緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

久しぶりの日本酒(22)

2023-02-17 20:32:02 | グルメ
今日、近くのスーパーでめずらしい日本酒を見つけた。
「田中農場」という日本酒。



「諏訪泉」という銘柄で知られている鳥取県八頭郡智頭町にある諏訪酒造の日本酒だった。

実はこの諏訪酒造、2年ほど前に山陰山陽地方のローカル線の旅に出かけたときに酒蔵を訪れたことがある。
鳥取から津山に行く途中で列車乗り換えのために1時間ほど待ち時間があったので、駅を降りてぶらり歩いてみようと案内版を見て偶然見つけた酒蔵であった。





この酒蔵は当たりだった。
酒造りは一流、ものづくりに対する誠実さを十分に感じられる味わいだった。
酒蔵はこじんまりしていて綺麗で、派手さとは無縁。
この時は確か、スイカの種から取った酵母で作った新種の酒と1986年製のヴィンテージものを買って、1986年の方はその日の晩に宿で飲んだ。

そんな諏訪酒造がスーパーに日本酒を出すなんて夢にも思っていなかったので驚いた。
早速買って、家で夕食後にヤフオクで買ったぐい飲みに注いだら色がかなり濃い。



製造年月2022年6月。だからスーパーに出たか?。
酒米は鳥取県八頭町産の山田錦100%とある。
精米歩合70%。
いい酒米を使っている日本酒は精米歩合は関係ない。



日本酒は今までの経験だと、酒米の産地と銘柄名を記載したものはたいていはいい酒で旨い。
この日本酒も例外ではなかった。
味は昔ながらの日本酒の味。深い味わいで通好みの酒だと思う。

とにかく日本酒はピンキリだ。
いい酒を探すにはかなりの数の銘柄を試さなければならないだろう。
私はこういう伝統的な、時流の変化に左右されない、筋の通った素朴な味のする酒が好きだ。
こんないい酒をスーパーに出して、製造品質が落ちるのを懸念する。

もう1本買っておけばよかったな。失敗だー。

【追記】
ラベルにH28BYという記載があったので、調べてみたら、醸造年度が平成28酒造年度で2年ほど熟成させた酒だとのこと。
だから旨いんだ。
こんなことも知らなかったなんて、まだまだ日本酒初心者だな。
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