ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

年寄りの実感 「川柳」

2011年10月14日 | 雑誌から

          「サンダーソニヤ」   天王寺公園     (11-6-4)
     

今日は午後から雨だというので、挿し木やチューリップ、水仙の植え付けを
しました。チューリップも、水仙も新しい品種なので来春が楽しみです。

久しぶりに「ジバングの川柳」から

     歯ごたえの 無いものばかり 箸すすむ

だんだん歯が弱ってきて、固いものはゆっくりかむようになりました。大好き
だったオカキは用心しつつ、噛み砕いています。これはとても不自由なことで、
息子達には、歯を大切にするように、いまさらながら言って聞かせています。

     くらべても 仕方ないのに くらべてる

「歯」にしても昔はバリバリたべれたのに~、一日中花をいじっていても「腰」
は痛まなかったのに~、階段を駆け上がっても「息」が切れなかったのに~
等々、つい昔と比べてしまいます。無いものねだりでがっくり来ます。


     年金が 生きていますか 聞きにくる

今年でしたか、去年でしたか、調査の怠慢から、本人が亡くなって払わなくて
もいい年金を払い続けたり、親不孝者が、お金ほしさに、親が生きているよう
に見せかけて、年金を貰い続けていたりした事件が発覚しました。勿論親の
遺体は白骨化している。どんな神経をしているのでしょうね。だから今は、年
金課でも、性根をすえて掛かっているのでしょうね。

     そうだねと 相槌ほしい 一人者

そうなんでしょうかね~。その立場に立ってみないと分かりませんが、「この
人は一人暮らしだな~」というのは分かる時があります。病院でも私は良く話
しかけられるのですが、そんな時私のことは一切聞かず、自分の病気のこと、
食べ物のこと、ご近所のことを息もつかずにと言う感じで話して来られます。

先日もこんな会話がありました。「家を出ますとね、ご近所の方が『何処へ
?』私は『xxのお医者さんへ』と内科、歯、整形、目等、その時によって答
えますねん。たまには『お友達とお食事に…』なんて言うてみたいわ」ですっ
て、ごもっともです。

     気づかねば 幸せだった 勘違い

あるあるそんなこと。気持ちよく信じていたのに、「待てよ、もしかして…」
と自分の勘違いに気づいた時、今までの幸福感から一気に奈落の底に、その
感覚は、複雑です。恥ずかしいやら、情け無いやらな~。

     ふつふつと 怒りが沸いて まだ元気

民主党の政治を見聞きしていますと、どうにも出来ない苛立たしさや、「又、
詰まらんことを言って誤解を招くだけでしょう!」等々、新聞・テレビで顔を
見るたびに怒りが沸いてきます。まだ怒る元気があるんだよという句でしょう
か。

     結局は 年寄り向きの 機種にする

携帯だと思うのですが、色んな機種が出てきて、自分も若い人に伍して、新し
い機能も使いこなしてみたいと、勇んでお店に行っても、仕様が難しくて覚え
られないという前に、あの小さな字が読めません。私の携帯は「字が大きく、
万歩計がついていさえすればいいです」と買いました。



        「ストケシア」   武庫之荘で     (11-6-22)
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