世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

爆弾低気圧がくれたプレゼント

2012年04月03日 23時06分26秒 | Weblog
爆弾低気圧なるものがやってきた。
夕方から、会社の窓を激しく叩く風雨に集中力を奪われながら仕事。
3月分の経費の締めを何とか終わらせ、
「今日、電車が止まったら一人で飲みに行こうかなあ」
と隣の後輩女子Cちゃんに呟いたら、
「私も行きたいです」
と。

定時30分前。
ネットで電車の遅延情報を収集してみると、やはり私たちが使用する路線は止まってしまっているっぽい。
しかも電車内は大変混雑しているとのこと。

思わずインドの電車の様子が頭をよぎった。
こんぐらい混んでいるのだろうか?



「あ~困ったなあ♪」
とホクホク顔の私。
酒が飲めるど~!

風雨が一番強いときに外出先の社長より電話があった。
「早く帰ってください」
とのこと。

…追い出されるのならば仕方がないよね~。
さあ、行こう!
魅惑の居酒屋へ!

後輩女子Cちゃんときゃあきゃあと叫びながら店まで歩く。
傘が風に持っていかれる度に力を込めて引き戻さなくてはならず、けっこう大変だった。
慣れてくると、二人でT.M Revolutionの「High Pressure」のPVごっこなどをした。
「ウッカリ リョウコの 期待の楽園♪」



やっと着いた居酒屋で乾杯♪


火曜日から酒が飲めるだなんて♪
いや、足止めをされたから仕方なく飲んでいるんである。
そう、仕方なく♪

途中から残業を終えた経理部のO主任もやってきた。
三人で女子会開催。



以前、同僚だったイタサカさんという女性の話で盛り上がった。
イタサカさんは天然なお嬢様だった。

電話に出れば、話し口と聞き口を反対に持って
「この電話、聞こえません~」
と抜かすし、
ある時は、
「株式会社イタサカです」
とウッカリ自らの名前を社名にして外線電話に出た。

ある意味レジェンドな子だった。
でも不思議と先輩に可愛がられる素質を持っていた。
どんな仕事でも絶対に嫌な顔をせずに笑顔で応じていたからだと気づいたときには彼女は会社を辞めていた。


私がいるフロアはこの先も暫くはメンバーチェンジがないだろう。
上手くやっていくのも仕事の内ですよね~みたいな話で収まった。

ビール1杯、ジントニック2杯でご機嫌。
3時間語り合った。
ツイッターで確認したら電車はすでに動き出したもよう。


嗚呼、よく笑った!
この飲み会は、爆弾低気圧がくれたプレゼントに違いない。


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