れですから。

4日後、12月14日がその討ち入りの日です。

今夜が 勘三郎さんの通夜だそうです。それにしても、惜しいな~!
 

コメント
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