「慶沢園・水上の秋」 (12-11-20)
紅葉も終盤を迎えて、今日行っておかないと、という気持ちになり、門を潜りま
した。部分的な紅葉ではありましたが、綺麗でしたよ。
自然の色と言うのは、如何してこんなに気持ちを和ませるのでしょうか? いう
なれば、「紅葉」は、「春の桜」のように、「淡い色」ではありません。なのに、
「色の強さ」を感じさせない、「濃い色」と言うのが、「秋の色」なんですね。
大きな池を中心に周りに道があり、1周することが出来るようになっています。
以前来たときもそうでしたが、主人は私が、1週して、写真を撮ってくるのを、
池のほとりで待っています。今回もそうでした。
1箇所、7個ほどの大きな石の上を渡る箇所があります。フッと、先日の目眩
の事を思い出して、たじろぎました。しかし行って見たいという気持ちの方が
が勝って、一つ大きな深呼吸をして、渡りました。
池の周りに築山があるのですから、紅葉が、池に映って「逆さ紅葉」もとても
綺麗でした。風のない日でしたから、水面に漣が立つこともなく、鏡のような
水面に映る対照的な「紅葉」は良い感じでした。
大きな木の枝払いをしていました。高~い高~い伸び縮み自由なクレーンで、
太い幹を落としていくのに、何秒もかかりません。主人は「家が近所なら、ず
~っと見ていたかった」と名残惜しそうでした。
自然の美しさを愛でた後に、似つかわしくないお話なんですけど、鳩山元下首
相が「衆院選出馬せず」となりましたね。色々理由をつけてはいますが、日ご
ろの行いからすれば、しゃあしゃあと、潜り抜けそうな理由です。でも今度ばか
りは個人で立候補しても、受け入れられないと観念しての断念のような気がし
ます。
しかし、人間の気持ちは複雑なもので、色々と彼の行動・言語の故に日本国民
は迷惑を被っていて、「もう、顔も見たくない、早くやめて欲しい!」と思っていた
のに、実際にそうなると、「何となくお気の毒…」と言う気持ちが、私の喜びの片
隅に、寄り添っています。
(1980回)
「慶沢園・地上の秋」