通勤用のヴィトンのルコ。
会社帰りに図書館に寄る日はクマの絵柄入りのサブバッグも持っていく。
退社準備をするとき、勉強道具が入ったクマバッグを見ると、後輩女子Cちゃんは「あ、今日は図書館ですね」と指摘する。
いつもなら「そうだよ」と答える。
しかし、今日は残業後に「バーガーキング」のことについて彼女と熱く語り、彼女がまだバーガーキングに入店及び食事をしたことが無く「今度行ってみたいです」と言っていたのを思い出し、「いいえ。今日はこのあとバーガーキングに行くのだけど、一緒に行く?」と誘ってみた。
「行きます!でもいいんですか?図書館」と心配そうなCちゃん。
「だいじ、だいじ(栃木弁で「大丈夫、大丈夫」)」と即答。
今週の花金はバーガーキング。
中にリンゴが入った「BKリンゴ」を食した。
その前に、私が行っている図書館を彼女に案内した。
彼女はもう一度英語を勉強したいそうだ。
たしか彼女が卒業した高校は県立高校の中でも特に英語に力を入れている学校である。
昔から英語が好きなんだそうだ。
経理部のO主任もこの図書館で簿記検定の勉強をしている。
いつか三人で一緒に勉強…ということもあり得るかもしれない。
さてBKリンゴ。
BKは恐らく「バーガーキング」の略だと思う。
しかし、Cちゃんは「BK…バカの略でしょうか」など言う。
面白い子だ。
私と後輩女子Cちゃんは二人とも栃木県出身。
話す内容も、宇都宮のバスの乗り方や東武デパートの横の飲み屋街などのローカルな話題だったりする。
また、二人とも同じような偏差値の共学の県立高校出身ということで話が合う。
そこに社内の噂話だとか妄想話が絡むのだから、カオスである。
凄いテンションで、3時間半、喋りとおした。
腹筋が痛くなってしまった。
ノンアルコールでこんなにも盛り上がれるだなんて。
「私、自分がこんなに笑える人生を歩めるだなんて、思ってもみなかった」
と真顔で話すと、
「何言ってるんですか~」
とCちゃん。
彼女は笑うが、これは本当だ。
7年前。
ストレスで胃を患い、脂っぽいものが食べられなくなってしまった。ハンバーガーなんてもってのほか。すぐに吐いてしまった。
胃を患うばかりか笑うことも無くなり、毎日泣いてばかりだった。
苦しくて苦しくて。本当に苦しかった。
そのうち眠れなくなり、でもこのまま実家に帰るのも嫌で、悩んだ末に心療内科へ通うことを決意した。
今は毎日笑っている。
あの当時の私には想像できないぐらいに。
毎日生きていくことは大変だ。
でも生きていればいいことがあるということを今の私ならば自信を持って言える。
私が好きな小惑星探査機はやぶさの目的は、小惑星から表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る技術(サンプル・リターン)を確立することだったという。
だったら、私は「生きていればいいことがあるということ」を実証する「人」でありたい。
そんなことを思った小雨交じりの春の夜だった。
会社帰りに図書館に寄る日はクマの絵柄入りのサブバッグも持っていく。
退社準備をするとき、勉強道具が入ったクマバッグを見ると、後輩女子Cちゃんは「あ、今日は図書館ですね」と指摘する。
いつもなら「そうだよ」と答える。
しかし、今日は残業後に「バーガーキング」のことについて彼女と熱く語り、彼女がまだバーガーキングに入店及び食事をしたことが無く「今度行ってみたいです」と言っていたのを思い出し、「いいえ。今日はこのあとバーガーキングに行くのだけど、一緒に行く?」と誘ってみた。
「行きます!でもいいんですか?図書館」と心配そうなCちゃん。
「だいじ、だいじ(栃木弁で「大丈夫、大丈夫」)」と即答。
今週の花金はバーガーキング。
中にリンゴが入った「BKリンゴ」を食した。
その前に、私が行っている図書館を彼女に案内した。
彼女はもう一度英語を勉強したいそうだ。
たしか彼女が卒業した高校は県立高校の中でも特に英語に力を入れている学校である。
昔から英語が好きなんだそうだ。
経理部のO主任もこの図書館で簿記検定の勉強をしている。
いつか三人で一緒に勉強…ということもあり得るかもしれない。
さてBKリンゴ。
BKは恐らく「バーガーキング」の略だと思う。
しかし、Cちゃんは「BK…バカの略でしょうか」など言う。
面白い子だ。
私と後輩女子Cちゃんは二人とも栃木県出身。
話す内容も、宇都宮のバスの乗り方や東武デパートの横の飲み屋街などのローカルな話題だったりする。
また、二人とも同じような偏差値の共学の県立高校出身ということで話が合う。
そこに社内の噂話だとか妄想話が絡むのだから、カオスである。
凄いテンションで、3時間半、喋りとおした。
腹筋が痛くなってしまった。
ノンアルコールでこんなにも盛り上がれるだなんて。
「私、自分がこんなに笑える人生を歩めるだなんて、思ってもみなかった」
と真顔で話すと、
「何言ってるんですか~」
とCちゃん。
彼女は笑うが、これは本当だ。
7年前。
ストレスで胃を患い、脂っぽいものが食べられなくなってしまった。ハンバーガーなんてもってのほか。すぐに吐いてしまった。
胃を患うばかりか笑うことも無くなり、毎日泣いてばかりだった。
苦しくて苦しくて。本当に苦しかった。
そのうち眠れなくなり、でもこのまま実家に帰るのも嫌で、悩んだ末に心療内科へ通うことを決意した。
今は毎日笑っている。
あの当時の私には想像できないぐらいに。
毎日生きていくことは大変だ。
でも生きていればいいことがあるということを今の私ならば自信を持って言える。
私が好きな小惑星探査機はやぶさの目的は、小惑星から表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る技術(サンプル・リターン)を確立することだったという。
だったら、私は「生きていればいいことがあるということ」を実証する「人」でありたい。
そんなことを思った小雨交じりの春の夜だった。