ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

石 平さんの講演会

2011年10月10日 | 一寸そこまで



9月の講演会が台風の日に当たり、あきらめていきませんでした。所が会から
お手紙で、中止になった事を知りました。そして、その時の当選は無効で、改
めて、申し込むようにと書いてありました。私は早速申し込みました。幸いな
ことに再び入場券があたりました。

初めての会場ですし、「大ホールが満員になり次第、小ホールにおいてモニタ
ー画面により聴講いただきます」の但し書きを読んで、ご本人直接の方がいい
と思い、早めに行くことにしました。1時間前に着いたのですが、早100人ぐら
いの方がすでに座っておられました。

想像通り、圧倒的に男性が多く、女性は10人に一人ぐらいだったでしょうか。

演題は「中国の現状と近未来を論究する」と言うものでした。

講演は90分、質問タイムが30分と言う長~い時間でした。お話の内容は
1/3ぐらいは知っている話でしたが、後の2/3が目からうろこと言いますか、
なるほどなるほどということと、おぼろげには分かっていても言葉にならな
かった部分を、言葉にして聞かせていただいたという感じでした。

中国と日本の関係で面白かったのは、言葉です。「哲学」「人民」「共産党」
「共和国」等と言う言葉は日本語が元で、中国が使っているそうです。漢字
が中国から入ってきたものですから、私は、手っきり中国から入ってきた言
葉だと思っていました。

辛亥革命で、孫文が立ったが、中国は正しく生まれ変われなかった。日本が
明治維新をすんなり受け入れられたのは皇室があったからだといわれました。

孫文から毛沢東になって、伝統文化の破壊で、中国は歴史に取り返しのつか
ない汚点を残した。予断になりますが、現在、中国は古い物のよさを思って、
日本の骨董品を買いあさっているそうです。

もう一つ密告と言う制度で、夫が妻を、妻が夫を、子が親を密告するという事
態になり、人間不信が蔓延し、人間関係が破綻した。

中国ではバブルがはじけ、日本、アメリカに継いで不動産バブルの崩壊が間違
いなく起こっている。

日本の中国との付き合いはリスクが多いから、気をつけて、ほどほどに距離を
置いて付き合うのが良い。

日本について「日本には政府はあるが、国家が無い」即ち「国防が無い」。明
治の政治家のような人が今の日本にはいないという。

フイリッピンやベトナムのような日本よりず~っと小さな国でも、自国をしっ
かりと守っている。日本は見習わなければならない。

ごもっともごもともというばかりです。



               会場の窓からは大坂城が目の前に聳えていました。

コメント
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