世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

不器用

2009年03月25日 23時03分57秒 | Weblog
昨夜は殆ど眠れなかった。
パキシルの減薬についての不安が頭を旋回し、目が冴えてしまった。

風邪も抜けきらない。
鼻水が垂れてくる。痰が絡んだ咳が出る。

眠気と風邪で体調、絶不調。

午前中はキューピーコーアゴールド錠を飲んで何とか覚醒しながら仕事をしていたが、昼休みのチャイムが鳴った瞬間、机の中からリラックマのぬいぐるみを取り出し、それを枕にして寝た。

10分寝るだけでもだいぶ違う。

ある衝撃的なできごとがあると、ずっとそのことが頭にこびりついて離れてくれない。
自分のそういうところ、けっこう不器用で困る。

そう言えば、来月からやってくる新入社員にレジの操作方法と包装を教授せよと●●●ィ~(部長)に言われていた。

夕方から、包装練習会に参加した。

今回召集されたのは店舗経験のある人々。
元店長が数人いる。

なんか、私も頭数に入っていた。

え?

包装…?

生き方が不器用なのに、商品を器用に包めるわけがないではないか。

販売職を離れ、本社に来て8年。
まさか、また包装の練習をするとは思わなかった。
思いだすのは、暇さえあったら包装の練習をしていた8年前の辛き日々。


はじめは嫌々だったんだが、昔取ったキネズとはよく言うもので、なかなか上手くできるようになった。

チェーン店なのに、各店特有の包装方法が混在していることが発覚。
一貫していないんである。


「私はこう教わりました」
「え?私は違います。こうですよ」

途中から「10代しゃべり場」みたく、みんな語り合っちゃっていた。

誰色にも染まっていない私は、みんなに助けられながら、なんとか包装できるようになった。

●●●ィ~も女子に混じって一生懸命に包装の練習をしていた。

数年前まで、日本経済の中枢を担っていた●●●ィ~。
そんなエリートサラリーマンの彼が、

「…こうデスカ?」
と教えを乞いながら包装する姿はなんだか可愛かった。

「包み終わったとき、この側面は最終的にどこにいくのデスカ?」

と、数学の図形っぽい話に行き着くのもいかにも彼らしい。
和気藹々とした時間が過ぎた。

気付けは残業時間突入。

包装はなんとかできるレベルにまで達したが、果たして人に教えられるのか?

謎。

まあ、なんとかなるべ。
最終的には体で覚えるのさ。
頑張れ、新入社員!

ってパキシル減薬もこうやって気楽に構えられればいいのだが。
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