緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ホセ・ルイス・ゴンサレス作曲「深い愛( Amor Profundo)」を聴く

2023-02-16 22:45:52 | ギター
睡眠不足で昼間は何度も居眠りに誘われた。
今日は早く寝ることにしよう。
寝る前聴く1曲はこれだ。

ホセ・ルイス・ゴンサレス作曲「深い愛( Amor Profundo)」



ホセ・ルイス・ゴンサレスの演奏に初めて出会ったのが、高校3年生に上がる前の春休み。NHKFMで放映されていたクラシックギターの特集番組で「ホセ・ルイスの至芸」という当時日本で発売されたばかりのレコードが流され、カセットテープに録音したときだ。
バリオスの郷愁のショーロ、前奏曲ハ短調、サーインス・デ・ラ・マーサのアンダルーサやソレアなどの演奏を聴いて、その音の美しさ(単なる美音ではない)にものすごい衝撃を受けた。
当時、高校の必修クラブ(授業時間内で行われたクラブ活動)でギタークラブに入っていたが、ホセ・ルイスの弾く郷愁のショーロのとりこになった私は、このクラブ活動の時間の初めから終わりまでバリオスの郷愁のショーロをずっとえんえんと弾きまくっていたことが思い出される。そして下級生のエレキの上手いやつ、そいつはエレキが最高のギターだと思っているうぬぼれ野郎だったが、やつの近くで、ある時突然アルハンブラを弾いたら、そのエレキ野郎が何と楽器を弾くのをやめて私のアルハンブラを聴きだしたのである
エレキが最高だと思い込んでいるヤツをぎゃふんと言わせてやったわけだ。当時いつ貧血で倒れてもおかしくない程青白い顔をしてがり勉をやっていた私にとってこれは爽快で面白い出来事でもあった。

横道に反れたが、ホセ・ルイス・ゴンサレスが「夜明け」とともに、自ら作曲した「深い愛」の自演録音があったので貼り付けさせていただく。
栄光と絶望という二極の人生体験をしたホセ・ルイスならではの曲と演奏だ。

Jose Luis Gonzalez, Amor Profundo en concierto
コメント    この記事についてブログを書く
« シュテファン・ラック作曲「... | トップ | 久しぶりの日本酒(22) »

コメントを投稿

ギター」カテゴリの最新記事