晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

信じて生きる

2016-05-28 21:35:24 | Weblog
 目標をもって生きていたい・・・健康体で仕事が出来る有り難さ。ちょっと貧乏くさい生き方かな・・・。
 
 黒ニンニクが身体に良いと聞きすっかり常備健康食品になった我が家です。
夫はすっかり黒ニンニクの信者です。だけど、どう勧められても女の私はいただけません。
そんな訳で不可能はないだろうと始めたのが<黒らっきょう>。
これもなかなかの優れもの。本当に良いと思えるものは見かけじゃないね。
 あなたはニンニク、あたしはラッキョウ。ちょっと香ってる爺婆かな?さぁ!明日もがんばろう!
  < 健康と 感謝で繋ぎ 明日があり >
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スマホ日誌

2016-05-26 21:15:40 | Weblog
 毎朝、決まったように新聞を開き、作業日誌を記入。自家製黒ニンニクと自家製のヨーグルトを添えた朝食を摂る夫は老いてもイキイキ農夫。

 私、イキイキ農婆は手回しに雨の前にジャガイモを掘ってみた。下葉が黄ばんだ<とうや>だけ。
今年は逆さ植えとこれまで通りの伏せ植えとの比較も試み、さて結果はいかに・・・と楽しみでした。

 1キロの種イモをカットして22株分。伏せたもの・逆さともマルチ栽培。三種のジャガイモの位置確認。
いやはやゴロゴロ立派に育っております。
初めて栽培の<とうや>は白い肌がきめ細やかでなかなかの美人揃いです。
<植え付け>から栽培の要所は忘れてはならないとメモしたのはスマホでした。
それぞれアナログ・デジタルと自分流で自分の持ち場を生きる農夫婦。
  < 畑隅で これもひと役 アプリなり > 

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人生の終いかた

2016-05-23 22:03:41 | Weblog
 舅が逝ってから37年、そこから始まった二人兼業農業の道だったとこの頃しみじみ思うようになりました。
桃の摘果をすませた婆は、今日からは爺の葡萄の手入れの手助けです。もう粒になってます。
農作業は、お互い助け合いながら、作業場は違ってもそれぞれ目指すところは同じなんです。

 昨夜は久しぶりにテレビに見入っていました。NHKスペシャル「人生の終い方」。
余命宣告を受けてから亡くなるまでの間に何を残しますか・・・問われます。ある方は連れ添った奥さんに「ようついて来てくれました」そんな言葉を贈られたとか。
 残された奥さんは今もこの言葉に励まされ暮らされている。やはり永年連れ添った夫婦だと感慨深い。

 40年近く連れ添った我々夫婦。きっと「ようついて来てくれた・・・」なんて不器用な夫からそんな言葉は出ないだろうから、妻の私は「ようひっぱって行ってくれました」そんな言葉を感謝を込めて残しましょうか。
 良いお終いをするには、良い生き方をしませんと・・・そう感じながらやはりこの仕事を続けようと思う爺婆です。
  < 終わりなき この道を往く 爺婆かな > 
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忙しさ

2016-05-22 20:58:10 | Weblog
 相変わらず桃の摘果作業は続いていました。やっと先が見え始め一段落。
 「忙しい」とは文字通り心を亡くす…と亡き母はよく言ったものです。

 桃畑で作業をしていると、側の農道を行き交う人はやはり農家の人達です。短い挨拶を交わし忙しく通り抜けます。
今日は日曜日とあって、珍しく若いお母さんと小さな女の子が「こんにちわ!」と通っていきました。
夕方にはおじいちゃんのお手伝いを終えてだろう、やはり二人が帰って行きます。
 私「お疲れさま。」「〇〇ちゃん。お手伝いが出来ておじいちゃんも喜んでるよ。」「いつかおばあちゃんに逢ったら良い子になってたよと教えてあげるからね。」口数の多いおばあちゃんの声掛けでした。
声掛けされた母子はちょっとけげんそうでした。

 この子のおばあちゃんは病魔に勝てず無念の別れから3年。命日が近くなりました。
私より2歳年上だった彼女はお孫さんが可愛くて下校するお孫さん達を迎え出ていた姿を今も思い出します。
そんな彼女を思い出しながら「忙しい・・・」なんて愚痴も言えないなと思う農婆です。
  < やさしさに 心ほっこり 繁忙期 > 
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ホタルの宵

2016-05-21 20:47:43 | Weblog
 昨夜は「ホタルが飛びはじめたよ」の情報を聞き、孫とともに近くの川に出かけてみた。
雲ひとつない空に真ん丸な月、桃畑の防蛾灯の明かりも見え幻想的な夕暮れ時。
 日中とは違い、薄暗さにちょっと緊張したのか、婆の両手は孫がガッチリつかんで離さず、横並び三人組。
川岸の草むらの中に光りがひとつ・ふたつ・・・と数えるうち、あれよあれよと言う間に無数の光が見え始める。
 ほどなく、一匹がふわりと飛び始めると、わたしも・ボクもと言うようにホタルの見事な乱舞がはじまります。
 トリオの「わーっ!」「わーっ!」の声が暗闇に響きました。
花金は、婆とホタルの観察会。土曜の夜はお父さんもお母さんもお相手で出かけました。孫たちには二夜連続の宵ボタル。
  < 宵ボタル 闇の向こうに 明日が見え >
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おきてがみ

2016-05-20 20:50:45 | Weblog
 今日もとても暑い日でした。28℃だとか・・・。

 二度目のそら豆の収穫をし、置き手紙を添えてて午後の畑仕事へと向かった。
汗を流しながら大きなランドセルを背負って返ってくる孫に「そらまめを むいでおいてね。」「ゆでてもらってね。」と書置きでお願いしておきました。

 自分が子どもの頃、小学校から帰ると母親の置き手紙とおやつがあったものです。
新聞広告の裏へ書かれていました。いつも「宿題をしておやつを食べなさい」「〇〇にいます」そんなものでした。田んぼで働いた母でした。
 そんな事を思い出しながら桃の摘果作業です。
「しまった!」もう一言書き添えればよかった。「れいぞうこに アイスクリームがあるよ」とね。
心配ご無用。いつも我が家は母親が居るんです。

 暑い一日を終え帰宅すると茹で上がったそら豆と孫たちが待ち受けておりました。
  < おきてがみ 書いた自分が 励まされ >

 
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五月晴れ

2016-05-18 21:37:39 | Weblog
 5月18日は語呂合わせで<言葉の日>だって。農婆はいつもラジオの受け売りです。

 農家の仕事はお天気次第。朝一番にPCでお天気チェックです。そして、ラジオの天気予報も注目。
ここしばらくは問題なく晴天続き。ラジオの天気予報ではこんな天候を<一円玉天気>と言うんですって。
これ以上崩しようがないいい天気を言うのだとか・・・。となれば、先日の大荒れ天気は一万円かしら・・・なんてしょうもないこと考えながら、一円玉天気に「さぁ!頑張ろう!」と今日もラジオと桃畑。
 
 ラジオの天気予報は<五月晴れ>について。
梅雨の合間の晴れを五月晴れと言うのがあたり前だけど、予報士さんもやはり「今日の様に晴れた日は<五月晴れ>と言いたいね」「モノを知らないと思われそうだが・・・」とカラカラと笑っていました。
 桃畑の上空は雲一つなく晴れ渡り、やっぱり五月晴れの仕事日和だわ。
  < 繁忙期 パワーも全開 五月晴れ >
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馬鈴薯

2016-05-17 21:55:06 | Weblog
 昨夜から夢うつつで聴いていた<ラジオ深夜便>も放送時間が終わりに近づき<誕生日の花と花ことば>でやっと頭の中にまで届くという爆睡ぶりでした。
 今日の誕生日の花は<じゃがいも>。馬鈴薯とも言われ、その語源は馬の首に付けれれた鈴に似ているところから呼ばれるように・・・そんな馬を想像しながらそろそろ起きようかなと一日の始まり。
 日常生活では<馬鈴薯>の言葉を使うこともなくじゃがいもを通してきましたが、あらためて馬鈴薯もちょっと可愛いじゃない。
 今では聞かなくなったジャガイモの呼び名。子どもの頃、お年寄りは<きんかいも>と言っていたような・・・。呼び名も様々、これって方言なのかな?
 ちなみに、花ことばは<情け深い><恩恵>だとか。
 六十路の婆の言葉の引き出しにしまっておきます。
  < そよ風に 揺れる可憐な きんかいも >
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自分の流儀

2016-05-16 21:44:52 | Weblog
 天候の変化も、果樹も目まぐるしい成長の毎日です。
今日はすっぽり雨の一日。夕方には台風並みの大荒れの風と雨でした。

 雨の日はぶどうの手入れでお付き合いです。
摘芯・・・成長著しい芽を摘んで実にエネルギーを与えます。
房切り・・・ぶどうの房つくりの始まりは、花を切り実を間引くという細かい手入れとなります。
 房切りはハサミを使おうとも摘芯は爪で摘み取るのが先輩方のやり方。
私は手袋にハサミ、もちろん自分の爪で摘み取ることをしないもので、それじゃ「マショクに合わん」と言われたものです。決して仕事が嫌いなわけではなくむしろ好きなんだけど・・・。
若い嫁に「マショク」は何の事?と理解不能でございました。どうやら「間職にあわん」は「勘定があわない」の意らしく甲州弁とのこと。
 「間尺に合わない」が本意かとも思えたが、なぜかこの地の人も「間職にあわん」と言います。

 「間職にあわん」と言われながらも農婆は数十年やっていますから爪の汚れを気にして手袋ハサミのスタイルは譲りません。おしゃれをする訳でも、ネイルをする訳でも無いのだけど、やっぱり女ごころが存在しておりますのよ。
  < 譲れない 女なればの 自分流 >
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腐っても鯛

2016-05-15 20:28:57 | Weblog
 毎年、この季節になるとピチピチの鯛が舞い込んでくるわが家です。
魚捌きはいたって苦手。でもこればかりは婆の手にかかってきます。
下手な私の手料理、お刺身にも時に小骨が・・・何てことでしょう。でも腐っても鯛。小骨はあってもお刺身。やっぱり鯛には鯛の値打ち有り。

 晴れた日の農作業、桃の摘果作業が始まりました。でも明日は雨の予報。
爽やかな五月の風の中、空を見上げ太陽と顔を見合わせての仕事は日焼けがとても気になります。
やっぱり、歳をとっても女。悩ましい~!
  < 五月空 女心が見え隠れ > 
 
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まるかじりライフ

2016-05-13 21:05:48 | Weblog
 ブログ訪問をしていると、そら豆、ラッキョウ、実エンドウなどが登場しており、もうそんな季節になってるのね。さて我が家のはどうかしら・・・。

 今日も忙しく、ラジオを聴きながらひとりでマスカットの花切り作業。
好きな放送<大自然丸かじりライフ>とっても短い放送時間です。
今日は、酒の肴にラッキョウはいかがとおススメ料理は<ラッキョウの醤油ころがし>だって。洗った生ラッキョウにたら~っと醤油を垂らしただけで絶品・・・これはやってみようと畑に寄り、ラッキョウ一株掘って帰りました。
 ついでに実エンドウ、そら豆も初収穫です。
昼食をすませ晩酌用に豆・ラッキョウの準備をして再び農作業にでました。
 
 今日は26℃と気温も高いし、懸命に作業もしたので夕方のビールは美味しいはずです。
いただきました。ラッキョウの醤油ころがし。ふむ~ぅ!微妙・・・。
ラッキョウのスティックで<ようちゃん味噌>をすくっていただけば、なかなかイケます。
 これはまさに、私の丸かじりライフです。
  < 旬菜が 並び夏日の 夕餉かな >
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柚子満開!

2016-05-10 21:56:36 | Weblog
 先日はナンジャモンジャの白い花が盛りだった畑に今は柑橘類の花の香りが爽やかです。

 永年、たくさんの実を付けていたこの柚子の木も移植したばかりにピタリと実を付けなくなって数年になります。
今年は真っ白にたくさんの花を付け、たくさんの昆虫が戯れています。
 このぶんだと今年は再び、香り高い柚子の実が見込めそうです。
 「桃栗三年、柿八年、柚子の大馬鹿18年」でしたっけ・・・。
聞くところによると、まだまだ果実の結実年を語る言葉は続くようです。
・・・女房の不作は60年。亭主の不作は一生。なんて妙に納得しました。
  < 爽やかに 野山いつしか 初夏の色 >
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団塊スタイル

2016-05-09 21:29:30 | Weblog
 とっても元気な団塊世代は今年も変わることなく農作業に明け暮れたゴールデンウイークでした。
少し疲れ気味ですが何ら不満もなくむしろ忙しさの中で得る達成感が生き甲斐のように思えるのが不思議です。

 「栽培面積は減ったのに何だろうねぇ、今までのように仕事がはかどらないのは・・・」
 「そりゃぁ、お互い歳を取ったということ・・・」なあるほど、納得です。徐々に下り坂の爺婆です。
ちょっと弱気のようでもあるけれど、忙しさに読み逃げしているブログの記事に励まされたり、作業中に聴いているラジオに定年後の仕事も満更でもないなと気を取り直したものです。
 広い葡萄温室で終わりの見えてこない細かい作業の連続です。そんな時、ブログで出会った、黙々と草と向き合う草むしりはいつの間にか労働ではなく、内なる自分に耳を傾ける<動く禅>となる・・・そんな記事を思い出しながら。
 誰もがサラリーマンになる必要はなく地域の農業に親しむ体験・・・こんな記事も思い出し爺婆も伝えてやりたい部分だとハサミを動かしておりました。
 現役で働いた時間以上に、定年後の一生を終えるまでの残された時間をどう生きるかこれもまた<ラジオなんです>で聴き入っておりました。
 あぁ!団塊人生いろいろね。
  < 塩っぱさと 甘さで生き抜く 定年後 >
 
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誘われて・・・

2016-05-03 21:38:10 | Weblog
 ゴールデンウイークの真っただ中、爺に誘われ・・・あれまぁ!婆はぶどう温室でのお仕事です。
果樹栽培は適期を逃してはなりません。ぶどうの手入れの助っ人婆です。

 手塩にかけ温室満杯にズラリぶどうが実る秋には、その美しさに多くの方が感動されます。育てている私はむしろ朝の露をまとった瑞々しいぶどうの若葉、この時季が好きです。

 果樹産地はゴールデンウイークどころではなく近隣の果樹農家はどこも忙しく働いています。
 野菜には<友育ち>と<一人生え>があるのだと野菜作りを始めて知った言葉です。
<友育ち>とは周辺と競い合い成長するニンジンのような育ちだといいます。
 われわれ爺婆も切磋琢磨で果樹産地に息づいています。
  
 手の中に入ってしまいそうな小さなハサミで、小さな花房や芽を摘み込んでやります。
爺婆のぶどうへの愛、どうぞしっかり実りますように・・・。
  < シルバーは キラリ輝く 繁忙期 > 
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あぁ!ゴールデンウイーク

2016-05-01 21:24:00 | Weblog
 また果樹農家の忙しい季節がやって来ました。そして、世間はゴールデンウイークでにぎわいます。
 そよ風にそよぐそら豆の畝のほとりに夏野菜の苗を植え付けました。見上げれば元気よく泳ぐ鯉のぼり。

 「乗務員にも農家にもゴールデンウイークはない・・・」そう言いながら兼業農家で頑張り子育てをしてきた30年以上も昔を思い出します。何処へ出かけるでもなく時には実家に子どもを預け、ゴールデンウイークは不憫な思いをしながら家業に専念しておりました。
 今はすっかり爺婆となりゴールデンウイークなんて働いてる方がよっぽど性に合ってます。
 
 孫たちはちょっとお出かけトミカ博OKAYAMAへ、そうそう世間並みに楽しんでおいで・・・と婆はポチ袋に<おこづかい>と書いて『アイスでもたべなさい』と女の子に渡したのでした。

 夕方、畑仕事で疲れた婆に孫娘から可愛いお手紙が・・・小さな折り紙に「おばあちゃん、おかねありがとう」と書かれたメモをずいぶん丁寧に折り紙で包み込んであります。
なんとも、あからさまな文面ですがとても嬉しく、昼間の疲れも何処へやら・・・。
 
 ゴールデンウイークは子どもだけでなくワンコも嬉しいようです。
孫たちとのお散歩から帰ったルイコにビックリ!
  
 クローバーでおめかししてもらったんだとか・・・。
  < 繁忙期 爽やかな風 頬を撫で >   

 

 
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