ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

京都・泉涌寺

2011年10月03日 | 一寸そこまで

              ご門から下った位置に仏殿がある  すり鉢の底という感じ
  

                   ↑  仏殿          ↓   舎利殿

9月30日(金)は京都の御寺・泉涌寺に行って来ました。泉涌寺は「御寺
(みてら)」と付いていることでも分かるように、日本で唯一皇室の菩提寺で
す。天皇様も今年も5回も参られたそうです。

私は数十年ぶり、2回目です。もうすっかり忘れていまして、ただ門からはる
か下った所にあるお寺としてのみ覚えておりました。

天気予報は、30日に限って「雨」の予報でした。ずいぶん気を揉みましたが、
お陰さまでパラパラと10分ほど時雨れただけで済みました。



御寺・泉涌寺のご長老・上村さまの講話を伺いました。ご長老と言っても、昭
和13年生まれですから、私より3歳お若い方でした。

講話のテーマは「人生プラスマイナス0」でした。「-」とは努力無しで、「なん
でや」と不足を言う。「+」は努力すればどんどん良い方向にプラスになる。お
話は面白かったのですが、私にはこの意味が一寸わかりずらかったです。

「欲の話」「六波羅蜜(釈迦が示した六つの実践)」「孟子の言葉」等々のお
話でした

御寺の舎利殿には「お釈迦様の顎の骨」が納められているそうです。顎は説
法に必要な部分で、ありがたいということでした。

その関係もあり、春には御寺と関係のある中国のお寺を訪ねる旅を80人の
坊様と共に巡られたそうです。

『出し入れはまず出すこと。「施して」こそ「ご利益」がある、神社仏閣にお
参りしても、お賽銭も上げず、上げたとしても軽いアルミ銭ではご利益もアル
ミ銭どまり、お賽銭はほどほどにほり込んでいただきたい』等笑いを誘う話を
なさいました。

私は説法と言うものをそんなに聞いた経験があるわけではないのですが、ブ
ログのようなものだな~と思いました。お坊様ですから、身近に起こった事を
話され、そのことに関しての感想を述べられるのが「説法」と言うもののよう
です。
            

    二つの山門を通ってお寺に…      右   一の門     左   二の門

     
                月輪陵(つきのわみさぎ)


このご門から奥は宮内庁の管轄で、お坊様といえども、めったに入れない。左
右の塀の格子部分から覗くと、仏式の御石塔がずらりと並んでいるのが見て取
れる。所謂、皇室の墓地である。



待ちに待った「精進料理」 う~ん期待はずれ! 量的には丁度良かった物の、
煮っころがしばかりと言う感じ。 



最後に行ったのが、第二の門の横にある、「楊貴妃観音堂」です。今ここが人
気スポットになっている。何故か、ここのお守りのご利益は「良縁」「美人に
なる」だそうです。

石田純一さんが、テレビの旅番組の撮影でここに来られた時、「良縁」のお守
りを買われたそうです。まもなく東尾嬢とであい、結ばれたということで、若い
方の参拝が増えて、人気スポットになったというのです。石田夫妻はお礼参りに
も来られたそうです。めでたしめでたし。

「皆さんは『良縁』はもういいでしょうが『美人になる』お守りはまだ間に合いま
す、お買い求めください」やれやれ商売上手。勿論両方とも買いませんでしたよ、
私は。その代わり、数十年前に買った美味しいお漬物の店を探して、「柴漬け」
を買って帰りました。美味しかったですよ。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする