世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

寛解

2013年10月10日 23時06分54秒 | Weblog
今日は朝から奇跡的にエアコンが点いていた!快適で、ここ数日間に溜まった仕事を片付けることができた。満足。やっぱり環境は大事だと思う。

朝から制服の業者さんが生地見本を携えて来社。
来年の秋冬物の生地である。


お昼は、人事部の女性課長と後輩女子二人と社長とで、近所の喫茶店へ。
なんだかよく分からぬが、たまに社長に呼ばれる。
「何を話したらいいんだろう」と、緊張して昨晩はあまり眠れないぐらいドキドキしていたが、楽しく美味しいランチだった。

課長と後輩女子Yちゃんは育児をしながら働いている。二人とも凄く大変そうだ。
Yちゃんは物事に執着しない。
他のママ友が手作り菓子や蒸かしイモを子供に与えているところ、彼女はスナック菓子を息子に与えているとのこと。
「ポテチは芋ですし、他のスナック菓子は大体トウモロコシですし、…原材料ベースで考えているんです」
と言っていた。
原材料!!!!!…爆笑。


食後、5人で本社に戻る途中。
琉球朝顔が目に入った。
ちょうど、先程のランチで、社長が自宅で琉球朝顔を育てている話をしていたのでタイムリーであった。
蒼い花が、湿度の高い風に重々しげに揺れていた。
みんなで笑いながら帰社。


午後はすこぶる仕事が捗った。この数日間の暑さに耐えながらの仕事はなんだったんだろう。また、上司に食事を御馳走になることは、無意識のうちに「恩に報いなければ!」という気にさせられる。




昼下がり、元・管理本部長が来社。数年前まで私の上司だった人である。
彼のお陰で店舗から総務部に来られたのだと感謝する一方で、彼の在任中、彼から受けた様々な言葉の暴力や態度が私の中で尾を引きずっていることは正直否めない。辛かった。


しかし、私は挨拶をした。
先に述べたように、感謝の気持ちがあるし、暫く見ない間にお爺ちゃんみたいに衰えた彼を見て、ショックだったからである。


もうひとつ。
数年前までの私とは違うところを見てほしかったのである。


おどおどしていたあの頃の自分とは違う。
書類を投げつけられていた私とは違う。


秘書検定一級を取った自信ある私を見てほしかった。
いや、見せなければ気が済まなかった。

秘書検定の勉強で学んだ通り、前傾姿勢で元気に挨拶をする私を見て、彼は目を潤ませていた。

この瞬間。
嗚呼、彼に対する私の中のモヤモヤ、恨み辛みは、寛解されたのだと強く思った。


やっべー!
色んな意味で泣きそうになってしまった。
でも気持ちの手綱を堅く握り、ピュアな気持ちをもって車で去る彼を見送った。



残業一時間。
色んなことがありすぎて、疲れた。

明日を乗り越えれば魅惑の三連休!
頑張ろう!

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