世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

31歳の初体験

2009年02月19日 22時16分01秒 | Weblog
私には後輩の男子がいる。
タイスケくん。もうすぐ26歳。

我が部署に来てからもうすぐ3年。
高学歴でおしゃれな今時の男子だ。
考え方も洗練されていて、あまり感情的にならない。いつも冷めた感じ。

異動してきた当時、
「何かスポーツしないの?サッカーとか?」
と尋ねられたタイちゃんは、
「サッカー…ボールを蹴ると足が痛くなるんでやらないですね」
と答えていた。

決してウケ狙いでもなく、真面目に答えていた。

弟のようで、時々お兄ちゃんみたいな不思議な彼。

そんな彼から誕生日プレゼントをいただいた

イヤホンと電動歯ブラシである。

どちらも高価なものだと、先週、ビックカメラに行って判明した。
電化製品に疎い私がなぜビックカメラに行ったかというと、タイちゃんの誕生日プレゼントを買うためだ。
そう、彼の26回目の誕生日は2月22日。
もうすぐなんである。

思えば今まで付き合ってきた殿方に、私はどんなものをあげてきただろうか。

ネクタイ
時計
ドイツ製の髭剃り
現代用語の基礎知識(本)
万年筆

…あたりだろうか。
別にタイちゃんは彼氏でもなんでもない。
可愛い後輩なだけである。
サクっと決めてしまえばいいんである。
しかし、ただでさえ二十代の殿方と交際したことがない私は迷いに迷ってしまった。
どんなものを欲しているのか見当もつかず、3時間ほど池袋をさ迷った。

相手はイケメン二十代男子なのだ。
下手なものはあげられない。

プレゼントを選ぶ情熱は、かつて付き合った殿方に注いだもの以上かもしれない。

プレゼントを選んでいるときに、普段のタイスケくんの言動を思いだし、ニヤニヤしてしまった。

結局、図書券と香水にした。

香水は「物腰の柔かめな二十代の男子が好みそうなものは?」と店員さんに聞いて選んだ。

31歳。
この干物女の私が、まさか年下の男の子へのプレゼント選びをするなんて思ってもみなかった。


でも相当楽しかった。
コメント (4)