晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

美術館

2008-06-30 21:28:51 | Weblog
 昨日のミニ同窓会は草間の展望台よりまるで墨絵のような雲海に霞む山並みを眺めながら絶景!絶景!の声。 
昼食に草間のけんちん蕎麦をいただき帰路に着くことになった。
今回は久々の遠出ついでに、29日は成羽美術館で開催されている細川護煕氏”数奇の世界展”最終日ということでちょいと寄り道となった。永田町から湯河原へ晴耕雨読 陶芸に没頭の日々を過ごされる細川氏の陶芸、書、漆芸などに見入った。
残念ながら細川氏、わが岡山の備前焼は好まれない御様子。
 本日の画像は”睡蓮”倉敷大原美術館より成羽美術館に贈られ繁殖されたものがラッキーな事に開花していた。
 最高のメンバーで最高の日を過ごした最高のミニ同窓会も再会を約し解散となった。

  < 良き友と 良き時を過ぎ 明日に向く >
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ミニ同窓会

2008-06-29 20:26:51 | Weblog
 蕎麦の美味しい新見市草間の”ヴィラージュ かれんふぇると”のおしゃれな場所にいつもの仲良し6人が集合。
 前日はそれぞれ午前中の仕事を済ませ、午後集合し一泊。年に何度か顔会わせしても宿泊はそうそう出来るものではない。お互い現役の職業婦人、主婦業、おばあちゃん業の都合をつけての再会だった。
日常を忘れ、手抜き自炊でビール持込、熟女たちはすっかり当時の乙女に戻り食べる、喋る、笑う・・・。キャッキャ!と楽しい夜を過ごした。
 リビング・ダイニングキッチン・バス・トイレ・寝室2部屋付きの一棟を借りての生活は私たちの望むところの将来のグループホームさながら。
デンと腰の重い自分と対比し、気を利かせ動きまわる人お互いやはり老後は助け合いかしらと思う。持つべきものは”友”かな?

  < 乙女にも 老婆にもなる 一夜かな >



 
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梅酒

2008-06-27 22:52:25 | Weblog
 昔、母親はよく夜なべして家事労働をしていたように思える。
昼間はそれなりに忙しく働き、夜にできる事をサービス残業さながらにやっていたのだと思う。そんな惨めな暮らしはしたくないなと思っていたと思うがやはり血筋。 
 今夜も梅干しに赤紫蘇漬け、シロ瓜漬けの超過労働者。
先日は立派な青梅を戴きドーンとデカ瓶に4ℓの梅酒を仕込んだ。ウメッシュ何本分になるのだろう?これはまぎれも無い自分用。
夜なべして作った梅酒を夜なべを終え”ごくろーさん!”と頂く。
 母の様な貧乏性にはなりたくないと思っていた自分だったが、夜なべを終え”やったー!”とガッツポーズ。
結構楽しんでいるのかも・・夜なべ

  < 行く道を 嘆くことなく 母を追う > 

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トウモロコシ

2008-06-26 20:39:10 | Weblog
 今年の初物トウモロコシ。我家の人気ナンバーワン野菜。
収穫期を少し早すぎたかなと思いながらも待ちわびついポキリ。子どもの頃は”ナンバ”とか言ってましたっけ?
 今年も省エネに窓辺に緑のカーテンを茂らせようと思い鉢に風船カズラとルコウソウの種をまいていた。忙しさにネット張りも出来ないままツルは地面を這い回り助けを求めお互い絡み合いルコウソウときたら真っ赤な星型の花も付いていた。花好きとも思えない自分に呆れますわー。本日お詫びしつつネット張り完了!
 実家の母親も花好きで菊の花を大事に育てていた。亡くなる年のこの時期、緊急入院により菊の手入れどころか自分の意識を保つ事がやっとだった時、まもなく60歳を迎える母に何もしてあげる事も出来ず”菊の誘引はしておくから・・。”と安心させた事を思い出した。滝のように流れ咲くケンガイ菊は丁寧な誘引が欠かせないようだった。残念ながら母は開花を見ることなく60年の生涯を閉じた。
 手を掛けねばの思いだけで手の届かないはがゆさ・・。
子どもの頃の”ナンバを茹でたよー。”と母の声を思い出す。

  < 花育て 多忙の中に 母想う >    

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言い訳

2008-06-25 22:08:13 | Weblog
 昨日はブログにて芋掘りを忘れカエルと遊ぶおばさんを投稿してしまい誤解を招いたのでは?とまじめA型人間は不安を隠せないのです。放棄することなく男爵様を掘り上げる作業も滞りなく終えていたという言い訳ブログに相成りました。
 じゃがいもは落ち葉を集めて一年間熟成し作ったこだわり腐葉土、そしてネット検索で作り方を調べ四苦八苦して作ったモミガラ燻炭を使い、草取りを省く為マルチコートして栽培したのが意外な結果をもたらし巨大男爵がゴロゴロに仰天!
 あまりの出来栄えに独りでは戦いきれず娘の応援を乞い収穫を終えた。
”ほどほどでいいなぁー”と贅沢なため息の二人でありました。

  < 上出来も ほどほどにしてと 芋親娘 >
 
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睡蓮

2008-06-24 22:30:52 | Weblog
 今年はじゃがいもの花もまだ咲いているので掘り上げるには早いんだと勝手解釈でいたが・・・。よそ様が”お天気の良いうちに掘るべきよ。”と教えて下さり畑に向かった。停車した脇の池に睡蓮が無数咲いているのを先日より見つけていた。
ほんの小さな沼地の周りは雑木と笹・木苺などの雑草。水は綺麗とはいえないが、茂った雑木の間から差し込む光がキラキラ反射し睡蓮の艶のよい葉と清楚な白い花がお見事!時折、グウォー!グウォー!と品の無いウシガエルの鳴き声を聞く事もある。
 睡蓮をカメラにおさめるべくゆっくりゆっくり水面近くまで降りて行く。緊張!ここで転落でもしようものならどんな顔で這い上がる事になるか・・・。
 つい芋掘りも忘れ撮影に懸命になる。白いスイレンをめがけたものの意外な展開となった。

  < 児のように カエルと遊ぶ 事忘れ >   
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夏野菜

2008-06-23 21:11:17 | Weblog
 今日は久しぶりの晴天。梅雨の晴れ間、これぞ五月晴れと気持ちも晴ればれ野菜畑の様子を見に行く。
きれいに整列し、まん丸に成長したキャベツがこの所の長雨にどれもこれもアングリと口を開けまるでコーラス隊のようで笑うに笑えない・・・。ニンニクは収穫時期を過ぎてしまい地下を探り潮干狩りさながら・・。赤く色付いたトマトはカラスに先を越され悲惨な食べ残しにコラーッ!と空に向かってお説教。それでもピカピカ茄子にツヤツヤピーマン、山のようにたくさんのキュウリ、白瓜、ラッキョの収穫を終えたものの、粕漬け、酢漬け、塩漬け準備にまた一苦労。

  < 山となる 旬の野菜に 悲鳴上げ >



 
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夏は来ぬ

2008-06-22 20:51:45 | Weblog
 田植えをしたのはちょうど一週間前。人頼り、機械頼りでギャラリーの見守る中30分程度の作業だった。出来る限り農薬を控え一年分の我が家の自給自足の主食生産になる。
 母はよく唱歌<夏は来ぬ>を今も歌う。二番歌詞も良く覚えている。♪五月雨の そそぐ山田に 早乙女が裳裾濡らして…♪
この唱歌に我家への想いを馳せたのか、先日すこぶる健康的な娘が母の処へ裾丈の短いカーゴパンツで出かけた際、母は何を思ったか<今日は田植えか?>と娘に尋ねたそうだ、間違いなくひと昔前の懐かしい田植えスタイル。
母は形状のないお米とも判断のつかないご飯を頂く身になってしまったけれど我家の食を支える田植えの心配をしてくれたようだ。
 本日の一枚は、突然消滅してしまった。田植え写真に代わりそそっかしいおばさんを気遣いアブチロンの垣根越しに心配そうなルイコちゃん

  < 老いてなお 案じ尋ねる 食の糧 >
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夏至

2008-06-21 21:24:45 | Weblog
 夏至には梅干の赤紫蘇の色がよく出る頃だとか聞いた事がある。また家庭では灯りを消してキャンドルナイトにスローな夜を過ごすとか・・。
私の夏至の前夜の事。頂き物の泡盛が何ヶ月も消費されないまま冷蔵庫で冷え切っていた。アルコール好き家族も泡盛には手が出ないらしい。胃袋に納めて片付けするのはお手のものでその役を私がかって出る。おいしい飲み方は無いものかと考えた末、自家製赤紫蘇ジュースの泡盛割を試してみる。これがなかなかイケる。色目もグー!
蒸し暑く寝苦しい夜だったので寝酒に頂いた。あまりにも暑く網戸で外気を入れようと灯りを消しカーテンを開け見上げた夜空までもがなぜか明るくまるで紫蘇ジュースに染まったかのように見えた。夜空ってこんなにも明るいんだー。妙に寝付きの良い昨夜だった。
一夜明け、この明るい夜空は桃処の防蛾灯によるものと判明したのは今日の事。
田舎のきれいな空気の澄み渡る空にも星空が見えにくい環境になってきているらしい。

  < 灯り消し スローフードに スローな夜 > 
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禁煙記念日

2008-06-20 20:34:02 | Weblog
 我家の草に埋もれた畑のトウモロコシがもうすぐ食べ頃となりそうだ。
 3年前の今日。一日3箱と自己申告していたヘビースモーカーの夫がいきなり禁煙を始めた。しかし、やめた!と言い切れず休んでいるのだと自信が無いのか未練があるのかしばらくは休煙宣言のようでもあった。どうやら3年間持続したところをみると本物の禁煙のようだ。ということで本日は禁煙記念日ばんざぁーい!よくやったーっ!
それまで、体を気遣う妻の忠告には耳も貸さず一生タールの肺呼吸をするしかないと諦めていたがいきなり自ら決断し信念を貫いた。敬服いたすところではありますが、これまでJTへの納付額を換算してみる心の狭い妻である。タバコ代でマイホームが建つ?それも有り得るようだ。もしかして、禁酒並行だと豪邸?
 立派な家は無くとも健康一番!

  < 貫いて オヤジの風格 少し上げ > 
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梅雨

2008-06-19 20:32:30 | Weblog
 梅雨のシーズン。最近の気象情報では以前のように不快指数などあまり聞かなくなったように思える。除湿機だのエアコンの機能的な家電が流通し生活が快適になったのかも知れない。洗濯指数だの花粉の方が耳慣れしたようだ。
暑いだ!寒いだ!湿っぽいの我慢のない現代人だこと。
 愛犬ルイコも相当な暑がり。のうえ増毛に暑さを凌ぐにはあまりにも酷な気がしていた。やっとショートカットに手入れしてもらいタンクトップで少しは爽やかに過ごせるかな?
しかし、今日は雨模様にどうも不快指数は上昇気味。

  < ため息が 降れば降ったで またひとつ >
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通い道

2008-06-18 20:38:27 | Weblog
 新緑と木漏れ日が美しいグリーンシャワーを通り抜け我が家の果樹園へと通う道。降りそそぐマイナスイオンに環境は抜群!と齢とともに価値観も変わって来たなぁと思える。
 まれにこの道で野うさぎに出会う。ピーターラビットが車の前を我先にとピョンピョンと駆けて行く。そんな日は年に2・3度しかないが最高にラッキーな気分になる。一度出会うと今日はどうかな・・と期待しながら車を走らせる。
 仕事に向かう道でしかないが永年通い続けると考えてもみなかった”農”の道程も価値ある生業とこのごろ思う。

  < 通いなれ いま人生の 大街道 >
 
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紫陽花

2008-06-17 21:44:21 | Weblog
 梅雨入りしたはず、すでに6月も半ばになるがジメジメシトシトの梅雨らしさも無く晴れの国は本日もカラリ!
午前中に仕事も一区切りしたのを良いことにふと紫陽花を観たくなり吉備津神社へとでかける。気分を上手く切り替えることはお得意で即決!良き友がいる事も好都合。紫陽花の花言葉のように”移り気”ともいえるが・・・。
 本殿に続く回廊から一面に咲き誇る紫陽花も雨を欲しがっているようで午後は疲れ気味。それでもいろんな個性を持つ花を堪能した。 
 その後は忙しさで娘に任せっきりだったすこやか苑の母のもとへ1週間振りに寄る。”ご機嫌如何?”の問いかけに満面の笑み、これまた気分を落ち着かせる立役者。

  < 移り気で 遊び仕事に 七変化 >
 

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父の日

2008-06-15 21:00:11 | Weblog
 草に埋もれた我家の畑も映画のスクリーンにも見えそうでなかなかの絶景。
今日は父の日。我家の父はすでに他界し30年になる。今、この父の残した果樹を守るのが長男である夫の使命となった。
 実家の両親も健在だった頃、実父は我家の手伝いに母を車に乗せ送りだしてくれた。まだ私たちも若く仕事も充分できていなかったと思える。
 今日の父の日は、近所の親代わりほどに日頃からお世話になっている方が手伝いをしてくださった。
ご主人が自分は出来ないが、奥さんを代わりにと昔の両親の様に送り出し手助けくださった。あの頃を思い出し作業をしながらもウルウルと感極まり・・。
今年ほど忙しい年も無いが、忙しさも今年ほど有り難く思えた年も無い。
アチコチに父は存在していた。

  < 目にも汗 人の情けが 身にしみて >
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マスカット

2008-06-14 21:21:45 | Weblog
 農家に嫁いで三十数年。今年は初めてマスカットの粒間引き作業を行った。
マスカット・オブ・アレキサンドリアいかにも大切に育ったお嬢様のイメージ。
我が子の子育てですらこんなに手を掛ける事も無くいつの間にか成長した感があるが、この粒間引きには惜しみなく手を掛け緊張に肩はコリコリ、目はショボショボ。
果たしてこの根気よく励んだ結果をアレキサンドリア様はどの様に評価下さいますやら・・・。
育て上げる事は母性の本能なのか苦労も困難も受け入れられる自分であることが不思議。

  < 夢を持ち 疲労苦悩も 五割減 > 
 
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