晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

朝はだれもが・・・

2011-09-30 22:43:02 | Weblog
 通勤ラッシュとは縁のないのんびりとした暮らしぶりから一転。今年から市中心部の産地直売所への搬入のため30分ばかし通勤ラッシュの仲間入りです。 

 郷土が生んだあのオリンピックメダリストの有森裕子さん。裕子さんの子育てを語られたお母様の言葉を思い出します。
ゆったり、のんびりした裕子さんに”朝は誰もが忙しいのよ!”と生活のメリハリをつけられていたと聞きます。
 通勤・通学に急ぐみなさんの渦に巻かれながらいつも思うのです。そんなに急がなくても・・・時間に余裕がなければ・・・心が飛んでる・・・マイペース・マイペースと自分に言い聞かせながらの走行です。
おやおや!急ブレーキの車、曲芸のごとく自転車に乗る高校生、子どもの手を握り通園する親子、朝はだれもが忙しそうです。
 今朝もひとつ深呼吸で”さぁー!出発進行!”でした。

  < 緊張感 背筋を伸ばし 朝の波 >

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もったいなーい・・・

2011-09-27 21:44:23 | Weblog
 温室内でありながら、一房一房に笠を掛けたいせつに育て上げた葡萄たちの出荷に大忙しの毎日です。
 一粒ひとつぶに手間と愛情をそそぎやっと収穫となるわけですが、商品となるとスタイルの良さが問われるものです。
 ぴったり箱に収めるのも技術を要するものであります。これまで育っても、そのために摘み落とさなければならない粒もあるわけです。
そんな摘み落とされた一粒を”あ~もったいない!”とポイ!と口に運んではまた一粒、こんな仕事ぶりですから葡萄農家のおばさんは<もったいない、おデブさん>になってしまいますよ。

 そういえば、<もったいない>が流行語にもなった環境保護活動家のマータイさんが亡くなられたのだとか・・<もったいない>もたいせつな言葉なんです。

  < 愛情は わが身を肥やす 一粒に >
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弁慶草

2011-09-24 21:55:46 | Weblog
 今年も庭に咲いた弁慶草。少々ピンボケ、これもご愛嬌です。

 年中忙しい果樹農家です。ことに夏から秋にかけては、桃に葡萄の出荷作業に大忙しでございます。
電話でメールで果物の発送注文をお受けするのはこの私、ばぁばの役割でございます。
このごろ、物忘れが多くなった私には、電話片手にメモを取ることがとても重要な事なんです。
 こんな日常を見ている孫娘、携帯電話を奪い取るとすかさず”○×◎×△・・・”と訳のわからない会話をしながらペンを持ち出しイロ・イロ・イロ・・とメモを取るというビジネスに徹したスタイルを見事に演じております。
これには恐れ入りました。三つ子の魂・・・なんて言われますが、うかうかドアを足で閉めるなんてこともできません。我が家の弁慶が見ておりますもの・・・便利なんですがね~。

  < その視線 チョッと気になる 弁慶さん >

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なりきり

2011-09-21 22:24:02 | Weblog
 毎日、楽しみに観ていた朝ドラ<おひさま>もいよいよ終盤となりました。
 美しい押し花に配役・・見慣れた映像です。”はじまったかなー!”というように孫娘が側にきて一緒に観てました。
 ♪あなたは私の奇跡 あなたは私の希望~
テーマ曲の素敵な詞やメロディーが大好きなばぁばは、あの澄んだ歌声の平原綾香さんになりきって歌ってます。綾香さんは土曜日しか歌ってくれませんもの・・・。
かたや孫娘ときたら、陶酔ばぁばにはお構いなしにテレビ正面を陣取りあのポーズです。片手を頬にそえ少し上向きな視線をむけるヒロイン井上真央さん演じる陽子さんを真似ております。
 毎回、私と孫のオープニングはいつも<なりきり>なんです。

  < ほのぼのと まったり気分の すまし顔 >
 
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ごちそうさま

2011-09-19 23:36:25 | Weblog
 ”おすそ分けです・・・”とピチピチ新鮮なお魚をいただきました。”お福分け”ともいわれるようです。
 久しぶりの魚捌きですのでまずは包丁研ぎから始めました。とはいってもしょせん素人ですので、二度・三度スライドさせるだけの簡易包丁研ぎですが・・・。
やはり料理の腕は道具も大きく作用されると思いますが、包丁の切れ味の良さは料理することを楽しくしてくれるものです。
 新鮮なイサキは身がしっかりしているので三枚おろしもスムーズにできます。
畑の隅っこの大葉の穂も出始め、穂先に並んだ白い小花も美しい季節ですので、これを活かしてカルパッチョにいたしました。
 ミニトマトの赤、大葉の緑、柑橘の黄色がとてもカラフルな一品の出来上がり。
そうそう、三枚おろしの中骨も丁寧にヒレを取り除きカレー風味の骨せんべいにして残らずいただきましたよ。
 ”ごちそうさまでしたー!”お礼が晩くなりました。

  < 画像添え ごちそうさまの 電子便 >

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思いだけ・・・

2011-09-17 22:18:00 | Weblog
 お彼岸も近く、雨にけむる菩提寺の本堂がわが家からちょうど見えるんです。
 昨日は、檀家の皆さんによる清掃作業がおこなわれ参加いたしました。
一般家庭とは違い仏具などたいへん貴重なものですからそろりそろり細やかに気を遣いながらの作業です。
廊下にいたっては欅材ということもあり、お寺の周辺で集められた椿の実を木槌で粉砕し、ちいさな木綿袋に納め作り上げた磨き袋で丹念に磨きます。
 昔からの知恵はすぐれもので、徐々に光沢を増す廊下を見るたびにこの手入れ法を我が家でも真似てみようと思うのは毎年のこと・・・しかし、未だ実行できないわが家なのです。
人海作業は掃除ベテラン主婦ぞろいですから、手さばきもさることながら口の働きもなかなかであります。おばさま達にあっては奉仕作業もたいせつなコミュニケーションなんですねー。

  < 口ほどに 磨きかからず 彼岸待ち > 
 
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紅を差せ・・・

2011-09-15 21:50:40 | Weblog
 仕事は楽しく・・・が理想の果樹農家です。
 生産組合に加入し規格に合った物を生産することにより安定した経営ができるのだろう・・と忠実に出荷に努めようと考えています。
 反面、あまりにも個性がないじゃない・・との思いもあり、規格に合わないものを我が家の流儀で出荷します。これが楽しい産地直売所です。
 舅は、商品には紅を差せ・・といっていたことを思い出します。商品は美しくなければならないという事なのです。
きっと消費者さんは先ずは見栄え、そしてお買い上げ後が味でしょうから・・・。
 今日の出品は、大粒・種無しのシャインマスカットでした。どのように個性を出そうかと試行錯誤であります。
 ラッピング、ラベルデザイン、パッケージ・・決め事が少ないことが紅を差す嬉しさや楽しさなんです。
オレンジリボンは我が家の元気カラーと決めました。これだとグリーン系のマスカットにもレッド系のピオーネ、オーロラ・ブラックにもお似合いではないかと思えるスタイリストです。
 今朝も開店前だというのにドア前にはかなりな人が並んでいらっしゃいます。
”ありがとうございまぁーす!”と元気な朝。

  < 可愛い子 魅力も倍増 紅を差し > 
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一枚のハガキ

2011-09-14 22:25:17 | Weblog
 新藤兼人監督の映画<一枚のハガキ>、観たいと思いながら岡山では先日公開終了となってしまいました。
99歳のご高齢の新藤監督は<頼まれた仕事は断らない>が信条だとか聞いたことがあります。仕事に情熱を持ち生きてきた方なんでしょう。

 わが家には昨日、うれしい<一枚のハガキ>が届きました。
<感謝>と記され、心に残る一枚です。
 先日、襖の張り替えでお世話になった畳屋さんからです。
折込広告に(NOと言わないのが基本姿勢です。”できません””ありません”の接客は私の辞書にはありません!)この文面に心惹かれ、もしかしたら我が家の古物もお願いできるかも・・・と即刻電話して古い古い襖の張り替えをお願いしたのでした。
<感謝>は我が家からお伝えしたい言葉でした。添えられたメッセージには、”想い出のある品というのは何でも捨てがたいものですよね・・・と古い建具を快く引き受けてくださいりながら有り難い言葉でした。
<頼まれた仕事は断らない>この新藤兼人監督にも似た基本姿勢がうれしく・・・。その上、ご丁寧な<一枚のハガキ>が嬉しさを二倍にしてくれました。 

  < 一枚で 喜び二倍 拡張し >

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日本家屋

2011-09-13 22:08:15 | Weblog
 大きな日本瓦の屋根に細工を施した白漆喰壁、落ち着きのある日本家屋のイメージではありますがおおよそ築80年の古い古い我が家です。
 住めば都とか言われますように、あっちもこっちも、とりあえず手入れしたり、とりあえずリフォームしながらどうであれ私にとっては都に値するものであります。
 薄茶けて歴史を物語る襖ときたら、元気すぎる孫娘の暴走激突により表面陥没、すでにパッチワーク様の補正もされておりましたのでばぁばは思い切って張り替えいたします。
これくらいは・・・と以前、自力で張り替えしていたものも含めると、どれもこれも職人さんにお願いするにはお恥ずかしい代物ばかりであります。
 それにしても、日本家屋というものは、襖を取り払ってしまうとただっ広く何とも落着けない部屋造りであります。
部屋のバリアもなければ押入れは丸出しになり住み辛いこと・・・。
 張り替え作業をすませた襖を納めてくださった職人さん”最近見なくなりましたねー。”とその古さに感動?なさいました。
 畳ばかりでなく襖も新しい方がよろしいようで・・・。

  < 隙間風 住めば都の 古屋敷 > 

 

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新参者ですが・・・

2011-09-12 21:45:52 | Weblog
 人生の第二ステージは農で暮らす私たち夫婦です。けっこう働きぶりは真面目な二人だと思っております。
第二人生とはいえ前向きに・・・、しかも楽しくなければ・・・とも考えております。
 本日は、一歩前進。市内中心部の産地直売所へとわが家の果物の販売エリアを拡大いたしました。低空飛行は安全ですが、少し冒険も楽しいかと思いまして・・・。
 果物どころの岡山では<桃娘><マスカット娘>さんがいらっしゃった時代もあるようですが・・・。
差し当たり我が家の販売担当の私は<ぶどうおばさん>となって朝の直売所へ搬入に向かいました。
今日の出品はシャイン・マスカット、ピオーネ、オーロラ・ブラックなど、どれもリボンを結び少しお洒落したぶどう達です。
 さっそく、我が家の孫と同年齢の子どもさんを連れた若いママさんがお買い上げくださいました。
 眼と眼が合いニッコリ、嬉しさのあまり”今日からデビューなんです。よろしくー!”と会話です。なかなか楽しい仕事です。
 
  < 大空に 低く飛び立つ 定年後 >
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でたでた月が・・・

2011-09-11 21:08:37 | Weblog
 ♪でーたでーた月が まあるい まあるいまんまるい・・・。こんな歌もありましたっけ・・と思い出したように縁側で歌いました。
 毎日、夕食を終えると決まって孫は誘ってくれます、○×○△※・・としゃべりながら、手を引っ張りながら仏間へと・・。
 仏間を抜け縁側に出ると、軒下からちょうど月が見えました。
今夜のお月様は満月には早いようですがまんまるです。思わず歌も出ます。
孫が縁側に投げ散らかした座布団に正座し、左右にゆらり・ゆらり体を揺らしリズムを取りながら歌ってやったのですが・・・。
 ばぁばが気持ちよく歌う側では体育会系の孫は名月よりも布団投げであります。

  < 孫は駆け 月がでたでた 月が出た >
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女子会

2011-09-10 22:56:01 | Weblog
 ”また、そろそろやりますか・・・”
 ”じゃあ今回は夕食をすませてということで・・・。いつもの女子会が決定です。
 太陽が西に傾きオレンジ色に景色を映し出すころ畑仕事を終え出かけました。
私たち三姉妹の実家での集い(女子会)です。
姉妹がそれぞれに細やかながら畑仕事に差しさわりのない夕方時刻です。
何時ともなく度々気が合えば”女子会にしよう”の声が上がり時には食事をしながら、時にはお茶を飲みながら、日焼けした姦し娘は変わり映えのないとりとめのない話に花が咲きます。
 これが両親が残してくれた大切な財産なんです。

  < 日焼け顔 夕暮れ時の 女子の会 >

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豆畑

2011-09-08 21:27:41 | Weblog
 ”大豆は畑の肉・・・からだに良いのだから・・・”まめな母はそんなことを言い聞かせながら子どもの私たちに煮豆・揚げ物、豆をすりつぶした呉汁などを食べさせておりました。懐かしい食卓です。
現在ほど食生活が豊かでなかった頃でしたから、質素な暮らしに栄養価を求めたのでしょうが、貧しさを忘れさせる言葉だったのかもしれないと今に思うのです。
 食卓から遠ざかる大豆はまちがいなく優れた食品だとこの年になり思うものです。そんなことで育てている大豆ですが、けっこう厄介な仕事です。。
 大豆なんて少々やせた地でも蒔いていれば採れると聞いていますがいやいや、なかなかでございます。土寄せ、草取り、防虫、収穫、味噌作り・・・。
母であったり、主婦であった私も今や安全・安心を育てる農婦でありますから、いろんな視点から大豆仕事に力が入ります。
 昔の暮らし懐かしみながら汗を流した豆畑。

  < 何処からか マメに暮らせと 囁かれ >

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9月6日

2011-09-06 21:53:47 | Weblog
 前々から約束されていた時間に間に合うよう施設の階段を駆け上がりながらも壁の花をパチリと写したんです。もちろん母の晴れの日の顔も写しました。 
三か月毎に行われる母がお世話になっている老人介護施設の担当者会議の日です。
 医師、介護相談員、栄養士、リハビリ担当員、我々家族が顔を合わせ母の現在と今後を話し合います。
 施設の暮らしも5年目となる母です。ちょうど今日は母の97歳の誕生日でもあります。
こうして今日の日が迎えられたのも施設のおかげです。家庭介護ではとても・・・。なにしろ段差のある古い日本家屋ですし年中仕事に追われる農家ですから・・・。
母が三か月間を平穏に過ごせたとき、我々の慌ただしく過ぎる毎日とはどこか違うように思えます。
ひと区切り・ひと区切りとても深く尊いものを感じます。正直、一方では自分の老後はどうなる?・・・と思ってしまうものです。

  < 慶びと 感謝で迎え バースデー > 
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ちょっと気になる

2011-09-05 22:12:41 | Weblog
 ノウゼンカズラの花に揚羽蝶が舞う光景がとても面白くじっと眺めておりました。
 花に飽いたのか飛び去ろうとしては舞い戻る、飛び去ろうとしては舞い戻り、これの繰り返しをただカメラからのぞいておりました。不思議です何か惹かれるものがあるんでしょうね。
 私にとっては、このところ惹かれっぱなしの朝ドラです。
ある方は知的で美しいお嬢様の真知子さんに憧れます・・・とおっしゃいます。我が家の1歳半の孫娘は幼い日向子ちゃんにクギづけです。
私は、なかなか気丈そうでありながら時折、弱さが見え隠れする姑・徳子さんに眼がいっております。
 心ときめいて生きているんです。

  < 惹かれます 何故か視線は あの人に >

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