世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

東大宮演劇祭

2009年02月21日 22時23分53秒 | Weblog
後輩女子Cちゃんとお出掛け★
Cちゃんは同じ部署の人なんだが、今は他部署に拉致監禁されている。
期間限定であと2ヶ月は戻ってこない。さみしいわ。
もちろん吉熊も一緒にお出掛け。
今日の吉熊はおニュー(死語)のセーターを着ておめかし。可愛いよ、吉熊。
Cちゃんにさっそく誉められた吉熊は照れていた。

休日に会社の人に会うって、けっこうテンションが上昇する。
Cちゃんの笑顔は業務中もプライベートでも変わらない。
素敵女子なんである。


今日は、会社の先輩の芝居を観に東大宮に上陸。

時間は12時。
まずは腹ごしらえといきましょうか。

東大宮駅東口の尾道学校にてラーメンとらー茶を堪能。
店内は教室と見まごうばかりの様子。
木の机や黒板が懐かしい雰囲気を醸し出している。


向かうは東大宮コミュニティセンター。
東大宮演劇祭での(劇)レインボウ城!さんの三作品。



今日も熱かった!
熱すぎるぜ。

三作品ともテンションが高く、Cちゃんと抱腹絶倒!

★「ルームメイト2」
愛に性差なんて関係ないのでは?という観点が軸。
独身寮に美女がやってくるんだが、実は男というストーリー。
好きになった人のセクシャリティがゲイだろうがレズビアンだろうが関係ないんじゃね?という主張が丁寧に内包されていて、とても考えさせられた。
私なんて性差どころか…クマでも可だもんね!
好きになる対象の間口を広げると、いろんなものを愛することができるんである。
素晴らしいことだ。


★「悪魔の結婚式」
父一人、娘一人。そんな父子家庭の娘が嫁ぐことになった。娘を溺愛する父親が結婚式を阻止することを企てるんだが…。
…このときの父親役の衣装がアーミー柄。ワロタ。
この作品で使用されていた音楽がどれも好きなものでコーフン。最後に使用されていた「ラヴァーズ・コンチェルト」など。久々にまじまじと聴きたくなった。

あと讃美歌312番のダンスバージョン!
「いつくみふか~き~♪友なるイエスは~♪」
手拍子付きでノリノリ!
もしも私が結婚式をするならば、これを使用したいなどとけっこう本気で妄想してしまった。

Cちゃんも私も神父(信者)役の斉藤アーサーさまに爆笑!


★「超・若様侍捕り物控」
3歳児の若様は身長1メートル92センチのだだっ子。お世継ぎ争いに敗れ、難を逃れて城下町へ…。

若様の舌足らずな口調がかわいかった。
でも身長高し。
見た目、普通の青年。
彼の衣装は、前掛けと着物とハーフパンツのミックス。
非常にシュールだったんだが、背中には大きなクマちゃんの絵柄が入っていて萌えた~。クマクマ~!

あと藤の方を演じた前野ハトゥーン姫(この劇団の役者さんの名前には「王子」「姫」が付く)の迫力のある演技は前から好きで、今日も堪能させていただいた。
あの透き通る声が羨ましいとはCちゃんとの一致した感想だ。

もちろん、三作品を通して見られた私達の先輩の役者としての顔も素敵だった。

大いに笑い、腹筋が疲れた。
この劇団のスゴいところは、笑いをただのコントにせず、「芝居」にしていることだ。
いつも帰り道に何かを考えさせるというお土産を持たせてくれるんである。
今日は帰りにCちゃんとお茶をしながら感想を述べあった。


たくさん笑って、たくさん話して、美味しいものを食べて…とても充実した日だった。

東大宮演劇祭での(劇)レインボウ城!さんのお芝居は明日も開催されます。
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モネのマネ

2009年02月21日 22時21分40秒 | Weblog
私の母は編み物が得意である。
茶の間の柱に背中を凭れ、しょっちゅう何かを編んでいる。
二本の棒と毛糸を器用に動かし、まるで魔法のようにセーターや吉熊の靴やらを生み出す。
本などを参考にはしない。
頭にイメージが浮かんできて、それを現実化するんだそうな。
また、本人曰く、「毛糸と会話をしている」んだそうな。

ミナクル!

今回編み上がったのは、モネの睡蓮をマネしたもの。

モネのマネ…。

セーターをキャンバスに見立て、絵を描くように編んだ渾身の作品。

彼女の編み物の技は、私にも妹にも受け継がれなかった。
私なんて、3平方センチメートルの面積を編むのに4時間かかるほどの不向きさである…(妹は器用だが編もうとはしない)。

おそらく母の編み物の才能は、彼女一代で途絶えるんだろう。

なんだか勿体ないような気がする。
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