晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

総動員

2010-05-30 20:40:26 | Weblog
 桃産地の生産農家はただいま袋掛け作業で大忙しの毎日です。
 土曜・日曜日ともなれば普段の果樹園と違い、どちらの畑もお手伝いしてくださる方で増員されています。
わが家も家族・兄弟・友人と総動員でありますから、せめていち早く作業に就こうと早朝から畑に向かいます。
 ”さて、開始!”と自分に気合を入れ見上げた桃の木の先の高い空は快晴。
それは見事なブルースカイ。軽くホウキで掃き清めたような薄雲も爽やかでこれをカメラにおさめない手はないとまず仕事始めの一枚です。
 自然の空も素晴らしいのですが、せっかくの日曜日を農作業に汗して助けてくれたみんなのあたたかい心に<農業は絆>だな・・と感じたうれしい日曜日。感謝!感謝!

  < 感動と 感謝・絆の 農作業 >


   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色々

2010-05-28 22:44:43 | Weblog
 山吹色のオオキンケイギクでうめつくされた川土手が美しくて車を止め橋の上から眺めます。母の苑に向かう途上でした。
 苑の花壇には白・紫・ピンク・・ペチュニアやスイトピーが色鮮やかに咲き天気の良い日は利用者さんも散歩を楽しまれているのを見かけます。
 母も花が好きでしたから、こんな花が、あんな花が・・と話かけるのですがこの頃は花への興味も薄らいで来てしまったようです。
老いた母ですが最近、白髪が生え際から黒髪が伸びはじめましたので母の口調をまねて”若返りの黒髪が<けなりい>わぁ”と語りかけるのですがやはり反応なしであります。
 山吹色だのピンク・白・赤・黒・・・いろいろいろいろ喋る嫁ですから混乱させてしまいましたかね。

  < 共に生き 想いも色々 過ぎし日々 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠い空

2010-05-27 22:13:29 | Weblog
 ここ数日は夜空が美しく明るく澄んだ月夜をたのしんでながめています。
 高台の畑から眺める朝空もまた素晴らしい・・。
白色・青色絵の具を重ね合わせたブルーの濃淡が描く遠くの空をひとしきり眺めたあとは”さぁー!仕事!仕事!”です。
 昔むかし、授業中、教室の窓からぼんやり空を眺め、学校から帰ったらだれと遊ぼう、おやつは何だろう・・お勉強はそっちのけ、うわの空の小学生でした。
何十年も経過した今も変わらず、この繁忙期を乗り越えたら映画に行こうかな、それとも温泉かな・・・あいかわらず空をながめて考えることは楽しみばかり描き重ねております。楽しみあっての人生ですもの・・・

  < 愉しみの 第二人生 夢重ね  >  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

摘果作業

2010-05-26 21:15:29 | Weblog
 桃の特産地では美味しい桃作りのため摘果作業の真っ最中です。
 陽当たりのよい南向き急斜面の畑でひとりその作業に勤しんでおります。
脚立の上に恐々乗って作業する農婦をためすかのようにいきなり振り落としそうな突風が襲いかかります。
 ”なぁに!こんな風に・・”と軽い気持ちで地面に着地と同時にツルリ!ドス~ン!と臀部より落下。ゴロゴロと摘み落とされた無数の桃が滑車となりほどよい勾配もあり巨体を運んだわけです。
そんな悲惨な状況でありながら泣けもせず、怒れもせず、ただひとり思い出し、笑いがこみ上げるばかりなのです。
 昔、姑とこの作業をしていると決まって”桃車、桃車危ない危ない!”これが決まり文句でした。こうして注意を促していた母なのでした。
毎年、毎年母が何十年も言い続けた言葉を思い出し痛さをこらえ笑ってごまかすおばさんは寂しくも懐かしい嫁・姑の畑仕事を思い出したのであります。

  < 思い出し 痛さこらえて 苦笑い >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苺作り

2010-05-24 21:24:00 | Weblog
 丹精込めて育てたイチゴの最盛期です。
 ことのほかイチゴ作りには力が入ります。大きくて、甘くて、ツヤツヤ綺麗で・・・だれにも喜こばれ作り甲斐のある作物だと思います。
 収穫してもなぜか自分はスタイルの良くない小さな粒を選んでは口に運ぶという何とも悲しい味わい方であります。それでもうれしいイチゴです。
 これは、ちょっとしたプライドがあるものですから・・・見栄を張ってしまいます。
盛り上げられたお皿の中も食べるほどに大粒が残りその出来栄えがグレードアップされ確認できるからでしょう。 
どうもこの性分は毎年変わらずホトホト損な苺作り人であります。

  < 粒選りを てんこ盛りして 見栄を張り >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

方言

2010-05-21 21:33:50 | Weblog
 ラジオを聴きながら独りで畑仕事をする時間はけっこう楽しいものです。
 国営放送ともいえる公共放送局の地方局(岡山)スタジオからニュースが報じられ何だか妙にローカルらしくないな・・・と思えた。あたり前だけど標準語ですもの・・・。
 <舌平目ブランド化>ニュース。英語で<ソール>と呼ばれる舌平目を岡山でサワラ・ママカリにつぐブランドにし<岡山ソール>と名付けPRするとか・・・。
 アナウンサーさん”岡山では<ゲタ>と呼ばれる舌平目ですが・・・”とニュースを読み上げられますが、生粋の岡山県人の私は少し笑えてしまいました。
 アナウンサーさんのイントネーションは何度おしゃべりになっても<下駄>ですから・・・。
 岡山では<下駄>でなく<ゲタ>ですよ。形は<草履>とも見えますがね。
 下駄は夏の浴衣に・・やはり岡山のゲタは冬の煮付けにかぎりますね。

  < ぬくもりは なじみの言葉と 郷土食 >
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お食い初め

2010-05-19 21:31:38 | Weblog
 立てば芍薬、座れば牡丹・・・と昔からいわれるようにわが家の芍薬も華やかでどことなく気品もあります。
 芍薬ではなくとも、現代の女の子はのびのび明るく健康的な向日葵でいいかなと願います。
今日は初孫の百日(お食い初め)お祝いの日。
 お宮まいりで神社よりいただいたお食い初め膳には御赤飯、塩焼き鯛、貝のお吸い物、きれいに飾り切りした野菜・・・母親の手料理に先日神社から拝借した(歯固め石)を添えて祝い膳が準備されました。
 お祝いの席は女性の長老が赤ちゃんの口元に食べ物を運ぶのだとか・・という訳で若輩者ですが私が長老役であります。
 終始、泣き叫びの孫でありましたが、わが家の子に限っては食べることは大好きなはずなのですが・・・。いっぱい食べてヒマワリ娘になぁーれ。

  < 感激の? 涙で囲む 百日膳 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉備津彦神社

2010-05-17 22:00:01 | Weblog
 おなじみの神社にお参りしました。
 大鳥居から随神門に向かう参道は左右に神池があり右手には鶴島神社、左に亀島神社がありその名のとおり岩の上には甲羅干しするカメが方々で見られます。
心地よい陽気にいつもは群れて散歩している鴨たちもモミジの若葉の木陰で申し合わせたようにお昼ねタイムでありました。昼下がりの午後のどかな神社境内です。
 まずは拝殿にてお願いいたします。
”子安神社がいいかな?”と拝殿横の朱の社辺りを歩いてみたのでした。
ありました。ほどよい大きさの角がとれたクッキーサイズの小石です。
 なんだか観光案内のようでしたが、後日行なわれるセレモニーの小石をいただくために神様にお願いにあがったばぁばです。

  < 成長を 願い小石を 拝受する >

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空模様

2010-05-16 21:29:00 | Weblog
 農家にとって天気予報は仕事都合を図るのに重要な情報です。
むかしから農業を営む人は自然環境から予測しているようです。雲の流れ、ツバメの飛び方、蜂の巣作りやカメムシの発生など・・・。
 お天道様の読めない農家のハシクレの私などはもっぱら天気予報は新聞よりIモード・エリア検索でより新しくなお且つ詳しい情報を手っ取り早くキャッチしほんとに便利な世の中だと感じております。
 そんなIモードもが素敵なお知らせをくださいました。<月と金星が接近>夜空を観測しよう・・・と。
 夕暮れ時の西の空にひときわ輝く金星とシャープな三日月が確認。”あぁ!これこれ!”と家族に知らせます。
 時間とともに辺りは次第に暮れ、群青色に変わってゆく空にくっきりと浮かぶ天体ショーを何度も見上げたのでした。
明日は双子座の間に三日月様がはいるのだとか。これも楽しみ・・・。
晴れたらいいな・・・”あした天気になぁれ!”と下駄を投げたのは幼い日。

  < 農繁期 チョッと気になる 空模様 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナンジャモンジヤ

2010-05-15 21:16:03 | Weblog
 夫には内緒で安易に購入したのですが、定植位置が決まらずかれこれ三ヶ月近く考えているうちに花を咲かせてしまったナンジャモンジャの苗木です。
 なんでも成木は樹高十メートルにもなるんだとか・・・。
スコップを積み込み何度も場所探しに車も走らせたのですが、わが家の所有地に適した箇所はないし途方に暮れ隠し持っていたのですが・・・な・な・なんと様々な果樹苗を植え付けた見晴らしの良い高台の隅に鎮座しているのを発見したのであります。
 いつの間に・・・夫の仕業でありますが、決断力も乏しく右往左往する妻を無言で助けてくれた夫に感謝いたします。
 ”あんたは大事な人生の決断にも思い切った選択をしました・・”と選択された妻は呟くのであります。

  < 人生も なんじゃもんじゃで 半世紀 >
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

じまん話

2010-05-14 21:04:23 | Weblog
 早朝から真面目に働く果樹農家です。
 小さな小さな粟粒ほどの葡萄の花蕾をハサミで切り込み最初の房作りの細かい作業の真っ最中です。もちろんラジオが友達。
自慢話をお寄せください…とアナウンサーの声に私ならこれかな?とつい、ポチポチと短文をポケットの携帯でメール投稿したのです。
 ピチピチベビーの元気いっぱいの孫と元気いっぱいのオナラ・・・これが自慢かなと思い。
まだ生後三ヶ月だというのに大好きなお父さんの膝の上で大人顔負けの音を放つわけですから・・・゛今のはだあれ?゛とお父さんに疑惑が浮上する訳です。
我家では〈オナラ〉はひいばぁが申しますように〈おプー〉と名付けておりますが、その品のある呼び名とはほど遠い元気な音響と、元気いっぱいの孫娘の自慢話にスタジオも大爆笑!
 送信直後、全国放送にのったという本日の驚きブログです。

  < 気分かえ 時に息抜き 農作業 > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サービス・メール

2010-05-12 22:04:55 | Weblog
 あんなに小さかった赤ちゃんも三ヶ月になると首もすわりずいぶんしっかりしてくるものです。出張のお父さん代理のお風呂にも入れやすくなってばぁばは助かります。
 代理を務め一息ついたところに携帯メールが届きました。動画配信のようです。
 お風呂上りの孫が”ミャーミャー・ニャーニャー!”子猫の鳴き声のような歓声を上げごきげんに踊っているかのようです。二階の様子が送られてきたのでした。
”でもどうして?”と不思議でしたが・・・なんと出張先のお父さんが”今日もいい子してたかな?画像添付して・・・”とメールリクエストがあったらしくばぁばにも<おまけメール>を送ってくれたようです。
 出張先ホテルでくり返し動画の愛娘と面会している父さん、電池切れが心配です。

  < サラリーマン 愛しいわが娘が エネルギー >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らし方それぞれ

2010-05-11 22:11:18 | Weblog
 昨日の雨を持ち越した今日でした。マスカットの瑞々しい若葉にキラリ水滴が輝き働く者に感動を与えてくれます。
 こんな光景が<農>の暮らしの悦びと<農>に取り組む少しの志となってくれているように思えるのです。
 わが家の農の暮らしが見たいと昨日カーナビを頼りにわがに来てくださった幼なじみの友にこの場面が見せられなかったことがとても残念に思えてならないのです。
この友人から久しぶりに届いたメールは”仕事をリタイアしたのでこれを機会になるべく両親の側に居ようと思います”と帰省を知らせてくれたのでした。うれしくなった私はさっそく田舎暮らしのわが家へどうぞ・・・と案内したわけです。
ご両親がそろって健在とはいえご高齢の身、これからの彼女の暮らしはどうなるのかしらと思いながらも近い距離で暮らせる事になった孝行彼女にエールを送りたいと思うのです。

  < 悦びと 感動もらい 暮らす日々 >

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日

2010-05-09 20:50:13 | Weblog
 五月第二日曜日。ぐんぐん伸びるマスカット・オブ・アレキサンドリアの手入れに忙しい母の日です。
 手馴れた作業は母の日の話題満載のラジオを聴きながら・・・どなたも母への深い想いが伝わってきます。
 わが母はすでに亡くなって26年の年月が経ったわけですが、まさか末娘が<農>にやりがいを感じ、果物・野菜の栽培にイキイキと取り組んでいる事など想像も出来ないだろうと思うものです。
 ほんの少しだけコツコツと地味に働くDNAを母から頂いていたようです。
あと数年で母の亡くなった年齢になろうという私、もし母が健在ならばどんな老人になっているんだろう・・と思い描きながら働いた母の日。

  < 天国へ 心配無用と Eメール > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑草

2010-05-08 21:58:46 | Weblog
 元気だった頃の姑がいたら・・・と雑草が伸び草取り作業に追われ始めるといつも思えるのです。ずいぶん勝手な嫁でございます。
 なんといってもあのお年寄りの辛抱と根気にはかないません・・・。
 どうにか生活環境を保てたのも”わたしは草取りばあさんですから・・・”と雑草と闘う姑のおかげでした。
姑がベットに臥してしまった今、すくすくと伸びる雑草に泣かされる毎日です。
”よーし!明日から毎朝30分と決めよう、いや!毎朝バケツ1杯にしよう”そうすれば日々の積み重ねでなんとかなるだろう・・と攻略を考えるまでも継続がならず今日に至ったわけであります。
 高齢により耕作放棄された農地も美しく小さな芥子の花が咲き乱れその姿もなぜか寂しく感じるものです。

  < 過ぎた今 身にしみてます 母の労 > 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする