世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

映画「飛べ!ダコタ」

2013年10月12日 21時46分14秒 | Weblog
映画「飛べ!ダコタ」を観賞。


上映会場が少なく、新宿の「シネマスクエアとうきゅう」へ。
初めて行った映画館だったのだが、ソファがフワフワで体にフィットして良かった。
客層は高齢者を中心にやや混んでいた。
外国人もいた。

NHK「おはよう日本」で紹介される映画は、私好みで裏切らない。
本作品も然り。

あらすじ: 終戦から5か月後の昭和21年1月14日。上海から東京へイギリス総領事を送る途中だったイギリス空軍要人機ダコタが悪天候に見舞われ、新潟県は佐渡島にある高千村の海岸に不時着する。ダコタは砂に埋もれ、滑走路もないことから乗組員は島にとどまることを強いられる。敵国であったイギリス軍人を前に、戦争で家族を失った者、いまだ戦地から戻らぬ息子を待つ者も少なくない住民たちは複雑な感情を抱く。だが、ダコタの第一発見者である千代子(比嘉愛未)の父で村長の新太郎(柄本明)は、率先して彼らを温かに迎え入れる。



実話らしい。



ここ最近観た映画の中でダントツに輝いていた。
伝えたいことが非常にシンプルで尚且つ無駄がない。
yahoo!のレビューで4.5という高評価を信じて良かった。


村人一人一人に宿るエピソードが最後にちゃんと実を結んでいてモヤモヤ感なし。
英国人と村人との交流も丁寧に描かれていて心が温かくなった。

最後。
村人が作った500メートルの手作りの滑走路で飛び立つダコタ。
爽快感満載。


イギリス人が佐渡を去る前夜の送別会が開催される。
そこで子供達が「ほたるの光」を歌う。
ここで涙腺崩壊。ラストまで涙が止まらなかった。



ビルマで戦死した息子の母親役でドラマ「愛という名のもとに」のノリ役の女優・洞口依子 が出ていた!!
純の恋人役だったあのノリである!!
高校時代、友達に「亮子ってノリに似てる」と言われたことがある。
しっかり初老の役がハマっていた。
息子を戦争で失いつつも、半年前まで敵国だった国の乗組員に対し、親切にする…。
悲しみ、母としての想いが十分に表現できていた。

ヒロインの比嘉愛未もとても可愛くて聡明でグー。


困っている人がいたら手を差し伸べる…そんな美しい日本人の心を再確認できた作品だった。




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スペインへ

2013年10月12日 21時27分17秒 | Weblog
今朝の便で、母と妹はスペインへ。
毎日、彼女達に連絡をしている私はちょっと寂しい。
てかかなり寂しい。

昨日、妹・芋子と交わしたLINE。
「明日からママをよろしくね」
という私にドラえもんのスタンプを返す妹。
「はい。任せておいて」
とでも言っていそうな雰囲気である。



彼女のスーツケース。
上の乗せているのはベイスターズのクマ。(妹は熱烈なベイスターズファン)。



あと一時間もすれば、彼女達はアムステルダムの空港に到着する。
そこで乗り継ぎがあり、5時間の観光をするっぽい。
その後、アムステルダムからバルセロナまで2時間10分の空路。
バルセロナから、ホテルまでバスで30キロでホテルに着くのが24時30分…。

頑張れ。母&妹。

スペインというとバルセロナオリンピックを思い出し、次の瞬間「リラの咲くころ バルセロナへ」が脳内に流れる。

あと坂本龍一が指揮していた開会式とか。(「El Mar Mediterrani」…あの曲、好き)



バルセロナオリンピック…忘れもしない中三の夏。
1学年歳下の岩崎恭子さんが金メダルを取ったあのオリンピック。

あの頃、スペインがどこにあるのかもよく分からなかった。
そこに母と妹が向かっているという事実に今更ながら地味にびっくりである。

無事に帰国してほしい。
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