晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

楽は苦の種

2015-05-31 21:55:26 | Weblog
 「楽は苦の種 苦は楽の種」なんて言ったかな・・・。

 ハウス栽培なんて素人なんですが栽培を止めた温室内を菜園によみがえらせた農婆です。
自分の思いのままに使える温室は我が楽園<遊び場>だと楽しむ野菜作りです。ところが、このところ本業の忙しさで楽園も楽じゃなくなりました。
それでも一日一回は顔を見なければ・・・。スイトピーはまだまだ元気に香っています。
 温室育ちの野菜たちには露地栽培以上に手が掛かるものです。
    
 種から育てたトマトたち。今年、選んだ品種は桃太郎ファイト・エイト・千果・ルイ。
ハウストマト2年生はまだまだ未熟。勉強が足りませんわ。
  
 キュウリも次々と収穫時となり、もう<メイもサツキ>も丸かじり飽いたかな
 莢インゲンも毎日の水やりのお蔭で花盛りです。
 しかし、楽とは言えない楽園。この楽園も今年限りにしようかな・・・と思案中。

  < 人生の 楽園なれど 苦労あり >

 

 
 
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お役目放免

2015-05-30 21:51:50 | Weblog
 5月も残り一日になりました。
この地では節句も旧暦で行うため毎日の鯉のぼりの揚げ降ろしを爺婆は務めてきました。やっとお役目も放免です。
 床の間の五月人形の兜も張り子の虎もまた来年までお休みしてもらいます。
 
 この間、床の間には虫干しを兼ねて観音様の掛け軸をお守りに出していました。3年間かけて西国三十三ヶ寺巡礼の総仕上げの掛け軸です。
 ところが、この掛け軸は丈が長く我が家の古い床の間にもやっと収まっています。
 風鎮を掛けるすき間もありません。
 お役目放免された風鎮は思いがけないところで使われていました。

 先日は「こんな物が・・・」と呆れた母親の言葉に大爆笑でした。
幼稚園から帰った孫の背負いカバンに何と床の間にあるはずの風鎮が付いていたと・・・。
孫にとっては素敵なアクセサリーかお守りだったのでしょう。こっそり自分で取りつけ登園したようです。幼児の発想に恐れ入りました。
こんなエピソードは記録しとかなくてはと婆はパソコン開きました。

  < 忘れぬ間 婆は書き留め 成長記 >
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教育・教養

2015-05-29 21:28:21 | Weblog
 高齢者には教育・教養が大事だとか・・・。
今日、行くところがあり(教育)、今日、用事がある(教養)ことで元気でいられるのですね。
 お陰様で私、持ち合わせております。

 今日は、桃の袋掛けをやっと済ませました。遊び心の畑は、今はツツジの生垣が綺麗です。
さぁ、桃が終わり次はこの子達とお付き合いが始まります。今度は葡萄温室です。
 
 明日から葡萄の粒間引き。晴れの国・果物王国の農婆は教育・教養であふれています。
  < 明日の日の 健康信じ 励む農 > 
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朝の空

2015-05-28 21:02:21 | Weblog
 爽やかな朝一番の空です。
今日も空を見上げ桃の袋掛けの開始。もう先が見えてきたので気も軽くなります。
 桃の袋掛けは慣れてしまえば技術を要するほどのことも無く誰にでも出来るものです。それも、使い勝手のよい袋に改良されてきているからだと思います。

 姑とこの仕事をしながら話しを聞いたものです。昔はこの袋も新聞紙を切り、糊で貼り付け、強度を増すため油を引いて農家は各家で作っていたそうです。重石をしてはいくつも重ねていたとか・・・。
その作業も農閑期である冬の間の女の仕事だったといいます。
今はこんなにきれいで簡単な袋を使ってます。
 
そんな話は、袋掛けをしながら姑からは何度も聞かされた苦労話です。
 姑が亡くなった今も、共に袋掛けや収穫の仕事をしたことをその時々に思い出します。
舅も夫もサラリーマンであったので兼業農家を守っていた私たち女です。

 姑と共に同じ道を歩んだからこそ心穏やかに姑の100歳の看取りが出来たような気がするのです。

  < 思いでも 遥か彼方の 空の果て >
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悪戦苦闘(にんにく)

2015-05-27 21:19:40 | Weblog
 私、農婆は真剣にニンニクに取り組んでいます。
まずニンニクを育てる事。今までになく気合いが入りました。そして収穫、まずまずの出来としましょう。
 黒ニンニクを作る事にも熱を入れましたが、どうも納得できるものを作り上げるにはまだまだ年季が要るようです。黒ニンニク作り続行中。
 先日、掘り上げたニンニクは一皮剥けば色白美肌です。
すこし陰干ししたニンニク・・・実はこれを作ってみたかったんです。三つ編みニンニク。
 
 どうでしょう。四苦八苦して夜なべでやっと出来上がり。
挑戦するのは面白いことだけど、極めるのはなんて難しいことなんでしょう。いまだ試行錯誤の農業です。
  < 極めれば 苦労も楽し 農の道 >
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応援隊

2015-05-26 21:13:29 | Weblog
 太陽が西に傾き、今日の作業も終了です。

 昔の農家の田植えが家族総出で行われたように、果物の産地ではこの桃の袋掛けが今も協力しあって行う作業となってます。
今日の<気はこころ>応援隊は、親友と弟が休日を充ててくれました。わが家で育った弟ですから毎年欠かさず協力してくれます。
気の合う親友も来てくれたことで、ラジオはもう不要。おしゃべりしながらの一日は疲れも違います。
60代メンバーで踏ん張っていましたが、午後は孫の手と娘が協力隊に加わり平均年齢だけは若返りました。
 さて、明日は誰が参戦してくださいますか・・・。

 農繁期の作業を家族が協力しながらひとつになってやれる・・・これこそが美しきかな農家です。
機械化することのできない、袋掛け作業は家族や人の絆を感じさせてくれます。

  < 繁忙期 心はなぜか ほっこりと >
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待ち人来たる

2015-05-25 21:35:42 | Weblog
 果樹農家、桃の摘果作業も完了し、袋掛け作業が始まりました。この作業は人海戦術で取り組まなければ・・・。

 岡山の白桃は色白できめ細やかな肌で香り高く瑞々しいことでしょうか。それには袋掛けが欠かせません。
昔から「畳と女房は新しい方が・・・」とか言われますが桃農家では「女房と桃の木は・・・」とかいうのは我が家だけかしら。桃も若木は質の良いものを収穫することが出来ますし、女房も若い方が働きがいいかもしれません。
最近は農作業をしてくださる人材がひどく不足しております。

 夫が自分の持ち場である葡萄の手入れが済み次第こちらに回るから・・・との連絡。ときめく心なんて我々にはありませんが・・・なんでしょう、デートの待ち合わせでもしているかのような気分で派遣作業員を待ち受ける婆です。
 人海戦術は爺だけでは事足らず、婆は親友にLINEで「SOS 空き時間があったら半日でもお願いが・・・」送信すれば、即刻「よっしゃ!あした行くよ」と親友の快い返事が戻り感謝感激。感謝の気持ちはスタンプぽん!
 
 明日は、昔乙女の婆友と賑やかに袋掛け作業に励みます。「若い方が・・・」なんて言わせないぞー!
  < ありがとう 気持ちは大きな スタンプで > 

 
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夜中にパソコン

2015-05-24 21:57:24 | Weblog
 夜中にパソコンを開き独りブログ投稿でつぶやいています。仕事の事、家族の事・・・。
この生活も8年目となりすっかり暮らしに定着してきたブログです。他愛もないことをつぶやきながらも、ただ通り過ぎていってしまわない立ち止まる一日があると感じるもの。

 毎日、農作業に忙しくって買い物にも出掛けられない私、昨日はアマゾンから注文していた本が届きました。便利な世の中ね。

≪夜中にミシンを踏みながら≫
 真っ白な装丁の本には、すてきな白いレースの栞が添えられています。
 発行は地元出版社 印刷・製本もとても近くの会社で製作られています。
 著者は服飾デザイナーとして働く女性がフェイスブックで投稿されたものがまとめられています。
こんな近くに、こんなに素敵な方が・・・と投稿写真と感慨深い文章を読み進めていきました。
 
 はじめに(一部抜粋)
 岡山に暮らす普通の女性が、普通に仕事をしている日々のみです。でも、この普通に暮らせる街が好きです。この街の人も好きです。
「好きです」なんて愛を告白できる場所も方法もなかったので、毎晩、ミシンを踏みながら、愛をつたえました。
 あとがき(とても心に響くあとがきが記されています。読む私さえ胸がいっぱいになりました)

 この≪夜中にミシンを踏みながら≫仕事への心意気が感じられるステキな著書でした。
4月30日に発行されたばかりのホカホカの本に癒されおります。

  < 真夜中に そっと伝える 胸のうち >
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爽快感

2015-05-23 21:43:00 | Weblog
 「さぁ!今日の予定は・・・」と目標を立てて取り組む農作業。
一日の目標が達成されると<お疲れさまタイム>が充実します。
旬のそら豆、から揚げゴボウのピリ辛に冷えたビール。これだわ。
 婆はこの頃、自粛していたアルコールについ手が出てしまいました。

 晩酌を欠かすことなく定量を呑み早寝するお決まりパターンの夫ですが、心配性の妻は気がかりで自分がいただくビールを躊躇しております。
 もし、深夜に体調でも悪くすれば緊急運転手とならなければ・・・なぜか女は自分がお世話になる事など考えもせず、夫が先だろうと妙な思い込み。
 緊急外来の総合病院も遠くはないけど、呑んでいたのでは…かといって救急車のお世話には・・・
  < 達成感 相乗効果の 爽快感 >
 
 
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おまけ農業

2015-05-22 20:52:29 | Weblog
 好きで好きで始めた農業じゃないけれど…私、いつのまにかとっぷりはまってます。
 肉体も温室施設も老朽化して来たので<ブドウの栽培を縮小>した2棟でした。
夫はともかく私には少しの未練があり、朽ちてしまうにはもったいないと独断で始めた温室内での野菜作りです。
2年目の今年は、エンドウ豆とトマト、キュウリを2年生農婆は育ててます。
側らにはスイトピーが天まで届くのではないかと思うほどスクッと伸びてます。
入り口に立った瞬間に甘い香りにつつまれ、ついくちずさんでいる・・・♪心の岸辺に咲いた赤いスイートピ~♪
    
 廃業をきめたはずの温室内、遊び心で最後にひと花咲かせました。
だれも来る事の無い温室育ちのスイトピーは切り花でわが家へ持ち帰り楽しんでもらうしかありません。
  < 終い際 遊び心が 花咲かせ > 
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適期

2015-05-21 21:03:45 | Weblog
 果樹栽培の作業には何をするにも適期というものがあります。
私が担当の桃の摘果作業もいつまで時間をかけてもいいものでもなく、夫のブドウの種なし処理もタイミングが重要。
それだけに今が重要な時期で、お互い一人で行う作業にも気がぬけません。

 畑でひと休みし、遠くの景色を眺めながら思いにふけていました。
 夫は三十才で父と死別。私も三十才で実母と死別。私たちはこの親以上の人生を生きているわけだな…と。
なんだか肩は凝るし疲れたな…と思いながらも反面、よく頑張って来たと自分を褒めてやりたくもなります。
あぁ!父が居たら母がいたならば、きっと「よくやった」の労いもあったかな…。
 私も舅と死別した当時は25才の若い嫁。母との別れは30才の子育てに精一杯の娘。
すでに30年以上経った今、懸命にはたらく農婆になっていようとはきっと思ってもいないでしょう。
 日中の暑さに「はーっ!」と息つきながらもやり甲斐や生き甲斐を感じる第二人生。
 生涯農婆を目指す私、適期を見計らいそちらに行きたいと思っています。その時はゆっくりお話も出来るでしょう。
   < 人生の 遠くを見つめ 今日を往く > 
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共働き

2015-05-19 21:17:34 | Weblog
 今日も晴れの国は暑い一日でした。気温は29℃にまで上昇したとか・・・。
 婆は、ギラギラ照りつけるお天道様に向かってアレルギー予防のゴーグルもサングラスに換えて桃の摘果作業中です。
 爺はと言えば、やはりサウナのような温室内でブドウの手入れの毎日。
夫婦仲よく同じ仕事をしない・・・が我が家の共働きの流儀です。
しかし、この摘果作業が終わり袋掛けになると爺も桃畑に派遣労働者として来ていただかなければなりません。
 爺のブドウの手入れにしろ、やがて間引き作業になれば婆が助っ人として派遣されていくわけです。農夫婦は持ちつ持たれつなんです。

 独り気ままな桃畑、青空には白い雲が箒で掃いたかのように美しく、時には飛行機が行き交い今日も一日空を見上げておりました。
足元には、間引き落とされた桃の幼果がゴロゴロ転げております。
  
 若い頃なら、幼果も粕漬けやピクルスに加工したものですが、もうそんな気力は婆にはございません。
  < 支え合い 美しきかな 老いの農 > 
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農繁期

2015-05-17 21:00:55 | Weblog
 果樹栽培はこの時季は大変忙しく、一日が24時間じゃとても足りません。
葡萄の手入れは細かい仕事で目の疲れ、肩こりもこれからピークに達します。
 
 そんな折り、昨夜はちょっと魔が差してしまい事も有ろうにジグソーパズルにはまってしまいました。
ピンセットで抓むほどの極小サイズはメガネなしではどうにもなりません。
妙なもので、身体も目も疲れ切った深夜、このパズルを始めると日中の疲れも忘れ熱中してしまい気が付けば時計はとっくに翌日。
1ピースの位置がパチッと決まった時の爽快感にすっかりのめり込んでしまった前夜でした。
あぁ、この中毒症状にも似たお遊びは二夜連続となりそうです。

  < 1ピース 決めて疲労 忘れさせ  >
 
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初もの<きゅうり>

2015-05-15 21:27:44 | Weblog
 グリーンピースは今が旬。となり畝に植えたキュウリの列には二本だけ小さな実を付けていました。
初生りきゅうりは丸かじりすればいいほど小ぶりです。ちょうど良い孫へのお土産が出来ました。

 孫たちが何度も繰り返し見ているとなりのトトロ。もうセリフも覚えてしまってます。
あのトトロの中でおばあちゃんが畑で出来たトマト・キュウリを小川で冷やし、メイとサツキに食べさせます。
サツキは小さなキュウリの先っちょを小さくかじりプイッと吹き飛ばし、ポリポリと美味しそうにかじり始める・・・メイも並んでキュウリをかじる・・・一度やってみたかった憧れのシーン。
孫5歳はメイとサツキに成りきり、ツヤツヤとしたキュウリをかじる女優です。

  < 初ものが 主役演ずる 夏舞台 > 
 
 

 
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初もの<そら豆>

2015-05-13 21:33:12 | Weblog
 今年のそら豆は今までになく手を掛け、目を掛けて育てました。
家庭菜園ブログをテキストとさせていただき<経過観察>していました。
 ツンと空に向いていた莢が反り返ってきたので、初物を本日は収穫しました。
 少し早かったかしら・・・。莢ごと焼こうか、それとも塩茹で・・・待てない我が家はやはり塩茹で。
 ふわふわの布団に包まるように大きな莢の中からほんの数粒。図体は大きいけれど中身はこれだけ・・・と少々期待外れ。
でも、そら豆ってそんなものなんですね。柔らかな甘味とみどリの香りにはじゅうぶん五月を感じます。
  < 旬菜が 空に向かいて イナバウアー >

 
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