ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ゆとり教育で「平均値」が分からない?

2012年02月24日 | 気にかかる

        「クリスマスローズ」   尼崎・中央公園 パークセンター   (12-2-20)


ありがたいことに、昨日と打って変わった良いお天気です。風はないのですが、
空気が冷たい。

風がないといえば、心に隙間風が吹く、むなしいお話。小学1年生から「ゆと
り教育」を受けた子供が、今大学1年生だそうですが、その大学生の1/4が
「平均」と言う言葉が理解できないというのです。

「ウソでしょう!!」と信じられません。算数的な理解度が不足と語りますが、
それだけでしょうか? 国語に大いに関係すると思いますよ、「平均値を出せ」
と言う問題が解けないと仮定して、その計算方法が「たとえば4つの数字を足
して、4で割る」ということが理解できないということは、国語の力がないと
いうことですよ。

「平均値」と言う言葉の意味がわからないから計算できないのではありません
か? 私はそう思います。いま、語学は小さいときから習わした方が良いとい
うので「英語」を小学校の必須科目に取り入れようとしています。そうでしょ
うか? 私は国語の時間を増やしたほうがいいと思っています。母国語が出来
なければ、外国語の学習にも影響があると思います。

「語学は勉強して覚えるものではなく、聞いて覚えるもの。子供は勉強して言
葉を覚えたのではないでしょう?」と言うコマーシャルがありますが、それは
屁理屈であって、バイリンガルの子供に、何故「話せるようになったの?」と
聞いても答えられないと思うのですが、まず母国語が頭にあり、身近に別の言
語があれば、自然にそれに対比して、外国語を覚える。これが子供の勉強だと
思うのです。基本になっているのは母国語だと思います。

確かに、英語が話せて、しかも英語を母国語とする人と、同じくらいの発音な
ら申し分ないでしょう。しかし、ビジネスの世界でものを言うのは「音」では
なくて自分の言い分をはっきり相手に伝える「言葉」だと思うのです。それに
は「国語」が絶対に必要なのです。「用語の豊富さ」が必要なのです。

朝の体操の時間の前に、語学番組があります。私は覚えるつもりはないので
すが、聞き流しております。その内の一つに「ビジネス英語」があります。実際
のビジネスマンが、自分の商売、物を売り込んだり、契約を取ったり、と言う
ばめんの英語なんですが、私が聞いていても、日本人的発音だな~と思うこと
が良くあります。しかし相手にはしっかりと伝わっています。それは「音」より
「用語の豊富さ」だと思っています。自分の言い分を的確な言葉で伝えているの
です。理解してもらえてないと思うと、すぐに別の言い回しで伝えようとしてい
ます。それが出来るのは元になる、母国語の用語の豊富さだと思います。

ニュージランドを旅行中、汽車で向かいの座席の人と、つたない英語で話して
いるとき、彼は言いました「貴女は偉い」「何故?」と聞きますと「貴女は英
語を喋っている。しかし私は日本語の単語一つも知りません」といわれました。

職業として英語が、生活に英語が必要なら、話せるように努力すると思います。
だから学校では国語教育をしっかりやってほしいのです。英語は中学からでも
十分です。唯受験の為の文法重視を、コミュニケーションをとる為の会話、即
ち、勉強ではなく言葉としての英語教育に変わったらいいなと思っています。

他国語に興味を持ったら、ラジオ、テレビで学べます。工夫を凝らした、有名
人を使った語学番組があふれています。気持ちさえあれば、他国語を学ぶのに
こんな親切な国はないのではないですか?





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする