世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クマタオルケット

2009年03月13日 22時59分20秒 | Weblog
バレンタインのお返しに、先輩(女性)からプレゼントをいただいた。

クマタオルケット~。

クマ、クマ、ク~マ!

なんだかとても高級そうだぜ。

実は布団の縁が汚れやすくて、困っていた。

今夜から、このクマタオルケットを布団の縁に覆って使おう。

良い夢を見られそうだ。
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生きている実感

2009年03月13日 22時42分02秒 | Weblog
今週は何だかんだでとても疲れてしまった。
パトラッシュとネロのように教会で寝てたら、昇天できっかも?
でも迎えに降りてくるあの天使たちは偽善的であまり好きではない。生々しい肌とか、生理的に受け付けられない。


生理前なのか明らかに情緒が安定しない。
そわそわして落ち着かない。
予期不安に押し潰されそうで、とにかく困った。

無になりたいとか願ってしまうんである。

パキシルを飲んでなかったら、もっと落ちていたかもしれない。
そう思うとゾッとする。

嗚呼、私の頭ん中はパキシルがセロトニンの再取り込みを阻止してるんだなぁ…などと妄想すると、少しは楽になれる。

がんばれ、パキシル。
ビバ、セロトニン。

そんな私の極上の癒しといえば、珈琲・煙草・本である。
この三種の神器があれば、気持ちを無に近づけることができる。

スメタナが流れる喫茶店で、珈琲を啜りながら煙草片手に頁を捲る。
幸せである。


新しい本を読む心境ではない。
新しい本を読むときはそれなりに覚悟が必要である。
読書とは、その物語の主題や作者の主張を聞かないと(読まないと)ならないことだと私は位置付けている。
新たに他人の主張を受け入れることは今の私にとっては困難だ。
したがって、読み慣れたものを持ち歩いて繰り返し読んでいる。

「カフェー小品集」(嶽本野ばら)
題名の通り、カフェーを舞台にしたオムニバス作品である。

その中で一番好きなのは
「眠りの国、青い屋根の人の家」



どういう訳か、土曜日だというのに、あの日、インクラインには僕と君の姿しかありませんでしたよね。人の姿のなきインクラインを歩くのは初めてのことでした。僕達は線路をつたいながら、三度、キスをしました。三度目のキスは珍しく、極度に照れ性の君からのおねだりだったもので、僕は白昼堂々、君を強く抱き締め、長い長いキスをしました。世界の終わりのようなキスを。短いキスを期待していたらしき君は、恥ずかしさに耐えかねて僕の頭をポカポカと殴りつけましたよね。しかし、あれは短いキスではいけなかったのです。君と交わすキスは僕にとって祈りなのですから。祈りのキスのなかには形骸化した食前の祈りのように短く日常的なものもあれば、奇蹟を求めて一心に祈る長いものもあります。あの日のあのキスは、長い敬虔な祈りでなければならなかたのですよ。




この部分が好きで。
昨年はこのシーンを再現しようと京都のインクラインまで行った。
もちろん、相手は吉熊だったけれども。

目が痛くなるほどの夏の光が、緑が、私を貫いていった。
廃線のレールをよちよちと歩き、私は野ばら先生の息づかいさえも感じていた。

不思議なカフェー・若王子は閉店してしまっていたけれども、あの夏のあの場所、あの時間は、私の人生の中で濃厚な「生きている実感」を得た時空であった。

なんて楽しいことを考えていたら、気持ちが少しだけ浮上できた。

今年もパキシルと吉熊をお供に、様々な時空で「生きている実感」を得たい。



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「初恋の人からの手紙」

2009年03月13日 22時33分10秒 | Weblog
マイミクNOBLE殿がやっていた「初恋の人からの手紙」をやってみた。


初恋の人から亮子さんへお手紙が届きました。

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亮子、ひさしぶり。
もうテスターだけでメイクするのはやめましたか?あのころの亮子がなつかしいです。

素直に泣けない亮子が「もう私のことなんかほっといてよ」と言って別れることになったあの日から、もう16年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。

あ、そうそう、手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんだ。亮子に名前が似てる犬がいて、ふとなつかしくなったから、たまには思いついたままに何か書いてみようと思っただけ。ふふ。

今から考えると、二人の付き合いはめちゃくちゃでしたね(苦笑)。なんだかよく嫉妬されて、女子と話すたびに文句を言われていたように思います。「あの女と話すなら、あの女と付き合えばいいでしょ!」などとわけのわからない理屈を何度も聞かされましたが、不安な気持ちを分かってやれなかった自分を今では反省しています。亮子の卑屈なところはあのときのままですか?

あ、そういえば亮子にとっては、おれが最初の彼氏だったのかな?最初のころの亮子は、わりと意地っ張りで「他の男子にもよく告白されるけど」とか嘘を言いまくってましたね。今思えばかわいいものですが、当時はカチンときました(笑)。

付き合ったばかりのころの亮子を思い出すと、よく不安になって「私を裏切らないでね?」なんて言っていましたね。別れることを「裏切り」と表現するあたりに、なんとも言えぬ罪悪感を感じたものです。

総括して言うなら、おれは亮子と付き合えたことを、本当に感謝しています。この経験があったことで、あまりつらいことをつらいと感じなくなったし(笑)、よりかかられることのつらさと喜びを同時に味わうことができました。

いろいろ書いたけど、おれは亮子が大好きでした。これからも亮子らしさを大切に、そして当時のように黒柳徹子のモノマネをみんなに披露しながら(笑)、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 亮子がくれた霊魂が宿るとかいう石、そろそろ捨てていいですか?




突っ込み所満載なのであるが、

黒柳徹子のモノマネをみんなに披露しながら…

って…。

あと、霊魂が宿るとかいう石…怖い。
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