世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

割りきり

2009年02月10日 23時40分27秒 | Weblog
心療内科デー。

今日は5時ぐらいに●●●ィ~(部長)から仕事を依頼された。
6時少し前に結果を報告。
「いいですねー。ではこの件についてもう少し深く調べてクダサイ」
と言われた。
しかし、6時に会社を出ないと心療内科に間に合わない。私の通院する心療内科は受付終了時間になるとエレベーターが停止してしまう世知辛いトコなんである。
パキシルも底をついた。
パキシルあっての私、私あってのパキシルみたいなとこ、あんじゃん?
離れられない二人、みたいな。
前世は一対だった、みたいな。
金曜日の夜など、ごく稀にパキシルを飲み忘れることがあるんだが、翌日は必ずシャンビリが発生し、やる気がなくなる。
だからパキシルだけは切らせるわけにはいかないんである。

6時まで全力を尽くし、6時になったと同時に心療内科に電話をした。
受付の青年曰く、少しの時間ならば大丈夫とのこと。でも早く来いとさりげなく催促をされる。

●●●ィ~に「今日はちょっと残業できないんです」と言ったら、木曜日でもいいとのことだったのでマッハで帰社。

早足をしつつ、急に情けなくって泣きそうになる。


心療内科は、結局2時間30分待ち。

隣の隣の女が飴を音を立てて舐めていてとても煩かった。

カチカチ…ジュ…クチャ…ジュジュッ。
咀嚼音だけでも不快なのに、飴の甘い香りまで漂ってきた。
ああ、この匂いは、あの女の口内で唾液と絡まったものが蒸発してここまで漂ってきたんだなぁ…と思うと吐きそうになった。

疲れてしまい、後半30分はひたすら瞑想。

待合室に流れる音楽は、いつもは癒し系のホワワ~ンとした曲なんだが、今日はクラシックの詰め合わせだった。
4回目のゴールドベルグ変奏曲のアリア(バッハ)が流れてきた頃、診察室に呼ばれた。

「お待たせしました。…って、いつもですよね。アハ」
と、クマ医師にしては珍しく、笑顔でウェルカム。

私の症状は良くなっているようだ。
そういえば、無駄なことをあまり考えなくなった。
先日観た映画「禅 ZEN」と認知行動療法により、「あるがままに」(裏を返せば「どうでもいい」)というポリシーが我が身に根付いた気がする。
やることをやって、その上でどうしようもないことに遭遇したら、「あるがままに」と心で唱えるようにしているのがいいのかもしれない。

今日だって、もし●●●ィ~に良い顔をしようと無理して残業していたって、たぶんイライラしてしまい仕事にならなかったんじゃないかと思う。
●●●ィ~が私のことをどう思うのかは若干不安だが。私にも私の都合があるわけで。それに頭も心も体もストロングゥ~ッなエリート●●●ィ~には私の症状なんてたぶん理解不可能だろう。

心療内科に来る前のそのことをクマ医師に報告したら、大絶賛してた。
「とにかく、割りきるようにしてください」
とアドバイスをされ、無理をしないように重ね重ね言われた。

めでたし、めでたし。

追伸
クマ医師の眼鏡はさりげなくヲサレ眼鏡であった。…今まで余裕がなくて観察できなかった。
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