晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

あの頃の姑(ハハ)

2014-08-31 22:20:53 | Weblog
 菩提寺では、朝から川施餓鬼法要が行われ読経が始まっていました。
本堂は大勢の人で、少し遅れた婆と孫は回廊での読経です。
 法要を済ませると、毎年バスの旅となり、参加者は湯郷温泉へと出発です。
       
 途中、ブルーベリー狩りを楽しみ、温泉ホテルでの食事。
 温泉では足湯でくつろぎ、オルゴール夢館・現代玩具博物館へと・・・。
 美しい音色の豪華なオルゴールに幼い孫も興味津々です。
 やはり子どもです、木製の玩具が並んだ博物館ももっとゆっくりしたいよー!と少し心残りでありました。
 ここへ来れば、岡山が誇る女子サッカーチーム湯郷ベルのお土産も忘れてはいません。

 こうして孫を連れてのバスのなか、ふと姑の事を思い出しました。
 旅行好きの姑は海外へも行ったものですが、ちょっとしたバス旅行には何度か幼い娘を連れて行ってくれたものです。
さて、あの頃の姑は何歳だったんだろうか・・・そんなことを思いながら、孫を連れての遠足気分はなんと幸せなことでしょう。
そんな姑のあとを行く婆です。

  < 一歩づつ 姑への道 歩む嫁 >

 
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ついにスマホ

2014-08-30 21:29:58 | Weblog
 あれほどスマートフォンは持たないと固く心に決めていたのに、昨日ついにスマホデビューいたしました。
持たないと決めた理由は、スマホに時間を奪われてしまうのではないか・・・そんな気がしていたからです。
友人からは「とっても便利よ。」と何度も勧められながら…正直いいなぁとの思いも少しありました。

 PCを開くのは早朝にお天気チェックと読者登録の新着記事を拝見。自分の投稿は一日が終わり、就寝前となります。
PCでさえ日中に開いていると時間は限りなく過ぎてしまい、仕事はどうなるのでしょう・・・こんな熱中婆さんにスマホでも持たせたものなら・・・。
なのに、ドコモショップからのメッセージにコロリとやられてしまいました。
 限定キャンペーン!ご家族で2台同時 スマホに機種変更すれば<最大5万円>還元・・・。
 我が家の主婦(娘と婆)は家計を考慮し未だガラケイでした。
ガラケイだからと特に困ることも無いのですが・・・チャンスは今月限り。ということで思い切った主婦連です。

 しかし、使いこなせないスマホに悩みながら、どうぞメールなど来ませんように・・・願う婆です。
そうは言いながらもカメラの画像の良さには大満足で、ブログ投稿もスマホから・・・そんな技もマスターしようか・・・。
 錆びかけた頭を働かせボケ防止の一助となればスマホもまんざら悪くはないね。
 <理窟と膏薬は どこへでもつく>今日の婆はこれですか・・・。

  < 文明に 振り回されつ 世を生きる >
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褒め育て

2014-08-29 22:04:22 | Weblog
 婆は、試行錯誤でひとりで営むことができる菜園がとても好きです。
でも、たまに爺が来ると何だか理窟をつけて評価は…理窟と膏薬は何処へでも・・・ホント、人を育てるのが下手な夫です。

 そこへいくと、「うわー!婆、すごーいじゃない!」久しぶりに菜園へ連れて行った孫の第一声でした。
 一生懸命に野菜を育てる努力をしたとき、幼い子どもであってもこんな歓声や褒め言葉をもらうと嬉しいものです。
 もっとがんばろう・・・そんな気にもなれます。

 先日、<かあさんの夏休み>守りの役を渡された婆は、このキュウリを使って夕飯に巻き寿司をつくりました。
 そうだ、お料理に興味をもち始め何でもやりたがりの孫に、子ども用の巻き寿司の手ほどきです。
    
 キュウリ・ソーゼージ・卵・ツナなら細めで巻きやすいでしょ。
 自分の作をひと足お先にお味見します。「う~ん!おいしい~。」
 ボクも爺も便乗してお味見に参加してます。男子はここで褒め言葉のひとつもあれば女子はより料理上手になれるというものです。
 言葉ひとつで人は育つんだけどね。

  < 大切ね やる気も育つ 褒め言葉 >
  
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♪八月は夢花火

2014-08-28 23:07:10 | Weblog
 夏休みも残り少なくなり、若いママさん達が集まりわが家で夏祭が行われた夕べでした。
6家族の親子は総勢何人だったでしょうか・・・まるで幼稚園のようでそれはにぎやかです。
 皆さん核家族、我が家は古いけれど自然豊かで広く、ご近所迷惑にもならないでしょうということで夏祭り会場となり、こっそり婆もながめて楽しませてもれいました。

 子育ての喜び、手作りの楽しさを数十年ぶりに思い出します。
          
 集まった子供たちはまず、お買いもの券を自分で準備します。お母さんがPCダウンロードした券は自分でハサミを使い作り、名前を書きましょう。(イマドキね。)
 ママたちはタコ焼き屋さんになったり、焼きそば屋さん、フランクフルト、おにぎり屋さんと赤ちゃんおんぶしながら大奮闘です。
 立ち込める良い匂いと、ポップの誘い、目を惹くくじ引き・・・楽しさいっぱい。
さぁ開始のようです。
        
 みんな並んで並んでお買いもの・・・。
 田舎の車庫は洗濯干し場になったり屋台になったり重宝いたします。
 すごいね、みんなの靴をちゃんとそろえてくれる子もいるよ。
 わいわいにぎやかにいただきまーす!
 お腹がいっぱいになれば、エネルギー発散でサッカーや乗り物でパワーも全開!
 くじ引きのおばちゃんは大人気!
 夕暮れを待って花火大会と相成りました。
 仲良しのお友だちが集まっての夏祭、参加できないルイコは右往左往でございます。
 
 子育ての時期なんて本当にあっという間、こんな良い時を親も子もしっかり楽しんでいい仲間をもって欲しいものだと思います。
♪八月は夢花火 私の心は夏模様・・・この子たちもまた、少年時代を思い出す時が来るでしょうかね。

  < 思い出は 夏の終わりの 夢花火 >
 

 
 
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かあさんの夏休み

2014-08-27 23:09:14 | Weblog
 子どもの夏休みも残り少なくなってきました。
やっと休みが終わるわ・・・と少しだけホッとするものです。子育て中の母親には夏休みらしいものもありませんでした。
 
 わが家は娘夫婦と同居世帯。世間ではいいわね・・・遠慮がなくてと羨ましがられますが、大家族で暮らす中では決して実の親娘であっても自由なわけではありません。
共に忙しい夏を過ごしたわが家です。
 
 今日は忙しかったかあさんに夏休みをあげ、二人の孫をあずかり婆は子守りです。
えーっ!かあさんは飛行機で・・・!!
まさかそんな訳ないでしょう。半日の美容院で、婆と孫は近場の空港へ飛行機を見に行ったのです。
 田舎の空港のこと、頻繁に離着陸があるわけではありません。
 
 来た来た。もうすぐ目の前に・・・歓声を上げる孫。
 
 行っちゃった・・・バイバイ~!。
 
 飛行機もいいけど、おねえちゃん、アリさんが働いてるのも面白いよ・・・とボク。
 
 またきたー!こんどは水色だー!おーい!
 
 まっしろいひこうきー。あかいツルが・・・!
 
 フェンスはボク達には高すぎるよ・・・。そうだ、トランクに…イオンのおかげで楽ちんだったよ。
 空港周辺の空や空気が少し夏の終わりを告げているようです。
 

 
 秋にむかって、かあさんは少しだけ女らしくなったね。

  < 去る夏に ホッとひと息 秋の風 >
 
 



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七夕豆

2014-08-26 22:18:33 | Weblog
 <七夕豆>このタイトルは我がブログのネタでは何度も登場しています。
 七夕のころに蒔くのだと教えられ、もう何年も植えてきましたから・・・。

先月、この種を落とし<七夕豆>久しぶりに畑に行くと、今や天にも昇るかのように成長していました。(何しろ蒔きっぱなしでございます)
 この七夕豆で作った白あんのヨモギ大福をお友だちに差し上げたところ、ずいぶん気に入られて「この豆、私も欲しい、作ってくれない」と嬉しい要望をいただいてました。
 こんな声には俄然元気が出る私ですから・・・まぁこれまでにない栽培量です。
ネット張りだけでは事足りず、長い竿を立てかけましたからヒョ~ッと竿伝いに高々と伸びています。
 さて、収穫の際はどうしたものか・・・と取らぬ狸の何とかです。
まだまだ、これから暑さも去った頃、やっと花が咲くでしょう。そして実が充実したものからひとつひとつ・・・気の長い豆作りです。

 ブログ友のdaliさんが京都で育っているギオン豆はどうやらこの仲間のようです。
雨の多い夏でしたが、京都の豆さんはどうしていらっしゃるやら…思いを馳せます。

  < 空見上げ 彼の地の作に 思い馳せ > 
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妙な日です

2014-08-25 23:12:04 | Weblog
 今日は胃カメラの予約の日。
朝8時には来てください・・・と私のために1時間前から開けて下さるのです。
車はダメ、運転手さんに送ってもらって…ということで近くのクリニックへは夫が送迎役です。
 
 以前、<くりまんじゅうさんの胃カメラ体験>を面白く(失礼)読ませていただきましたが、3時間も~と少々呆れてました。
ところがどうでしょう。麻酔から覚め、先生のお話を聞きお迎えコールをしたのは12時もまわっておりました。
 家族も「疲れてるんだろう・・・」と先生の計らいと思ったそうで、帰宅後は遅い昼食。
何と、昼食後も眠いこと眠いこと、ぐっすりお昼寝。
夕食には目覚め、家族で食事は摂るものの再びお風呂までは睡眠です。なんて疲れる一日でしょう。

 昨日、<ようちゃんばあばさん>のレシピからこれは是非やってみようと思っていた一品のため買い込んでいた鶏皮です。
 ところが胃カメラの前日とあって、消化の悪いものは避けてくださいのお達しがあり日延べとなっていました。
 今日一日が爆睡で終わりましたので、先ほど夜の台所でゴトゴトやりました。
 正直、鶏皮は苦手ですがようちゃんの「だまされたされたと思ってやってみて…」「ビールにも…」の言葉が頭の隅に残っていましたから・・・。
 かりかりチリチリの表現に基づき、フライパン片手に深夜の台所です。
ニンニク・生姜とお醤油の香ばしい香りが立ち込め睡眠の充分足りた私には出来上がりにゴマをパラパラっと振り、一本添えない訳にはいきません。

  < 一日の サイクル乱れ 深夜便 >
 

 
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雨降り仕事

2014-08-24 21:26:28 | Weblog
 雨の多い今年の夏は草ばかりが元気張り、雨が上がれば草取りに…少し頑張ったところで、次の雨で草丈はまたまた伸びていきます。いたちごっこの夏でした。

 雨の日の台所仕事は<ようちゃん味噌>夏バージョンを作ってみました。
 今年の春<劇的な出会い>で思いがけず初対面のようちゃんからいただいた<ようちゃん味噌>これを一度作らねば・・・と思っていました。
ようちゃん味噌には34ものページがありますが、夏仕様を手掛け材料調達しました。
 失敗が付きものの私の台所ですからまず米麹も300グラムと少なめで挑戦します。
 野菜は、頂いた味噌に入っていたゴボウと豆は外せないな。それに若いなた豆、ニンジン、生姜、昆布、シシトウ、バナナ南蛮なんて気の利いたものがなく鷹の爪をほんのちょっぴり刻み込みました。
 せっかちな私は一夜が待てず、シャトル鍋に仕込みました。きっと甘酒の要領で熟成するだろうと考えました。
 
 朝仕込み、夜にはそれとなくいい感じでこれを加熱し、瓶に詰め殺菌しジャム瓶5本の出来あがりです。
 
 
 このシーズンには毎年、姉からフレッシュなブルーベリーが届きます。
 
 なんと1.5キロのブルーベリーでした。
ブルーベリーはアッという間にソースやジャムになるので煮沸殺菌さえ時間を掛ければ日持ちし一年中楽しめます。
 これは少し大き目な広口瓶350ml4本の出来上がりとなりました。
 
 なんだかいやに黒っぽいな・・・と思えば、あらまぁ無口なクエン酸がテーブルの隅に佇んでいます。
これは、せっかちな婆にはよくある事。
 
  < 雨の日は ゆったりグツグツ 鍋仕事 > 
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日限地蔵

2014-08-23 22:54:26 | Weblog
 朝市なかまの婆友は懐かしい<日限のお地蔵様>へ行こうと子どものように話がまとまり夕方出かけました。
         
 毎月23日は日限のお地蔵様の縁日があります。
 岡山市中心部のビルが立ち並ぶなか、その一角は静かな昔ながらのお参り風景です。でも、人数は少なく・・・。
 
 婆達は、久しぶりに路線バスで出かけました。終着の岡山の老舗デパートからは商店街を通りお地蔵様まで懐かしく、遥か昔の乙女の頃を思い出しながらの散策です。
 岡山の中心部も今は寂れ商店街も早仕舞いであったり、シャッターを降ろして廃業の店舗も見かけられます。
昔はショッピングだけでなく映画もこの辺りで見たものです。
 年末には駅前にオープン予定の大型商業施設にいっそう追い打ちを掛けられるのでは・・・と馴染み深い商店街だけに寂しい思いがいたします。
 あのシンボルの時計台もあの頃よりずっとおしゃれになってます。
 若い頃、出かけた日限の縁日では屋台も並び、お参りする人でにぎわっていた風景もなく、婆たちの夜は懐かしい表町商店街をぶらぶら、お茶にお喋りの夜の会もなんだか殺風景な岡山の夜でした。

  < 懐かしい 場所に降り立つ 乙女かな >
 
 
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4年ぶりのサーカス

2014-08-20 22:25:27 | Weblog
 子どもの頃から馴染みの木下サーカス岡山会場が4年ぶりに近くで開催されています。
100年以上も前に岡山から生まれた歴史あるサーカスです。
前回は、まだ孫も生まれたばかりでしたので<最終日>に婆友と訪れています。

 今回は孫を連れ、平日ねらいで娘と出かけました。
私にとっては子どもの頃から馴染みもありますが、我が子の子育て期にはこのサーカスを見せてやることすら出来ず、とても不憫に思ったものです。
 サラリーマンとはいえ、兼業農家では日々忙しくレジャーや子ども連れで遊ぶこともままならない家庭であったように思い出されます。

 当時、幼い娘たちは従弟家族に便乗してサーカスを見に行ったこともありますが、親とすればどうしても仕事優先で幼い子ども達に思い出も作ってやれない寂しさばかりが残るサーカスでした。
 30年ほど経った今日、娘をつれて念願のサーカスに出掛けたわけです。
定年した今、長年の罪滅ぼしに少しばかり良い指定席を確保してやるくらいのものでした。
 懸命にサーカスで働く動物たちに一生懸命拍手をおくり、労をねぎらうものです。
調教され働かされている動物たちというより、お客様を楽しませるエンターテイナーだと感じたものです。

  < 晴れて今 夢をかなえた 赤テント >
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爺は…婆は・・・

2014-08-18 22:15:58 | Weblog
 夏の収穫を終えた果樹農家はホッとひと息したところです。
果物産地のこの辺りの平野部は、ブドウ温室と水田が入りまじっております。
もともとお米を栽培する農家は少なく、近ごろは農家自体も減少です。
 そのなかで、我が家は定年後の専業農家として本腰入れ、耕作放棄とならないよう爺婆は頑張っているわけです。
 
 爺は畑へ草刈りに・・・婆は田んぼの草刈りに・・・
どう申し合わせるわけでもないのに、それぞれ自分の役割として今日を働きます。
 婆は、未だに上達しない畦の草刈りに奮闘しました。
少々手荒ですが、やらないよりはマシといったところです。
かなりハードなこの作業は1時間限定と決め、残りはまた今度…ということにしても誰が咎めるわけけでもありません。
これがサラリーマンでなく自営の気楽さでしょうか・・・。
 
 田の畔には、田植えを終えたその後に豆を蒔くのが農家の知恵。
適度な水分が保たれ、田植えから2か月ほどすれば枝豆が食べごろとなるのです。
 汗して働いた後の枝豆にシュワーッと疲れも何処へやら・・・

  < 心地よく 夏の青田に 風渡り > 
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今年も8月16日

2014-08-16 23:10:19 | Weblog
 なんだか梅雨を思わせるようなスッキリしないお天気続きです。
今日は、舅の祥月命日ですが、お墓参りもパスしてしまいました。ごめんなさい。
 
 毎年、この日は祥月命日と私の誕生日がテーマです。
 「働き者の貴女に・・・」のメッセージとともに手作りの抹茶シフォンケーキにロングサイズの薄くて軽いタオル、そして5本指ソックスが届きました。
かれこれ20年来、こうして誕生日を祝ってくれる友人です。
 またまた歳にも負けずと、働く意欲が湧いてくる還暦過ぎた農婆です。

 わが家では、ささやかなおもてなしとカロリー豊富なケーキで祝うのが誕生日会です。
 今夜の三姉妹女子会も誕生日のこの日に合わせてただ今ご帰還です。
誕生日、シアワセいっぱいの婆はまたひとつ歳を重ね、身も心も膨らんできました。

  < 子に孫に 姉妹に友の 多幸なり > 
  

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送り盆

2014-08-15 22:17:41 | Weblog
 15日、最後の送り盆の日です。
 「ひい婆はどこへ帰るの・・・」「今どこにいるの・・・」
孫からの質問攻めのお盆三日間でした。どうも、どのように答えればいいのか婆にも難しい質問ばかりでした。
 今朝、聴いたラジオでは子どものお盆についての答えの難しい質問について・・・「どうしてなの?」と聞かれれば「どうしてだろうねぇ」「不思議だねぇ」とはっきりとした答えではなく曖昧に疑問を残しておけばいいのではないか・・・と。
不思議に思いながら年齢とともに理解ができるんじゃないか・・・と聴いた婆は少し楽になりましたよ。

 昨年も<精霊送り>は孫を連れて行ったのですが、今年は新人の孫息子も同行しました。
 ひい婆のお土産を入れた船にはいつものようにお菓子や御素麺などをのせました。
孫も今年は少し大きくなり、折り紙で作った風車をひい婆にあげるんだと3つ・4つ入れてました。
 ひい婆が施設での暮らしになってから生まれた孫娘ですが、洗濯物の交換や面会には度々行っていましたから、ひい婆の事は記憶の隅にでもあるのでしょう。
 公園に設えられた灯明台で小さな手を合わせてひい婆とはさようならでした。
待機している市の環境事業の収集車が不思議な存在にも見えたようです。

 サヨナラの後もまだまだ続いています。「ひい婆、いま何を食べてるの?」

  < 盆客の 秘めたる謎に 悩まされ >
 
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お盆に思う・・・

2014-08-14 22:13:35 | Weblog
 先代に倣い、先祖を祭る事がつとめの嫁・・・との思いは少し古風なんでしょうか。
田舎の同居暮らしも時代とともに少しづつ変わり、我が家のような昔ながらの生活スタイルも稀な気がいたします。
 今年のお盆は歳を重ねたせいでしょうか、いろんな思いが湧いてくるものです。

 先月は年老いた叔父が亡くなり、家族で葬儀を済ませました…との知らせを受け、少し気持ちが動揺しました。
一人娘が嫁ぎ、その家を継ぐ者もなく親戚のお付き合いも高齢になると困難になり、ご遠慮申し上げます。こんな状況は珍しくもない世の中です。
 先祖のお墓も守る者がいない・・・そんなことでしょう。

 また、思いがけない訃報の知らせがあり、今日は<あの心優しい叔母>の葬儀となりました。
こちらもまた家族葬、とはいえ親族には声もかかりますが、参列するのは甥や姪、嫁の立場の私は叔母との最期のお別れもやはり遠慮いたします。
ここ数年、葬儀のスタイルもずいぶん変わってきました。

 家族の多い我が家のお盆も、孫たちも休みに合わせ外出、夫は葬儀ということで留守番役の婆です。
たったひとりの昼食などTVを見ながら、お茶漬けでさっと済ませてしまいます。
 だけど、そのTVに釘づけです。
イマドキのお墓事情をみながら、我が家のような家族様式の中では当面は考えられないことばかり。
寂しいお墓事情を見ていると、ひとりお茶漬けで済ませたお昼がいっそう虚しく感じます。

  < 寂しさに 慣れぬ孤食は 粗食なり >
 
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迎え盆

2014-08-13 22:51:31 | Weblog
 『見えなくても きれいな花を供えたい』 
 『食べなくても おいしいものを供えたい』・・・わが家がお世話になっている仏具屋さんのキャッチコピーです。
 そんな気持ちで、今日は迎え盆。

 棚経が行われなくなり、十数年になるでしょうか・・・。
お盆には、檀家である私たちが菩提寺へお参りという形になっています。
 お盆の準備も棚経がないと御坊様も見えられません、庭の草取りもごめんなさいね。ご先祖様はお帰りなのに、これじゃどなたの迎え盆でしょう。
 という訳で、朝から菩提寺でお盆経法要です。
            
菩提寺は閑静ななかで蝉しぐれも聞こえ、目と鼻の先でありながらなんて落ち着けるところなんでしょう。
 荘厳な本堂の御仏前で掌を合わせ、お供え膳など拝見し我が家の小さなお仏壇の模範とさせていただきます。
 「ふくろう寺」とも呼ばれあちこちにフクロウさんがいます。
 お庭も手入れが行き届き、池には黄色い睡蓮が・・・。

 一方、我が家の迎え盆風景は・・・。
       
 お墓参り用にと、畑で育てたエゾ菊を目いっぱい摘んできました。
 軒下には、昨年の初盆のちょうちんでご先祖様を迎えます。
 昨年は、初盆とあって気合いを入れてしまいましたが、お盆は簡素なお迎えで良いようです。
 野菜にお菓子などを並べます。そうそう、きゅうりの馬にナスの牛も忘れず孫と作りました。
 色目の良い涼しげなゼリーは「ひい婆が帰ったら、一緒に食べるんだ」と孫の楽しみなお供えです。
 夜には、六角灯篭にも灯りが入り家族そろって庭先で迎え火を焚き、今年も花火を楽しもました。
 こんな我が家の迎え盆の日です。

  < つつがなく 家族そろった 迎え盆 >
 
 <追記>
 孫も4歳になり、どうして?なぜ?と知りたい事が多いこと。その上、人には教えたいことも多くてお喋りな孫に家族は苦笑いたします。
 今日の孫、共済営業に見えられた職員さんに言わずにいられなかったのでしょう。
 「今日は、ひい婆が帰ってくるよ」「そ~う!」
 「三時ごろに帰るんだ」「ふ~ん!なんで?どうして?」
 「きゅうりの馬で帰ってくるよ」「・・・・」若い職員さんは???でしたね。孫は真顔です。
 婆は今日のお寺でのお話を孫に教えてやりました。
 「お墓参りから帰るときは、両手を後ろに回して、ひい婆をおんぶして帰るんだよ。こうして・・・」とおんぶの恰好を教えてやりました。
 孫は、ひい婆はどこ・・・ひい婆はどこ・・・と探します。
 お迎えは早く・・・と教えられ早目のお墓参りをすませ、夕暮れ時の迎え火を焚く間中、ひい婆はどこ・・・4歳にはとっても不思議な迎え盆です。

 
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