晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

寄り道

2015-06-30 21:29:23 | Weblog
 何だか儀式のようにこの歌を歌ってしまいます。
♪緑の丘の 五重塔 古墳に眠る~と歌われた中学校の母校の校歌を口ずさみたくなるふる里の光景です。

 所用で通りかかったのは午後4時、ちょうど雨も降り始めた吉備路でした。やはりこの季節、どんなに急いでいても停車せずにはいられません。
 春はレンゲ・周辺の桃畑、夏はひまわり、秋になればコスモスが緑の丘の五重塔とのコントラストが素晴らしいところです。
    
 ただ今、ひまわり三昧の吉備路、備中国分寺です。
 この一面のひまわり達は乱れることなく規律正しく東の方向に顔をむけています。
 帰り道、これにもまた「ほぉーっ!」とため息も出る後ろ姿の美しさでした。
  < 里の夏 若きあの日に 思い馳せ > 

 
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ものは試し

2015-06-28 22:32:21 | Weblog
 何事もやってみなければ分からないものです。ものは試しといいますもの・・・。

 日曜日、朝のNHKテレビ「うまいッ!」が好きです。
先週は<鳥取砂丘ラッキョウ>でした。番組の中で取り上げられた黒ニンニクならぬ黒ラッキョウに興味津々でした。
 放送後、さっそくラッキョウを掘り上げ炊飯器にセットしました。
あれから1週間。特殊な技術が無ければ出来ないといわれる黒ラッキョウはこんな具合に熟成中です。

 <追記> まいど畑仕事
  
 いつも2歳児のボクとの畑仕事、今日は日曜日ねぇねも芋ほり体験。


 用意周到、帽子よし!、お茶よし!、おやつよし!で出発!
 やはり5歳児は働きがよろしいようで・・・。
 ぶどう温室の側の畑にはジャガイモだけではなくカボチャ・そうめん瓜・ナス・ピーマンが育ってます。
 お隣の畑ではスイカがハンモックの中で育っています。(うらやましそうな孫たち)
 畑仕事もいいが、やはり子どもは水遊びにも魅かれます。
 しっかり働いた後は、ぶどう温室の中でひと休み。
 収穫したジャガイモの面白い事。ハート型・ペンギン型・うし型・あざらし型・ハト型・・・楽しさいっぱい。
 わが家のワンコ型のでっかいジャガイモに大笑いです。
  < 畑仕事 心も通う 日曜日 >
 



 
 
 
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夢の種蒔き

2015-06-27 22:04:24 | Weblog
 ツヤツヤのかわいいサクランボ佐藤錦が届き大喜びした孫たちです。婆も「さすが山形産」と感動です。

 美味しいものを食べては種を蒔くと次からは我が家でも果物が実る・・・そう信じて行動に移すのはきっと果樹農家の孫だからでしょうか・・・。
 先日は山桜桃梅(ゆすらうめ)を食べてはこれも芽が出ないかと考えていたようです。

 今年もまた広島から大きなビワが届き、孫はさっそく種蒔きしました。去年もビワは蒔いて成長途上ですが・・・。
これだけあればビワ栽培農家になれるかも知れません。
  
 そうそう、春先のあの日に蒔いた食べ残し種<八朔>やっと一本芽を出してます。
  
 夢多き幼児の種蒔きです。農婆の私もアボガドの種を蒔いたり・・・欲の種まきしています。
  < 美味しさに 夢も膨らみ 種を蒔く >
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わたしのトマト

2015-06-26 21:21:41 | Weblog
 2年生の私のトマトは<桃太郎>とても満足できる出来とは言えませんが・・・精一杯の結果です。

 毎月送られてくるタキイ種苗の家庭園芸情報誌<はなとやさい>の一ページに目が留まり台所に立つ農婆。
≪桃太郎トマトのレアチーズファルシ≫農婆には舌を噛みそうですが・・・。
 完熟トマトをくり抜き、クリームチーズとヨーグルトでまるごとスィーツを子守りしながら作りました。

 今年のトマトはとっても緑が濃く茂っています。でも窓空き果なんてものに遭遇し悩ましいこと。
 今日の収穫量は、ほーら、ご覧の通り。
 このトマト栽培を始めてバジルを作らない手はないですね。バジルさんもすくすく育っています。
 材料は、完熟桃太郎とクリームチーズ・ヨーグルトで意外と簡単に出来あがり。仕上げに<きゃりあさん>のパセリの花が添えられてたのを真似っこしました。
 我が家の夏に欠かせない<トマト煮>これはラタトゥイユのようですが、舅から直伝の夏定番料理です。
そのままでも、ご飯に添えたものが我が家の暑い夏を乗り切るメニューとして登場します。今年は早いね。

 見よう見まねのハウストマトの栽培は大変だけど奥が深く面白い。何といっても婆の一人菜園はやる気を起こさせてくれます。
  < 農婆の 元気の秘訣 夏の園 >  
 
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鳥獣害

2015-06-25 21:46:42 | Weblog
 カラスもタヌキもトウモロコシの美味しさはよーく知っているものですから、いち早く防除策を考えます。
空からの攻撃は糸を数本張ることで解消されます。
地上では何者かは不明ですが、ネットで囲い侵入を防ぎます。これでまず先取りされることも無くこれまできました。今日の婆が収穫したトウモロコシは実揃いもまずまずで満足。

 カラスやタヌキにも狙われなかったトウモロコシもここ数日はどうやら無断侵入者が先取りしてます。
「トウモロコシはどれが美味しいか分かるんだ・・・」「茶色い毛が美味しんだ・・・」とちゃっかり我が家の子タヌキ達が失敬して母親に持ち帰っていたらしい。
 自宅側の菜園は手じかでとても便利ですが、思わぬ被害にも遭うものです。

 さすが、わが家の孫たちは目利きです。畑仕事に年齢を感じさせません。
まさに<同じ穴のムジナ>ですかね。
  < 健やかに 育ち児らも 夏本番 > 
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のうのさん、どーぞ!

2015-06-24 22:18:00 | Weblog
 ご先祖様、子どもは「のうのさん」そう呼んでます。

 蒔かぬ種は生えないけれど、<蒔いた種>は花を咲かせてくれますね。
    
 様々な百日草が毎日あたらしい顔を見せてくれてます。のうのさんには百日草がなぜか似合うわ。
 
 そうそう、今日は水ようかんに柏餅。
これは冷凍庫のあんこのお片付けに作ってみました。のうのさんも喜んでくれたかな・・・。
   
 見えなくてもきれいな花を・・・食べなくてもおいしいものを供えたい
 聞こえなくても話したい・・・そんなことばがあります。
  < 間に合わせ ほんのお気持ち ひとつ添え >


 
 
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まめ談義

2015-06-23 20:42:32 | Weblog
 今日の主役は<恋みどリ>です。 
上手じゃないけど好きな事、楽じゃないけど好きな事ってありますよね。そして、知らない事もね。

 そう、私は意外と野菜を作る事、農作業をすることが好きなんだと最近気が付きました。
 でも、野菜や花作りの動機は不純で、形から入ったり名前で決めてしまうことが多々あり、我ながらいい加減な人間だと思っております。

 <恋みどり>とはツルなしインゲンの名前です。この名前に惚れ種を蒔きました。
名前の通り緑が美しく、すらっとスタイルもよくて素性の良い種類だと納得しています。
じつは、私の恋みどリさん、産直にデビューしております。

 産直での一コマ。
 恋みどリを見た顔見知りの生産者おばあちゃんがおっしゃいました。大きな声では言えませんが・・・
「インゲン豆は阿呆豆と言うんじゃ」と・・・。次々とたくさん生るからなんだと。
その通り、どんどん収穫ができます。
一方、同年代の女性は「うちのおじいちゃんは、ババタオシと言うよ」と話します。
 「ババタオシとはおばあちゃんが倒れる事なの?」と聞き返し納得です。
次々と成長早いインゲンは収穫に追われ、婆も卒倒するほど収穫出来るんだそうです。

 三人の農婆はいずれもインゲン豆を搬入しています。
私たち、このインゲン豆の成長に倒されないように明日も来ようね・・・と産直農婆は元気そのもの。大爆笑!
  < 高笑い 元気が売りの 農婆かな >  
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芋ほり助手

2015-06-22 22:13:28 | Weblog
 菜園歴も長くなるとジャガイモ掘りなんてそれほど楽しくもないし、むしろ重荷になってきます。
 子守りがてらのジャガイモ堀、今日の助手は若くて頼もしいボクです。
2歳児にとっての畑仕事は興味満載です。昼食後の眠気もどこへやら・・・。
    
    
     
 ジャガイモ堀も面白い、大きなジャガイモも大きなミミズも大好きなお友だち。感動の雄叫びが響きます。
 畑の側の小さな水路も格好の遊び場となります。
 探究心も湧き出てこの水は何処から・・・何処へ行くんだろう・・・大きな川へと流れることを突き止めこれがまた好奇心をあおり、危険極まりないのです。魚が・・・アメンボが・・・
 もう婆は芋ほりどころではありません。さっぱり仕事にもなりません。
 しかし、助手を務めた当人は、帰宅するなり「お茶・お茶・・・」婆と乾杯!
 さぞお疲れだったでしょう「おいちぃ~!」の一声を残し、撃沈です。
90分の労働時間に相当疲れたのは婆でございます。
  < 好奇心 弾丸となり 野を駆ける > 

 

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花嫁<はなよめ>

2015-06-21 20:33:57 | Weblog
 地元の産地直売所では、はやくも早生桃が出始めています。初物ひとつ買い求めました。
産地では、まだ袋掛けが終わっていない果樹園もあるのですが・・・。
 温室栽培では相当早くから出回る<はなよめ>です。でも、当地は露地物です。
最盛期には出荷に追われる桃なのに、出始めた桃を見るとちょっと嬉しくなります。
栽培農家でありながら、やはり気になる桃の味。我が家の清水白桃はもうひと月先でないと熟れません。
 綿帽子を被り初々しい花嫁さんは、桃栽培に励んだご先祖、のうのさん(お仏壇)へお供えして・・・と。
   
 こちらも若々しい野菜です。
 ヤングコーンを収穫されていたブログを拝見し、我が家も初めてのヤングコーンです。
間引きそびれていたニンジンの若採り野菜は共に食卓へ。
 あぁ、もう夏なのね。
  < 巡りくる 季節のなかに 想い寄せ > 
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ぶどうの合間に・・・

2015-06-20 21:23:44 | Weblog
 ぶどうはとても手の掛かる果物です。一番間引きを終えたマスカットは粒も徐々に大きくなってきています。
まだまだ二番間引きから仕上げ間引きへと手抜きは出来ません。

 そんな作業の合間、今日は地元新聞社主催のイベントに出かけました。
心身ともに輝く女性のライフスタイルを応援とする「山陽レディース倶楽部」の今年度第一回ステージイベントです。会員2000名で埋めつくされたシンフォニーホールではあの食通・ワイン通の辰巳琢郎さんのトークショーが行われました。。
ワインを語る辰巳さん、もちろん岡山のマスカットワインも・・・。

 ワイン用のマスカットを作るなんてことはしていませんが、生産農家では少々商品価値の劣るマスカットはワイン用に出荷いたします。
小粒であったり、容姿の悪いマスカットはお洒落なワインへと変身しています。
 ワイン色の上着がお似合いの辰巳さんのワインのお話し聞きながら、ぶどう作りも満更でもないな・・・ちょっと嬉しいひと時でした。
 今夜はワインを寝酒といたしましょう。
  < 滋味豊か 満更でもなし マイライフ >
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過ぎたるは・・・

2015-06-19 21:14:36 | Weblog
 飽きることなく<犬棒かるた>をしようと孫はしきりに婆を誘ってくれます。
 ≪過ぎたるは及ばざるがごとし≫≪礼も過ぎれば無礼になる≫そんな読み札もありましたっけ。
ものには適量・適当・ほどほど・・・いろいろありますね。

 6月になると山椒の実も長期保存をしておきたいものです。うかうかしてたら実も堅くなってしまいます。
この季節にしかない物の長期保存となれば、つい沢山作ってしまいがち。しかし、山椒などは消費するのはわずかな量です。
実際、まだ使い切っていない過去のものがたくさんあります。なのに旬となればやはり今年も作り置きして置こうと思う訳です。こうして農婆の仕事がまたひとつ増えました。
  < 急かされて 小粒相手の 農婆なり >

 
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リフレッシュ

2015-06-18 22:20:28 | Weblog
 ひと月半ぶりの美容室、シャンプー台は心地よく幸せ気分です。
カラーカットのお決まりコース。もう自然の髪で居るのもいいかと何度となく思いますがやはり今回も・・・。
 カットしていただきながらの犬好きの会話は「ワンちゃんカットしてる?」そうワンコのカット代ままならないのです。
「わたしのカラー&カットより高いよね」と話しは弾みます。

 近ごろ、少しだけ年齢の大きい年金暮らしの友人は、カラーは止める、カットは1000円カットでと経済を考えるようになったといいます。それもそうね・・・。
 だけど私、もう少しこの美容室でお世話になりとうございます。
そのためには現役農婆で頑張らねば・・・私の年金、雀の涙ほどなんです。

  < 六十路来て なにやら寂し 身繕い >   
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スローライフ

2015-06-16 21:57:28 | Weblog
 ゆったりスローライフをのぞみながら、6月は何かと手仕事の多い月です。
 
 梅とラッキョウは季節の仕事として毎年漬け込みますが、若い頃のようにいろんなものを作って楽しもうなんて思いは無く、やはり古くからつくられたシンプルなものが無難です。
梅酒・梅シロップを忙しい合間に作り、今回は梅干し作り。
南高梅もすっかり熟し、今年も塩分・酸っぱさ控えめの梅干し作りです。残念ながら今年の収穫は1キロと少々不作です。
    
 少しばかりの梅は袋で簡単梅漬けにしました。
よく熟した梅は真空パックで重石いらずです。
 ちょっと面倒なラッキョウも健康志向で外せない漬物です。
 今年はこんな物も・・・ニンニク師匠<釣志さま>ブログよりニンニクの焼酎漬け。さてどのようにお使いになるのでしょう・・・。
 わが家で、次々と収穫されるスモモも何か良い使い方がないものかと思案中。
 とってもスローなんて言ってられない6月です。

  < 水無月の スローライフは 急ぎ足 >
 
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熱い眼差し

2015-06-15 23:30:24 | Weblog
 予定通り早朝から機械音が響き、田植えがはじまりました。
作業員は爺たち兄弟二人が助け合って行います。
とても積極的といえる米作りではないのですが、農業も60代ならばまだ中堅といえるでしょうか・・・。
 見守るのは最年少の若者。さぁ、農作業はこの子の目にはどのように映っているのでしょうか。
 
 あっという間に終わってしまう田植え、この子が大人になる頃は・・・何とでもしてちょうだいとしか言いようはない爺婆です。
  < ひと仕事 親に報いる 老息子 >  
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担い手

2015-06-13 20:49:42 | Weblog
 池水が水田の主要水源となるこの辺りでは、樋抜きの日が決められいっせいに田植えが行われます。
平野部とはいえ、稲作をする農家はめっきり減り、休耕田にしないための日曜田植えです。数えるほどの農家も大規模はなくそれでも機械化は進んで短時間作業です。

 早朝から田に水が入ると「待ってました~」とばかりに我が家の担い手が誰よりも先に働いているのには驚かさせました。網を片手にタライ舟に乗り、楽しいばかりの田植え前。
泥の中を歩くことも快感となり夢中です。こんな体験できる子はそうそうないだろうと爺婆は泥んこ遊びも大目に見ます。
 頼もしいわが家の若き担い手たち、代掻き前の水田の大海原にタライ船を漕ぎ出し前途は有望でしょうか。
  < 苦・農業 明日は明日の 風が吹き >
 
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