緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

社外ステアリング交換(番外編)

2022-05-04 22:02:42 | 
先日、結構な値段(2万円台)で数か月待ちで購入したイタリア製のステアリングを、試行錯誤のうえに無事装着完了するまでのプロセスを記事にしたが、装着完了してから数日後に異変に気付くことになった。
ホーンボタンのロゴマークの位置がずれていたのである。
ホーンボタンは嵌め込み式であるが、はめ込んだ後は固定され、動かないものだと思っていた。
ホーンボタンを触ってみたら、何と回転する。
回転するだけならまだましだが、ボタンを持ちあげたら何の抵抗もなくステアリングから外れてしまった。



試行錯誤をしながらやっとのことで装着できたというのに、ボタンが簡単に外れてしまっては苦労した甲斐がなくなってしまう。
これにはいささか落胆した。
ボス径がボタン径よりも3mm小さいと思い込み、現物合わせせず、ボタンの固定爪の下半分を削ってしまったのが原因だったのかもしれない。
簡単に外れないように何か細工しようかと思ったが、接着材などを盛ってもその接着材が外れてボスの中に入り込む心配があるので、こういう安易な対策はしない方が良いと思った。
そうなると残りの選択肢は新品のホーンボタンを買って付け替えるということになる。

ネットで調べたら代理店ではない店で結構高い値段で販売しているのを見つけ、これを買うことにした。



今日その新品のホーンボタンが届いたので、炎天下の中、交換作業を行った。

まずバッテリーのマイナス端子を外し、ステアリング固定ボルトを回してステアリングを取り外す。



ホーンボタンを外したボス。



新品のホーンボタンをまずステアリングに嵌め込み、次にホーンボタン裏側のプラス端子にホーン配線を接続、そしてステアリングをボスに位置合わせしてから再びホーンボタンを押し込み、固定ボルトで固定する。



バッテリーのマイナス端子を接続し直し、ホーンが鳴るか確かめる。
何とボタンを何度押しても鳴らない。
多分、アースが取れていないからだ。
ステアリングを再び取り外し、ホーンボタン側面から出ているアース用の針金を目視で確認する。



すると針金の左片側部分のホーンボタンケースの樹脂が完全に削れていないため、アース用針金が左右で傾いていることが分かった。そこで左側樹脂の溝をヤスリで削って拡げることにした。





十分に削ってから再びステアリングとホーンボタンを装着。
ボタンを押して鳴るかどうか確認。
今回も音は無情にも出てくれない。

何が原因か? 多分、アースを取るための針金が十分に出ていないために、ボスに接触していないためだと思われた。
そこで針金を出来るだけ引き出して、固定する位置も前回と変えてみた。ボルト2本でまず仮止めする。
今度は上手くいくか?。

結果は鳴ってくれた。やれやれだ。
位置がずれないよう急いで残りのボルトを締めて固定する。



スーパーまで走らせ、スーパーの駐車場でボタンを押してみたらちゃんと鳴ってくれた。まずは一安心。
しかし、また緩んでくる可能性もある。
多分、今まで付いていたナルディのステアリングのホーンボタンを固定するフランジのような金具が無いと、ホーンボタンを完全に固定することは出来ないのはないかと思う。
このフランジは以前はアマゾンで販売されていたが現在はアマゾンでも代理店でも扱っていない。

もしアースがずれて、ホーンが鳴らなくなってしまったらどうするか。
針金の先端に何か金属のものをくっつけるか巻き付けるかして、接触を保持できるようにするか、何かしら手立てはあるがずだ。
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