世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

一足早くお花見

2012年04月01日 22時37分59秒 | Weblog
今まで桜を嫌いだと言う人に出会ったことがない。
桜には普遍的な美しさがあるからだと思う。
それに、咲く時期が「春」という甘美な季節っていうのも要因ではないだろうか。

八重洲ではやぶさを拝んだ後、恵比寿に向かう。
目黒通り桜の桜は一部咲きといったところだろうか。
巡ってきた春。
冬を耐えたご褒美の桜。


プライムスクェアシティの桜はけっこう咲いていた。





山種美術館へ。
一足早くお花見をしてきた。


「桜 さくら SAKURA 2012 ―美術館でお花見!―」








日本画では速水御舟が好き。
「炎舞」を観て御舟のファンになった。



今日は彼の「春の宵」を目指して来たといっても過言ではない。
薄墨色の夜、斜めに伸びた桜の枝から、花弁がはらはらと舞い落ちる。三日月に照らされた桜は、最期の妖しさを湛え、白く浮かんでいる。この情緒溢れる雰囲気が私はとても大好き。




「夜桜」も好き。
葉脈に金箔が施されていて、夜桜の繊細な輝きが再現されている。



また、「これ、素敵」と思う度に作者を見てみると大抵「石田武」という名前だった。
いやー、大発見。すっかりファンになってしまった。
児童書の挿絵や動物図鑑のイラストなどを描いた後、日本画家に転身した画家。
73年に山種美術館賞展で大賞を受賞したらしい。

千鳥ヶ淵(石田武)
背景のモスグリーンの水面。
よく見ると波紋らしきものが薄っすらと描かれている。




吉野(石田武)




春宵(石田武)
これ、ずっと見入ってしまった。
幻想的でうっとり…。




清姫のうち「入相桜」(小林古径)
悲恋を顛末を表現した作品。
どこか物悲しさを湛えた桜だ。



桜花(小林古径)
鮮やかな色彩はやはり古径!



朝陽桜(橋本明治)
花一つ一つがぷっくりと浮き出て見える。
砂糖菓子みたいな質感がユーモア。
三春の滝桜がモチーフとのこと。



春光春衣(松岡映丘)
こういう世界、大好き。
絢爛豪華な衣装を着ている二人の姫に舞う桜。
まさに王朝絵巻のようだ。



春庭(小茂田青樹)
この風景、どこかで見たことがある。
そんな懐かしいデジャヴを感じてしまった。
胸に沁みる緑と薄紅色。




日本画×桜の魅惑なコラボを十分に堪能できた。
同じ桜を描いているのに、画家によって様々な姿になり、絵の中に収まっていた。
2012年の桜を私はどのように心に描くのだろうか。


恵比寿駅近くのドトールで一休み。
買った図録をぼんやり眺める。余韻を楽しむ。


そんな私の目を盗んで、吉熊がっ!「僕だって喉が渇いてるんだよう」だって。んもう!



恵比寿駅の東側にあるアウトドア専門店の前に鎮座する大きなクマさんにご挨拶。


今週末もパワーチャージできた。
来週はいよいよ桜本番!
うきうきわくわくである。


オフィス街 ランデブー

2012年04月01日 22時04分12秒 | Weblog
今更だが、小惑星探査機はやぶさが好きだ。サンプルリターンをやり遂げた実話も、はやぶさプロジェクトの諦めない勇気も、イトカワに映ったはやぶさ自身の影も、大気圏再突入時の四散する儚さも全部好き。とにかく好きで好きでたまらない。

今日ははやぶさとランデブーをしてきた。
八重洲にある東海証券のロビーにて、映画「おかえり、はやぶさ展」が開催されている。
春の日差しの中、私はうきうきるんるんで彼に会いに行く。
八重洲のオフィス街にある証券会社。



その奥に鎮座するはやぶさ様。まずは軽く拝む。



映画で使用されたイオンエンジンの模型や小道具を拝むように凝視。
このスノードーム、商品化されないのかしら。可愛い。



劇中に使用されたイトカワのぬいぐるみ。
可愛いな。そのまんまラッコ!



イオンエンジン、萌え。


吉熊、超ご機嫌。


大型テレビではやぶさの軌跡を観賞。胸が熱くなるぜ。


アンケートを受付に出す際、はやぶさのクリアファイルが置かれているのを発見。



「欲しいなあ…あれ、すげー欲しいなあ…」
とガン見していたら、証券会社の人が
「いいですよ」
と笑って渡してくれた。
なんていい人なんだー!
はやぶさが浮き出て見える素敵なクリアファイル。
様々な角度にしては、舐め回すように見る。むふふー!


嗚呼、はやぶさ!
愛してるよ~!


明日、新宿の紀伊国屋ホールで開催される公演会。
新宿に寄ってその支払いを済ませた。



《第217回新宿セミナー@Kinokuniya》『はやぶさ 世界初を実現した日本の力』(日本実業出版社)刊行記念 立花隆・川口淳一郎 講演会 「見えてきた太陽系大航海時代。その実現へ向かって」(2012年4月2日) 

「元はやぶさプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏と、ジャーナリストの立花隆氏が、「はやぶさ2」の果たす役割、日本の宇宙開発の進むべき道、そして、もうそこまで来ている「太陽系大航海時代」と、その核となる拠点、「深宇宙港」像について熱く語り合います。」
とのこと。
いや~。楽しみだ。明日はノー残業を目指さねば!



ついでに書店にて5/21の金環日食用のメガネを購入。
国立天文台の渡辺潤一先生監修とのこと。


これも楽しみ!


やっぱり宇宙って素敵!
明日の月初の業務なんか小さいことのように思える…。



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