世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

キンチャン

2009年03月12日 22時37分53秒 | Weblog
帰宅する前、うどん屋でうどんを食していたら母からメール。

今日、彼女は高校時代の友達(キンチャン)と東京へ遊びに来て、今、近くの駅に来ているとのこと。
せっかくなので顔を見せに行った。

コンコースで私を見つけた二人は走り寄ってきた。

で、いきなりキンチャンにハグされた。
母から話は聞いていたが、そのまんま熱いヒトであった。

ターミナル駅なので駅構内に飲み屋がある。
我々3人はそこで一杯ひっかけた。

キンチャンはよく飲み、そしてよく話す。
犬が好きらしい。
飼っている柴犬ケンタの写メを見せてくれた。
「可愛いでしょ~?」
キンチャンが首から下げている携帯を母が
「どれ?」
と引っ張ったとき、キンチャン…リードを付けられた犬のようになっていた。
心の中でワロタ。
犬好きなのはわかるが、犬になってどうするよ?キンチャン…。

二人の高校時代の話を聞いたりしていたらあっという間に9時になった。

私には私の世界があるように、母には母の世界がある。
今宵はその一部を見ることができた。
とても楽しいひとときだった。
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謎の小袋 80袋

2009年03月12日 22時34分28秒 | Weblog
コンビニで伊右衛門(サントリー)を購入したら小袋が着いてきた。
かさねいろをあしらった布地がハイカラである。

【かさねいろ】
衣服の色彩美からはじまった配色。四季の情景(植物など)をモチーフとして、色をかさねることであらわしました。「季」に対する、繊細な美的感覚がうかがえます。

【春】
紅梅


【夏】
夏萩


【秋】
紅葉
鴨頭草(つきくさ)

【冬】
枯色
氷重

説明文より。

日本古来の素敵な文化を上手におまけにする伊右衛門。
以前は風鈴や手拭いがおまけにしていたっけ。


私は鴨頭色の小袋をチョイス。
旅行用のピルケースにするつもり。


吉熊ったら。
さっそく頭から突っ込み、抜けなくなっているではないか。
「たすけてー」
だって。

ドジなクマである。

ところで、本日のタイトル「謎の小袋80袋」
エキセントリック少年ボウイのテーマ。
懐かしい。
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朝の光

2009年03月12日 22時29分53秒 | Weblog
あの朝の光を私はまだ覚えている。

2001年3月12日、私は店舗から本社に異動してきた。
冬が抜けきらない寒いあの日、柔らかな光に包まれた私は希望と不安を胸に抱き、駅から本社までの道のりを歩いた。

入社して一年弱のときの話だ。



昨日までの私…高額品ケースを拭いているときに「いかにも買いに来た」みたいな客がこちらに向かってくると、私はボールペンをわざと床に落としてケースの陰伝いに逃げていた。
店長に接客してもらうために。
もしも私が接客して商談が纏まってしまったら後で何を言われるかわからない。
また売れなかったら売れなかったで怒られる。

悪くは言いたくないけれども、劣悪な労働環境であった。
業界全体の特色なんだろうか。

そういう暮らしに疲れていたある日、人事部に呼ばれた。
で、1ヶ月後の2001年3月12日。
私は今の部署に異動してきたんである。
今朝のように朝日が眩しい日だった。

あれからも色々あった。
良いことばかりではないけど嫌なことばかりでもない。
死にたくなったこともあるけど、今はだいぶ良くなった。

何より人間関係が良い。

離したくはない。
あたたかいぬくもりが溢れるこの場所を。
やりがいのある仕事を。


そんなことを経費のデータ加工をしながら思った。
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