緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

小さな木の実(ギター三重奏版)を聴いた

2024-10-06 22:01:23 | ギター
2週間ほど前、あるきっかけでギター3重奏曲を探していたときに「小さな木の実」という曲に出会った。

小さな木の実(ギター三重奏)


(Youtubeで見るをクリックすると聴くことが出来ます)

かなり手の込んだ編曲で上級者向きだ。
以来、何故かこの曲が心に残り続けていた。
そこで昨日の夜、この曲のことを少し調べてみた。

この曲はフランスの作曲家でオペラ「カルメン」で有名なジョルジュ・ビゼーによる歌劇「美しきパースの娘」の中の「セレナード」を元に、作曲家の石川皓也氏が作り変えたものらしい。
この曲が生まれた背景はウィキペディアに詳しく載っているが、歌手、NHKの番組ディレクター、作曲家、作詞家の強い思いにより作られたことが分かる。
詩は海野洋司氏によるもので、過去に作られた作品をこの曲に合わせて作り直したのだという。

「(NHKの番組ディレクターの)若林は完成した曲を聴いて、この曲は陰のある少年のイメージがあると感じ、作詞家の海野に、少年を主人公にした詩を書いてほしいと依頼した。その背景として、ちょうどこの時期は車社会による交通事故での死者数が増えており、テレビで交通遺児を取り扱った番組を見た若林が「少年をテーマにした楽曲で応援しよう」と考えたことが発端となった。」(ウィキペディアより抜粋)

幼くして父親を失った男の子が、かつて父親と一緒に拾った木の実をにぎりしめ、暖かった父親とのふれあいを思い出す。
素晴らしい詩だ。
幼くして親を失った人の親を思う気持ちがこうも強いものなのか、ということがひしひしと伝わってくる名曲だ。是非聴いて欲しい。

1971年に放送されたオリジナルはYoutubeに無かったが、1995年にみたびNHKみんなのうたで放送されたときの音源が見つかったので貼り付けさせていただく。

NHKみんなのうた 小さな木の実 歌:蒲原史子


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 仕事に対する誠意はどこから... | トップ | 究極の2重奏 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
家内の鼻歌 (武田の赤備え)
2024-10-09 05:10:17
いつも楽しく拝見させていただいております。
時々家内が、鼻歌で歌っているのを聞いたことが
ありましたが、原曲はこれだったのかと納得しました。ストレートに心にしみこんでくるものがあり、
それ故、家内も覚えているのでしょう。いい曲ですね。
返信する
Unknown (緑陽)
2024-10-09 23:40:28
武田の赤備えさん、お久しぶりです。
確かにいい曲ですね。
1971年に初めてNHKみんなのうたで放送された音源を聴けないのが残念ですが、その頃の私は小学校2年生くらいのころで、「みんなのうた」は家のテレビで毎日のように流れていたので恐らくこの曲も聴いていたのだと思います。
あと、蝋で作った羽をまとった人間が太陽に向かって飛んでいく、イカロスの翼?という曲はいまだに覚えています。
返信する

コメントを投稿

ギター」カテゴリの最新記事