緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

久しぶりの日本酒(21)

2022-04-10 23:27:11 | グルメ
昨日ホームセンターで、一升瓶(1.8ℓ)980円の日本酒が売っていたので買って飲んでみることにした。







「武蔵男山」。埼玉県の酒だ。
まずラベルが気に入った。
昔ながらの伝統的なデザインのラベル。いかにも日本酒にふさわしいデザインだ。

昨今はラベルのデザインを現代風にした日本酒が殆どで、720mℓ瓶の殆どはこの種のラベルに置き換わってしまったが、一升瓶のラベルはこのような昔ながらのラベルが未だ残っている。

ラベルの成分表示に、醸造アルコール、糖類、酸味料とあり、安酒の典型的な添加した酒だ。
飲んでみるとそう味は悪くはない。意外にも飲みやすかった。
昔はこの種の酒が殆どだった。
過度に飲み過ぎると悪酔いした。
現在は日本酒は純米吟醸酒が主流となり、品質が著しく向上したが、その反面、果実酒のような余ったるい日本酒が圧倒的に増加した。
ラベルの変化とこの果実酒風甘ったるさは相関関係があると思う。
おそらく女性の客層を取り込むための味造りを念頭に入れたものではないかと思う。

しかし日本酒のラベルはこの武蔵男山のような女性を寄せ付けないような硬派なデザインが最も似合っている。
いずれこのようなデザインは過去の遺物として消え去っていく運命なのだろう。
寂しいものだ。

(追記)
安酒で思い出したが、北海道にいたころ、夜の列車の中で4人掛けボックス席で勤め帰りのサラリーマン数人が、ちくわをつまみにしてワンカップで晩酌する光景をよく見かけたものだった。
今ではこのような場面に出くわすことは皆無となったけど。
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