晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

発祥の地

2015-07-31 22:25:11 | Weblog
 ご無沙汰していました。
 ≪晴耕雨ログ≫の投稿も10日ぶりとなります。やっと清水白桃の収穫を終了し、またPCに向かえることになりました。
 
 この地は清水白桃の発祥の発祥の地とされ、わが家の近くには大きな石碑が建っております。
 古くからの桃の産地に嫁ぎ、知らないことだらけの桃栽培も還暦も過ぎればそこそこ経験を積んだ農婆となります。
 舅から受け継いだ我々夫婦の桃作りの始まりは夫30歳、妻25歳がスタートでした。それはそれは未熟な夫婦でした。
子育て期は少し栽培縮小をしたもののサラリーマン家庭の桃栽培は家族の協力なしではとうてい出来るものではありませんでした。
姑と共に、また子ども達も出来る家事などを手伝わせながら小さな小さな果樹農家の歴史を刻んだように思えます。今こそ第二人生をこの道一本で・・・とゆるゆる歩む爺婆です。

 今年は収穫前のあの猛烈台風の打撃があってか、または寄る年波かどこか疲労感がこれまでと違っているように感じます。
しかし、懸命に仕事に向かい終了した達成感は何物にもかえられないと感じるのは今年も同じです。
 短い収穫期にも苦労はあり、それ以上の喜びや笑いありの10日間を回顧録として家族の歴史として今年も少し残したいと思うものです。
  < 人生に 小さな歴史 刻み込み >    
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暑中お見舞い申し上げます

2015-07-20 21:28:24 | Weblog
 やっと本格的な夏の到来のようです。皆様いかがお過ごしですか?
 農婆は、本格的な桃のシーズン到来に腕まくりで清水白桃の出荷に追われる毎日です。
夏の暑さは大変だけど、やっぱりギラギラ輝く太陽なしでは美味しい果物は育ちません。

 夫と営む小さな農家ですが、仕事専念でしばらく≪晴耕雨ログ≫は夏休みをいただきます。
 myパソコンは、夜にはブログ投稿に働いておりましたが、しばらく宅配便で配送される桃子たちの荷物追跡や伝票管理に派遣労働でございます。
 10日ばかりの短期労働のパソコンですが、皆様のブログはこれまで同様に深夜訪問させていただきたいと思っています。

 梅雨も明け、気温も益々上昇のようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。
  < 農婆の まごころ詰めた お中元 >
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収穫開始

2015-07-18 23:14:21 | Weblog
 騒動をもたらした台風も去り、いよいよ清水白桃の収穫期となりました。
清水白桃は当地が発祥の地で近くには記念碑も建っております。、岡山清水白桃は芳醇で瑞々しく色白できめの細かい肌が特徴です。
収穫された美女桃は赤いコンテナに入れられ出荷されます。
 桃の収穫は短期間で終わってしまうのでこの忙しさもちょっとの辛抱です。

 畑では台風で落下した桃が足元に転がっていますが、共済加入しているため撤去することも出来ず仕事のやり難い事。
足元の桃を見ると、今までカラスの害もなかったはずの桃に鋭い口ばしの痕があるのに気が付きました。
 防鳥には木綿糸を張っているだけでカラスの害を受けることもなかったのでした。
まあ、カラスも遠慮してたのかしら、落下した桃ならいいだろう・・・そんな控えめな気持ちでカラスは桃を召し上がっているようです。
 ちょっとカラスを見直しました。
  < 美女揃い 今年も迎えた 収穫期 > 
 

 
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台風襲来

2015-07-17 21:09:00 | Weblog
 ブログを通して思いがけず多くの方にご心配いただき、しみじみとネットの繋がりもあたたかく嬉しいものと思えた<台風襲来>でした。
たいへんありがとうございました。
 昨日まで、本当に台風はこちらに向かっているのかしら・・・と思えるほど台風の被害の少ない岡山です。
危機感もなく無防備で暮らしておりますが、この台風だけは少し構えて桃畑にも風対策を強化しました。
 深夜から早朝にかけて激しい風雨にみまわれ、それもそのはず倉敷に上陸とのこと・・・。
 こんな荒れた日には外出禁止とされていますので被害を気にしながら台所仕事をしていました。
台風前に収穫したきゅうり・なす・トマトを何とか利用しなければ…と雨の日仕事です。
婆がたまに作る料理は過剰野菜や冷蔵庫のお片付け目的のものばかりです。

 夏野菜は山のように実っています。
 トマトはコトコト煮詰めてトマトピューレで瓶詰保存です。
 ナスのからし漬け、きゅうりの粕漬けと下ごしらえ。
 <ようちゃんレシピ>からきゅうりの佃煮を作ろうと昨夜から塩をしたきゅうりは半分は佃煮、半分は酢の物。生姜・茗荷の酢漬けの消費ねらいです。
 冷凍庫には鯛も眠ってました。魚の事は<釣志さんブログ>から鯛めし。鯛は塩焼きして炊き込むのが我が家流です。
 こうして過ごしていてもやはり気になる桃子のこと。
 深夜の強風にも我が家の桃子がいじめにでも遭っているのではなかろうか・・・そんな心境で眠りの浅い昨夜でした。

 夕方、料理を終え畑に向かう樹園地農道は木々の枝が道路に散乱し強風だったことをものがたっています。
 道路わきは溢れ流れる水に何処から流されて来たのか桃の実もコロコロ転んでいます。
 さて、我が家の畑は・・・と、草刈りも済ませ収穫に備えていた桃畑は落下した桃子が散乱したり枝が折れたりしています。
 でも、各地の水害や人の命まで奪われたニュースを見ると、こんな事で萎れていられません。明日からまた前向きに進もうと元気な爺婆の決意でございます。
  < 空任せ 第二人生 騒動記 >
 
 
 

 
 
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最後の奉公

2015-07-15 21:58:20 | Weblog
 捨てる前にもう一度だけ何かの役に立てようと<最後のお役目>と思っていた木製たらいは<それなりの働き>を見せてくれました。
もうこれで捨ててもいいだろう…と思いながら、「いや、もう一花」と婆は考えもなくミニ瓢箪を植えてみました。
 瓢箪には支柱や棚が必要なんですね。
そこで、あれこれ考えた挙句、ありました…無用の長物、竹製の大きなカゴです。
爺の説によると、田植時に稲の苗を運ぶのに使ったものだと。二つの竹かごを天秤棒で担いでいたもの。きっと50年くらい昔の物ではなかろうか。
 
 それにしても竹をねじりながら編み上げた昔の農具はなかなかいい仕事をしています。
これをタライの上部に固定して、瓢箪が登って行くという算段です。
中間地点には提げ手のロープで一段棚を作ってみます。
 このようなつまらないことを考えるのが好きな、遊び心満載の婆です。
 瓢箪目線で上を見上げれば・・・ほらほら、一生懸命ロープにしがみ付こうとする蔓が見えます。
 
 植物の懸命な姿に期待度も上がります。

 どこからか「うちの嫁ときたら…」舅たちの声が聞こえたような・・・
  < 先人の 労苦を偲び ひと仕事 >
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健康寿命

2015-07-14 21:46:57 | Weblog
 世の中、平均寿命が延びても健康寿命が問われるようになりました。
 今日も車で走りながらふと見た走行キロ数が並びであることにしみじみ<健康寿命>の言葉を思い出しました。
 犬には犬年齢が…我が家のワンコは11歳、大型犬年齢では82歳のおばあちゃん。
ならば走行111111キロを走りとおした我が愛車、軽四自動車は?なんと14年走っております。
ほとんど走らない日は無いであろう働き者です。ポンコツも何の不自由もありません。
働き者ゆえ座席は運転席があれば良かろうということで、後部シートは荷台化しております。
ジュータン張りの荷台は寝台車にもなれそうですが、そこは農婆の愛車です。
農作業道具が積み込まれております。
 バッテリー上がりを一度は経験したものの、14年間不足をいうこともなくダダをこねたこともない優れた相棒といったところです。
 スマートなイケメンもいいけれど、そんなもの農婆には似合いません。
43年の運転歴で何台目の車になるでしょう。
 
 今後も、愛車と<老犬>と共に自立した自分らしい生活が長く続けられることを願う農婆であります。
  < 相棒と 突っ走るかな 老いの道 >
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バッタ三姉妹

2015-07-12 21:47:06 | Weblog
 草抜きしてたら、こんなに可愛いおんぶバッタに出会いました。バッタの三姉妹。

 私、生れは核家族。父親のみ黒一点の女系家族でした。
 三姉妹の末っ子です。当時は喧嘩もしてたでしょうが、とても可愛がられています。今はね。

 昨日の夕方は母の命日が近いものですから実家のお墓参りでした。もう亡くなって32年です。
命日は、毎年こうして姉妹が集まり供養です。
今年も、母親がよく夏には作っていた麺料理を姉が作りもてなしてくれました。母の味はいつまでも心に残っております。

 久しぶりの女子会で話しもはずみ深夜の帰宅となりました。
そういえば女姉妹と母は時間が過ぎるのも忘れ、深夜までよくお喋りをしたものです。
 ひと寝入りして起きだした父は「いつまでウダウダ・・・」と怒り口調でいつも蚊帳の外でした。女系家族の中では強い割には肩身の狭い父でした。
 両親が残したバッタ三姉妹はピョンピョン元気なお婆になっております。
  < 歳重ね 昔話に 花が咲き > 
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過剰生産

2015-07-10 22:39:56 | Weblog
 夏野菜は一時的に過剰生産となってしまうのは農家にとってはごく当たり前の事。
 きゅうり・茄子・ピーマンそしてトマト。トマトは時間さえあれば瓶詰めにし保存します。
トマト・ニンニク・バジルは正真正銘わが家の畑産。
 A型でありながらとっても大雑把な婆でありますから、種も皮も丸ごと煮つめてピザソースの瓶詰3本なり。
 
 グツグツ煮詰めて凝縮したピザソース。
トマトはまだまだ生産可能ですからトマトピューレーなど瓶詰め作業が婆のこれからの仕事です。
 生産過剰はこんなところにもあったっけ・・・。おまけのような追記<あの日のページ>のジャガイモです。
 ♪キロロ~ンとLINEで画像が届きました。
 
 「あら~!ルイコ・・・」思わず「うふふ・・。」と笑ってしまったわ。
 孫と掘ったあの生産過剰のジャガイモを果樹の忙しい仕事のお手伝いをしてくださった親友に食べ助けしていただきました。そして、おまけにあの可愛いワンコ型を添えました。
 とってもお茶目な彼女はこんな画像を送ってくれました。
≪きょうのワンコ≫に生産過剰もいいじゃないの・・・。
  < 夏野菜 汗と笑いの 過剰品 > 
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キュウリ革命

2015-07-09 21:47:37 | Weblog
 毎日、湧くように実るキュウリ、食べきれずいささか困りものです。
 自家製キュウリが出来ない時期には「まぁなんてキュウリは高いのかしら・・・」とぼやきながら数本買う小さなフトコロですが・・・。
このシーズンは、収穫しては廃棄。たかがキュウリですが、そのような事で一生懸命に育てた農婆のちっぽけな胸は痛みます。
 大きくても一本、小さくとも一本、廃棄を極力少なくするならば、小さいうちに収穫して消費本数を増やそうという作戦です。
 若キュウリは粕漬け・ワサビ漬けと農婆の仕事。
やれまぁ!栽培も忙し、料理も忙し、食べるもまた急かされます。何としましょうキュウリの繁栄。
  < 捨てきれぬ 農婆魂 ココにあり >
 
 
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今年も会えたね

2015-07-08 22:19:35 | Weblog
 不思議なキノコに、<昨年と同じ場所で同じ頃>に今年も出会えました。

 2歳のボクにとっては初めて目にするものばかり。婆の付き人のようなボクが今日出会ったキノコたちです。

 2歳児も婆も興味津々です。
 里山の広葉樹の落ち葉の上には・・・どこかで見かけたドコモダケ?みたいだね。
 「え・えーい!」と乱暴者は粉砕してしまいました。
 庭の隅ではド派手なキノコがにょっきり。湿気の多いこの時季には珍しいキノコに遭遇いたします。
人生経験も浅いボクは初めての出会いばかりです。人生60年の農婆でさえ初めて目にするキノコもあり、人生の長さでは測れない出会いかな?
それにしてもジトジト湿っぽくて晴れ間が恋しいよ。
  < 生きる道 思いがけない 面白さ  >
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願いごと

2015-07-07 20:49:08 | Weblog
 七夕の今日はあいにくの雨。夜もどんより曇り空で織り姫さま達も年に一度のデートも残念でした。
 孫たちが飾った笹飾りにはワンコの願い事までも書かれていました。

 むかし彦星・織り姫の爺婆もこの歳になれば夢のような願い事もありません。宝くじが当たれば…車が欲しい…世界旅行…なんてことも考えたことも無く現実直視で生きた40年足らずです。
織り姫さまのように逢える日が楽しみなんて胸ときめくこともなく、クールに生きた爺婆です。
 今年の七夕の願いごと・・・そうだねぇ。
「どうか、お日さまが顔を出して下さいますように・・・。」
 桃の収穫期も間近になり、爺婆はそんなささやかでありながら欲張りなお願い、叶いますように・・・。
  < ささやかな 願いをかけて 農に生き >
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四苦八苦

2015-07-05 21:08:15 | Weblog
 岡山・下津井沖の魚をたくさんいただきました。やっぱり瀬戸内海の魚、いい顔してるわ。
鯛にチヌ25センチ~30センチ級がざっと15匹。嬉しいけれど悩ましい・・・。
    
  いつもの事だけど、まずは包丁研ぎから開始です。
ウロコ取りはペットボトルキャップでと教わった通り・・・ここまではいいのですが、いつも悪戦する魚の捌きです。
    
 お刺身、兜煮用、鯛めし用、おすそ分け用とそれぞれ魚たちは身の置き場が決まりました。
新鮮なお刺身はさすが美味しい・・・料理は目で食べるともいいます。お恥ずかしい・・・ここは撮影は禁止でございます。 
 食べるには大好きな魚ですが、その捌きとなるといつも自分の腕は棚に上げて道具が悪いとしております。
しみじみと「あぁ、農家の嫁でよかった。」わたし、魚屋の嫁は務まりませんわ。
  < この道は 我に合わずと 四苦八苦 > 
 
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巣立ち

2015-07-03 21:32:12 | Weblog
 今年は二十数年ぶりに我が家にツバメが訪れています。幸運を呼ぶといわれるツバメです。
 最近のツバメは、合理的で巣作りをすることも無く残していた古い空き家から新生活がスタートしました。
3羽のツバメが托卵し、雛を育てていました。3羽、なんという構成でしょう・・・夫婦に同居の親でしょうか、それとも連れ子・・・不可解ですがせっせと協力して子育てしていました。

 今朝はどうやら早くから騒がしく、巣立ちの練習飛行が始まったようです。
巣の周辺をパタパタする子、ひと足先に庭さきまで出て行った子、たしか5羽居ただろう雛の2羽は慎重派でしょうか、巣の中から様子を伺うばかり・・・。ツバメもいろいろです。

 夜、ツバメ家族はどうしたかなと伺うも、短い燕尾が二つ並んで見えます。
まだ巣立ちのできない子達が寄り添っているのかな。見え隠れする老婆心です。

 あの青空をスーッと元気よく飛んで旅立ってほしいものです。わが家から見える丘の上の学校と青い空、何と美しいことでしょう。ここを巣立った子ども達、大空飛んで自立してほしいものです。
  < 燕尾服 小さな夢を 運び来る > 

 
 
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待てば甘露の日和あり

2015-07-01 22:17:55 | Weblog
 <海路の日和あり>と言われることが多いと思いますが、<甘露>とも言いますね。
<待てば甘露の日和あり>焦らず待っていれば好機がやってくるんですね。文字通り甘さが現われました。

 テレビ番組を見て<ものは試し>と始めた黒ラッキョウに劇的に甘さがでてきました。
ニンニクに比べ、水分量の多いラッキョウは半日は炊飯器の蓋を開け乾燥させました。
 毎日、黒ニンニクを食している夫に「これはどう?」と評価をいただきました。まずまず、納得の及第点が頂けたようです。
ニンニク臭に馴染めなかった農婆もラッキョウなら大丈夫。
 ニンニク夫にラッキョウ女房はこれで健康維持で仕事に励みます。
  < 待ちこがれ やっと会えたと ほくそ笑み > 
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