ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

外交敗北

2007年01月24日 | 読みました
            尼崎緑化植物園
          訪れる人も無い温室で
         ひっそりと咲いていました
 
        外交敗北    重村智計   講談社

北朝鮮と日本政府の関係が良く解った。拉致被害者を助け出すのにチャンスは何度もあったのに、政治家も外務省も「日朝国交正常化」の前には、助けを求める国民の事は2の次、3の次であった事もよく解った。拉致被害者5人が一時帰国した時、帰さないと決めた事は新聞報道で断片的には知っていたが「そうだったのか」と「帰すべき」と言った人達に改めて怒りを覚えた。

中山参与は改めて凄い人だと思った。女らしい外見、優しいおっとりとした口調、しかしその意志は強固である。5人を北朝鮮に帰すべきと主張するアジア大洋州局長に5人を日本に留める事が出来ないなら「出来る人に代わって貰えばいい」「局長、貴方がやっていることは外交ではない。北朝鮮へのお願いだ。外交官ならお願いを止めて外交をやりなさい」と言い放ったという。

重村さんはこの度の山崎さんの北朝鮮訪問をどのように思われたか。
           
           ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「救急車お願いします」フロントに電話する声スタッフの声、脱衣所が騒がしい、行ってみた。3~4人に囲まれた人の頭が見える「もう大丈夫よ!救急車なんか呼ばないで!もう正気だから!」「でも今まで気を失っていたのよ、病院に行ったほうがいいよ」「いいのよ。もう正気なんだから!」その声は○○さん。何時も私に「この字は何て読むの?」「どんな意味なの?」と聞いてくる人だ。そう言えば12月初め「私ね。この間瞬間的に気を失ったらしいのよ・・・」って話を聞いた。

今日もサウナでさっきまで一緒だった。彼女は出ると直ぐ水風呂に入る。「どうして入らないの?気持ちいいのに」と何時も言う。私も若い頃は水風呂とサウナに交互に入っていたから、気持ちの良い事は知っている。でもその時は40代だ。30年も前と同じ事は出来ない。毎朝の血圧の数値によってサウナもたまには入らない事もある位だ。裸で倒れるのも恥ずかしいが、それ以上に皆さんに迷惑が掛かる。自分で自分を律しないといけない年齢になっている。彼女も私の2歳下だから、その範疇にある。

彼女は一日に2~3回入るらしい。以前は4~5回入っていたらしいが、今,韓流テレビに夢中で、その放映13時には帰宅する為、回数が減ったと言っていた。彼女の為には良い事だと思っていたのに、とうとうやってしまった。正気に戻るまでの時間が、だんだん長くなって大事に至る事も考えられる。

倒れるのを目撃した人が話すには、風呂場と浴室の間のガラス戸に倒れこんだらしい。顔は血の気が無くて真っ白だったと言う。何時もならサウナから出て顔は桜色のはずだ。

皆さん大体同じ時間帯に来るので顔なじみの人が多い。1人の人が、私に会釈して出口に飛んで行った。何だか何時ものにこやかさが無いな~と思ったが、そんな事が起こっているとは知らなかった。それがフロントへの一報だったらしい。フロントに通じる電話はあるのだが、私達は使い慣れないから、その存在を忘れて駆け下りて行ったようだ。

そういえば以前私も関わった倒れた妊婦さん、その後無事出産したのだろうか。男の子かな?女の子かな?時々思い出すことがある。

70の峠を越えた今、体調に関しては大げさぐらいに考えても良いのだと、改めて確信した今日一日でした。
                          (280回)

          
      
コメント (4)
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