世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ROSE OF PAIN

2008年09月19日 23時08分01秒 | Weblog
マイミクみかん殿のブログを拝読し、久々にXが聴きたくなった。
Xの曲はみんな好きなのだけれども、今宵は「ROSE OF PAIN」を聴きませう。

出だしはギターでバッハのトッカータとフーガ二単調というのが洒落ている。

初めは静かな曲調なんだが、次第に激しくなり昇天!
素敵すぎる。
演奏時間12分。
…長すぎる。

歌詞は、流血の伯爵婦人バートリ・エルジェーベトというハンガリーの王妃がモチーフになっている。

このバートリっていう人がスゴいんである。


400年前のある日。
粗相をした侍女をボコったバートリ。
その血が手の甲にかかり、血を拭き取った後の肌が美しくなったように思えた…!

それから、若い処女の血液を求め、侍女や近隣の娘を拉致しては生き血を搾り取り、血液が温かいうちにその中に身を浸す、という残虐極まりない行為を繰り返すようになった。
被害者は650人。


その刑具として「鉄の処女」を作らせ、用いたと言われている。
(※鉄の処女…拷問具)

↑画像は明治大学博物館蔵の鉄の処女


美しさや若さを追求する気持ちは、今も昔も、そしてどんな土地の女性にも共通するものだと思う。
私も化粧品、大好きだし。
でもそれまで残虐な方法を使ってまでも美と若さを追求する欲求は持ち合わせていない。
血より、エルクシールの美容液の方が効果覿面だと冷静に思う。

また、バートリは、拷問器具で若い女の指を切断し苦痛な表情を見て笑ったり、使用人に命じて皮膚を切り裂いたり、性器や膣を取り出し、それを見て興奮するなど、性癖異常者だったとのこと。

私の性癖ったら、眼鏡ぐらいだ。
あーよかった。
一般ピープルで…。

でも、なんか拷問って聞くと…若干興奮するのは私だけだろうか。

いや。
東京タワーの蝋人形館に拷問を再現したコーナーがあり、…ちょっと興奮したことを思い出した。

水車に背を縛られた人。
床には剣山みたいな針が刺さっており、水車が一周するごとに、縛られた人の腹に見事にヒットするやつ。
その度に人形が
「ふんぎゃー!」
って叫ぶ、あれ。

言葉には表せないドキドキ感が、今も忘れられない。

表向きは
「東京タワーからの景色、きれいだったね」
と親に東京見物の感想を述べていたんだが、実は、蝋人形館の拷問器具に果てしなく感動を覚えていた小学4年生の私。

水車は回転し続け、大学4年生の時に再訪したときもあの人形は雄叫びを挙げていたっけ。
ごむたいな。

残虐には興味がないが、拷問には…興味というか、官能的な響きを感じてしまう。

話が大きくズレた。
そんなこんなで「ROSE OF PAIN」

王妃の血生臭い殺戮を見続けた城の薔薇を視点とした最高傑作なんである。

もう薔薇になりきっちゃってるよ…作詞者YOSHIKI。
着眼点が素晴らしい。



「白い素肌に真珠の首飾りを装い
 叫気の血とたわむれ、踊り始める

 愛をなくした心 殺戮の喜びに燃える
 She will kill to make herself more beautiful
 犠牲を宝石に変えても

 悲劇のすべてを、息を殺して見つめる


 Slice them! Slice them till they're running in blood
 逃げまわる女を
 Tear up! tear up till their red blood runs dry
 裸の体をつるしあげて

 憎しみに殺し合う 時の流れのなかで
 血で洗う 体の輝き求めて
 欲望に抱かれた心生き場を見失い
 愛のすべてを引き裂く 涙さえ見せずに」

 Rose of pain,全てを
 見つめ おびえる
 Rose of Pain」


最高だ~。

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寝てるし…。

2008年09月19日 23時07分25秒 | Weblog
帰宅したら、クマたちが寝ていた。

ちゃっかり、私の羊さんアイピローを使ってるし…!
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